三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)は高価買取が可能か?同記念硬貨の種類を解説

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)は1995年に発行された記念硬貨です。日本でも馴染み深い三国志演義(作:羅貫中)テーマにデザインされています。今回は発行枚数も少なく高価買取の可能性も高い三国志記念硬貨の種類や特徴を中心にどのような記念硬貨なのか紹介します。

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)とは

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)は高価買取が可能か?同記念硬貨の種類を解説

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)は日本でもおなじみの三国志をテーマにした記念硬貨です。

三国志記念硬貨にはいくつかのシリーズが発行されており、今回取り上げるのはその中でも1995年に発売された三国志演義に登場する4人の英雄が描かれた金貨となっています。

他のシリーズ(1995年~1997年発行)では三国志演義の官渡の戦い赤壁の戦いなど有名な戦いをテーマにした記念硬貨が多いですが、主力人物が集結するのは同記念硬貨の特徴でもあります。

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)の種類と特徴

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)は高価買取が可能か?同記念硬貨の種類を解説

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)は4種類のデザインがセットになった記念硬貨です。

表面には「中国著名古典文学」の文字や三国志演義(※正式には繁体字で「三國演義」)の作者とされている「羅貫中」の肖像が描かれています。

魏呉蜀の中でも同記念硬貨にテーマとして取り上げられているのは「」。蜀漢の初代皇帝である「劉備玄徳」とそれらにゆかりの深い「関羽、張飛、諸葛亮」がそれぞれの裏面デザインに描かれています。

また、同記念硬貨には同じデザインでの10元銀貨も発行されています。

劉備玄徳デザイン金貨

三国志演義の中でも圧倒的に人気の高い劉備が描かれた金貨です。

劉備への人気が高いのは蜀の皇帝というだけではなく物語のエピソードや人徳による影響も大きいでしょう。物語を読んでいると人徳や器の大きさが垣間見えます。

劉備デザインでは雌雄一対の剣(デザイン中では一刀)を持った劉備が描かれています。

関羽雲長デザイン金貨

関羽と聞くと長いひげと長い柄で大刀である「青龍偃月刀」をイメージされる人が多いのではないでしょうか。

三国いずれかの皇帝ではないにも関わらず劉備にも負けないほどの人気を集める関羽の特徴としては圧倒的な強さと侠気にあります。

実際に三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)のデザインでも椅子に座り書物を読んでいる姿と合わせて青龍偃月刀が描かれています。

関羽は敵将である曹操からも欲しいとされるような武将であるところからも、その強さや仁義を貫く姿は見る人の心をグッと惹きつけてしまうのでしょう。

張飛益徳デザイン金貨

張飛は関羽にも劣らない強さを持つ武将ですが、張飛といえば長坂の戦いの仁王立ちのエピソードが一番有名かもしれません。

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)の中では劉備や関羽に人気が集まりがちですが、張飛ファンも多いため4枚のコインから抜けてはならない存在です。

張飛デザインでは愛馬にまたがる張飛が蛇矛(じゃぼう)を持つ姿が描かれています。

諸葛亮孔明デザイン金貨

諸葛亮デザインでは羽扇を持ち椅子に座る諸葛亮が描かれています。諸葛亮は軍師として活躍した武将です。最も有名で知られている戦略は「天下三分の計」でしょうか。

力強い他の武将と比べて知的で戦略家としての側面が強い諸葛亮は渋沢栄一もファンだったとされるほど、多くの人を魅了した人物の一人です。

また、三国志演義自体が物語という前提はあれど諸葛亮が軍師として活躍した背景に孫子の兵法があるとされています。

兵法は戦だけでなく現代でもマーケティングやビジネスにも応用されるほど長く愛読されている書物ですので諸葛亮も孫子兵法を取り入れた有能な戦略家だったのでしょう。

そんな諸葛亮がデザインされた三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)にも他の武将と比較にできない魅力があり、4枚セット硬貨の中でも外せない重要な位置づけの存在です。

▼三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)の概要
・品位:金99.9%(K24)
・重量:1オンス
・サイズ:32mm
・額面:100元
・紀年銘:1995
・発行枚数:1500枚

※日本で広く親しまれている三国志のイメージは「横山光輝」さんの漫画が元になっていることが多いですが、実際に中国での三国志演義で描かれている物語の内容とは少し異なる場合があります。当記事におけるエピソードの記述は広く認知されているであろうと思われる方をケースに応じて取り上げています。

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)を高く売るためのコツやポイント

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)は高価買取が可能か?同記念硬貨の種類を解説

三国志記念硬貨を少しでも高く売るためのコツやポイントを紹介します。

付属品があれば捨てないで取っておく

買取依頼の際には購入したときの付属品を一緒に査定に出すようにしましょう。三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)には専用のケースや証明書があります。

箱や証明書は捨てたり無くしたりしないためにも記念硬貨と一緒に保管しておくと良いでしょう。

記念硬貨は良い状態を保っておこう

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)はK24の純金製です。混ざりものがほとんどないK24タイプの金貨は他の金属に比べると柔らかいため傷が付きやすい鉱物です。

当然ながらキレイで良い状態のまま買取に出すほうが高価買取されやすいですが、金貨を無理にお手入れしようとして傷をつけたりするリスクもあります。必要なとき以外は専用ケースから出さないようにしましょう。

専門の知識を持った査定士のいる業者に買取依頼しよう

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)は鉱物としての金だけではなく、デザインや希少性も査定評価に影響する記念硬貨です。それゆえ、買取を依頼する際は専門の知識のある買取業者に依頼するようにしましょう。

まとめ

三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)は高価買取が可能か?同記念硬貨の種類を解説

三国志演義は日本でも漫画や伝記として広まっていることもあり、小さい頃に夢中になって読んだことがある人も多いのではないでしょうか。

日本の戦国武将にまつわる物語でも人によって好みが分かれるように、三国志においてもどの王朝目線の物語が好きなのかは意見が分かれるところです。

今回の三国志記念硬貨(100元金貨中国記念幣)では劉備をメインとする蜀を中心とした人物が描かれていましたが、魏呉蜀それぞれの皇帝を取り上げているのではなく三国志の中で蜀に焦点をあてて発行されたのもファンの心をつかんだポイントの一つです。

また、三国志金貨シリーズでは戦いに関するテーマで発行されているものが多い中、同記念硬貨では「劉備・関羽・張飛・諸葛亮」といった英雄たちが集結しているだけに人気もあります。

このように、三国志記念硬貨はコインコレクターはもちろんのこと、三国志ファンそして三国志の中でも劉備玄徳率いる蜀の根強いファン、それぞれからの注目も集める記念硬貨です。

発行枚数制限による希少性、デザインテーマ、K24純金、それぞれの側面から見ても価値が付きやすく、状態が良ければ高価買取が期待できる記念硬貨といえます。

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