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中国が祝うソ連の偉業が切手に!1960年「ソ連の月ロケット」の切手詳細と買取市場での価値

宇宙開発の黎明期、人類の夢と野望が月に向けられた時代がありました。

冷戦の緊張が高まる中、科学技術の進歩が国家の威信と直結していた1950年代末。今回はそのような激動の時代に発売された中国切手、「ソ連の月ロケット」をご紹介します。

この切手は、宇宙開発競争の熱気、国際関係の複雑さが凝縮されています。

・なぜ中国がソ連の成果を祝う切手を発行したのか?
・その背景にある歴史や、切手のデザインに込められた意味とは?
・そして、今なおコレクターから人気を集めるこの切手の価値とは?

当記事では、時代を超えて語り継がれる「ソ連の月ロケット切手」の詳細を解説します。

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「ソ連の月ロケット」切手とは

中国が祝うソ連の偉業が切手に!1960年「ソ連の月ロケット」の切手詳細と買取市場での価値

1959年、ソビエト連邦は宇宙探査の分野で大きな一歩を踏み出しました。

☑ 1月:最初の宇宙ロケットの打ち上げに成功
☑ 9月:第2号ロケットが月面に到達し、ソ連の国章を月に届けることに成功

さらに、同年10月には3機目の宇宙ロケットを打ち上げ、重さ278.5キログラムの無人月探査機「ルナ3号」を予定軌道に送り込みました。

ルナ3号は人類初、月の裏側の写真を撮影することに成功。これは宇宙探査の歴史における重要な成果となります。

このような偉大な業績を記念して中国は1960年4月、ソビエト連邦の宇宙科学技術の進歩を祝うために、記念切手を発行しました。

それが、今回取り上げる中国切手「ソ連の月ロケット」です。

宇宙開発の分野で激しく競い合っていたソ連とアメリカ合衆国の「宇宙開発競争」において、リードを奪っていることを示した出来事でもあります。

この探査機のミッションは、宇宙探査の新たな時代の幕開けを告げるものであり、後の宇宙探査ミッションに大きな影響を与えました。

この切手は、当時の世界情勢や科学技術の発展、そして国際関係を反映するものとしても評価されています。

「ソ連の月ロケット」切手の種類とデザイン

中国が祝うソ連の偉業が切手に!1960年「ソ連の月ロケット」の切手詳細と買取市場での価値

中国切手「ソ連の月ロケット」は、2種のデザインで構成された切手セットです。

ともに単色でシンプルなデザインながらも、メッセージ性のつまったデザインとなっているのが特徴です。それぞれの切手デザインテーマは以下のとおり。

✔ ソ連の国章(額面8分、発行枚数1000万枚)
✔ 第3号ロケット(額面10分、発行枚数300万枚)

テーマ「ソ連の国章」

ソ連の国章」図案の右上には月の一角が描かれており、その上に広がる宇宙の背景が無限の広がりを感じさせるデザインです。

左下にはソ連の五角形で表示された国章が描かれており、その上から白い光の道が伸びています。光の道の先端は、切手の右上に描かれている月面上の小さな五角形の白い点と繋がっている様子が伺えます。

切手デザイナーはこの光の道を使うことで、ソ連のロケット技術により国家のシンボルである国章が月面に到達したことを表現。

この切手デザインではロケットの打ち上げを描くだけでなく、ソ連の国家的威信と科学技術の進歩を巧みに融合させています。

テーマ「第3号ロケット」

第3号ロケット」の切手図案は、人類の宇宙探査の大きな進展を象徴的に描いています。図案の右上には月の一角が描かれ、その下にはアンテナを伸ばし、月面にしっかりと固定された探査機が示されています。

この切手に描かれている第3号ロケットは、「ルナ3号」です。

探査機であるルナ3号は単に月の表面に設置されているだけでなく、月の底部に位置しているように描かれており、これは人類が初めて月の裏側を見たという歴史的な瞬間を示しています。

アンテナが宇宙に向かって伸びる様子は、このステーションが月と地球、あるいは他の惑星との通信を象徴しているものです。

このデザインは、科学技術の進歩と人類の宇宙への挑戦を視覚的に表現しており、当時の人々に宇宙開発の興奮と可能性を感じさせる効果的な図案となっています。

▼中国切手「ソ連の月ロケット」の詳細
・発行日:1960年4月30日
・額面:8分、10分(※100分=1元)
・切手デザイン:全2種類
・発行枚数:300万枚~1000万枚

「ソ連の月ロケット」切手を高く売るポイント

中国が祝うソ連の偉業が切手に!1960年「ソ連の月ロケット」の切手詳細と買取市場での価値

希少な「ソ連の月ロケット切手」は、その歴史的意義と発行枚数の少なさから、コレクター間で高い人気を誇ります。

未使用に近い状態で保管されているものは、とくに高価買取を期待できます。

切手の価値を最大限に引き出すためには、汚れや破損を防ぎ、発行当時の美しさをなるべく保つことが重要です。

そこで、切手アルバムや専用ケースでの保管がオススメです。また、シート状の切手は、切り離さずそのまま査定に出すことで、より高い評価を得られる可能性があります。

「ソ連の月ロケット切手」をはじめ、価値ある中国切手の売却をお考えの方は、ぜひ切手買取の実績が豊富な「福ちゃん」にご相談ください。

専門スタッフが、お客様の大切な切手を丁寧に査定し、価値に見合った価格をご提示いたします。

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まとめ

中国が祝うソ連の偉業が切手に!1960年「ソ連の月ロケット」の切手詳細と買取市場での価値

1960年、記念切手が発行された中国は、建国10年余りを経て、国内外の情勢に翻弄されていました。社会主義建設を推し進める一方で、冷戦下における国際的な緊張の高まり、とくにソ連との複雑な関係は、中国にとって大きな課題でした。

そのような中、ソ連が1959年に達成した「ルナ3号」による月の裏側撮影成功は、世界を驚かせると同時に、中国にも大きな衝撃を与えました。この偉業は、ソ連の科学技術力の高さを示すだけでなく、宇宙開発競争における優位性を誇示するものだったのです。

この切手はまさに、そのような時代背景を反映しています。ソ連の月ロケット成功に触発され、自国の科学技術発展への強い決意を示すと同時に、当時良好であった中ソ関係を象徴するものでもありました。

しかし、1960年代半ばには中ソ対立が激化し、両国の関係は大きく悪化します。皮肉にも、この切手は、良好だった時代を物語る貴重な資料として、その後の歴史的転換点を浮き彫りにしています。

このように「ソ連の月ロケット切手」は、1960年の中国の国内外情勢・ソ連との関係・宇宙開発競争という、複雑な時代背景を凝縮した貴重な証言者といえるでしょう。

単なる切手としてだけでなく、歴史的資料としての価値も高く評価されています。

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