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中国切手「西北の切絵芸術」とは?伝統美の世界を画像付きで解説

1959年、新中国の幕開けを祝う活気あふれる中国で、特別な切手セットが発行されました。

シルクロードの息吹を感じさせる「西北の切絵芸術切手」は、悠久の歴史の中で育まれた西北地方の伝統文化を鮮やかに映し出します。

ラクダ・ザクロ・オンドリ、そして母子の愛情。素朴ながらも力強い生命力あふれる図案は、人々の心を捉え、中国の伝統美を世界へと発信しました。当記事では、希少な「西北の切絵芸術切手」の発行枚数や各図案の特徴をはじめ、市場価値まで徹底解説します。

当切手の売却や現金化をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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「西北の切絵芸術切手」とは?

中国切手「西北の切絵芸術」とは?伝統美の世界を画像付きで解説

1959年、新中国の夜明けを祝う記念すべき年に発行された「西北の切絵芸術切手」は、中国の豊かな民間芸術文化を象徴する4種の特別な切手です。

この切手セットには、古くから伝わる中国北西部の切絵芸術を広く世に知らしめ、その価値を未来へつなぐという願いが込められています。

西北地方の切絵は、シンプルながらも力強く、素朴な美しさの中に深い魅力を秘めています。日常生活や雄大な自然を題材に、細部にこだわらない大胆で明快な表現が特徴です。

祭りや祝い事など、人々の暮らしに寄り添い、喜びや願いを込めて飾られてきた切絵。

この切手シリーズの発行は、新中国建国10周年の節目に、国民の心に文化遺産への誇りを刻み、同時に世界に向けて中国伝統文化の美しさを発信する役割を担いました。

切手に選ばれた図案は、西北地方を代表する珠玉の切絵作品ばかりです。

それぞれに豊かな文化背景と深い意味が織り込まれ、中国民間芸術の価値を中国国民に再認識させ、その保存と継承を促す大きな一歩となりました。

「西北の切絵芸術切手」の4つの魅力的なデザイン

中国切手「西北の切絵芸術」とは?伝統美の世界を画像付きで解説

各切手は、黒一色で描かれたシンプルながらも奥深いデザインが特徴です。

中国切絵で多用される「鋸歯模様」の技法が、動植物や人物の輪郭を際立たせ、独特の風合いを生み出しています。

4種類のデザインテーマと発行枚数は以下のとおりです。

✔ ラクダ(額面8分、発行枚数800万枚)
✔ ザクロ(額面8分、発行枚数800万枚)
✔ オンドリ(額面8分、発行枚数800万枚)
✔ 人物(額面8分、発行枚数750万枚)

ここからは、各切手の図案を詳しく解説し、その背後にある文化的な意味や芸術的価値を探っていきます。

ラクダ

ラクダ」の切手は、シンプルながらも力強い西北地方の切り紙芸術を体現しています。

画面中央に大きく描かれたラクダは、困難に立ち向かう勇気と忍耐力を象徴しているのです。特徴的な鋸歯模様で表現された毛並みは、砂漠の過酷な環境を生き抜く力強さを感じさせます。

背景の砂漠の色調と相まって、ラクダの生命力が際立つデザインです。

ザクロ

ザクロ」の切手は、中国西北農村の特産品であるザクロと桃を組み合わせ、多産と長寿の象徴として描かれています。

緑色の背景に映える鮮やかなザクロと桃は、家庭の繁栄と健康への願いを表現しているのです。

シンプルながらも力強い構図で、自然の恵みと家庭の幸せを感じさせるデザインです。

オンドリ

オンドリ」の切手は、中国の伝統的な切り紙芸術の技法を用いて、生命力と活力に満ちたオンドリを描いています。

赤い背景に堂々と立つオンドリは、自信に満ちた姿で新たな始まりを告げているかのようです。

細部まで丁寧に表現された羽毛と、朝焼けを思わせる赤い背景が、希望に満ちた未来を予感させます。

人物

人物」の切手は、陝北地方の切り紙を採用し、中国の伝統的な物語「三娘教子(三娘が子を教える)」の一場面を描いています。

子どもに教えを説く母親の姿に焦点を当てることで、教育に対する真剣さと献身を強調しているのです。母親の落ち着いた表情とシンプルな背景が、深い愛情と教育への情熱を象徴し、家庭の大切さを伝えます。

これらの図案は、中国の伝統文化と芸術を見事に融合させ、それぞれのモチーフが持つ象徴性と美しさを表現しているのです。力強いラクダ・豊かなザクロ・誇り高いオンドリ・そして献身的な母親の姿を通して、中国の文化と価値観に触れられます。

西北の切絵芸術切手」は、単なる郵便料金の支払い手段ではなく、当時の中国文化を今に伝える貴重な存在といえるでしょう。

▼中国切手「西北の切絵芸術」の詳細
・発行日:1959年1月1日
・額面:各8分
・切手デザイン:全4種類
・発行枚数:750万枚~800万枚
・編号:特30

「西北の切絵芸術切手」の市場価値と高価買取のコツ

中国切手「西北の切絵芸術」とは?伝統美の世界を画像付きで解説

「西北の切絵芸術切手」は、中国切手の中でもコレクター人気が高いシリーズです。

その市場価値は、切手の状態や希少性によって大きく変動します。

とくに、未使用かつ状態の良い切手は高値で取引される傾向です。シートやブロックなど、まとまった状態で保管されているものはさらに価値が高まります。

しかし、この切手は色あせや剥げが発生しやすいため、注意が必要です。劣化は切手の価値を大きく下げる要因となります。

また、「人物」の切手は発行枚数が少ないものの、現時点では他の3種類との価格差は大きくありません。

一般的に状態の良いプレミア切手は、コレクター市場で高い人気を誇るため、買取価格が額面を上回るケースも珍しくないといえます。

もし、お手元に「西北の切絵芸術切手」をお持ちでしたら、専門家による査定を受けてみることをオススメします。価値を正しく評価してもらい、高価買取のチャンスを逃さないようにしましょう。

福ちゃんでは、中国切手の買取を強化中です。

今回の「西北の切絵芸術切手」のように、額面より高い価値を持つプレミア切手は、相場に応じた買取価格をご提示いたします。

大量の切手や、未仕分けの切手も買取のご相談を承ります。

買取福ちゃんの無料査定を、この機会にぜひご利用ください。

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まとめ

中国切手「西北の切絵芸術」とは?伝統美の世界を画像付きで解説

西北地方は、シルクロードの要衝として栄え、多様な文化が交錯する歴史のある地域です。

その独特な芸術表現は、中国の豊かな文化的多様性を象徴しています。

とくに、素朴ながらも力強い西北の切絵は、都市部の人々に農村の活力を再認識させ、地方文化の重要性をあらためて示しました。1959年当時、中国における文化的復興の象徴として、民族の誇りを高め、伝統文化を未来へつなぐ役割を果たしたのです。

当時の印刷技術の限界により、目打ちが甘く、歯型が損傷していない完全未使用の「西北の切絵芸術切手」は非常に希少です。

この希少性もまた、切手の価値をさらに高めています。

西北の切絵芸術切手」は、単なる収集品としての価値を超え、中国の豊かな文化遺産と歴史を物語る貴重な存在です。現代を生きる私たちに、伝統の美しさと奥深さを伝え、未来へとつなぐ架け橋となるでしょう。

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