秦始皇の遺産!1983年発行の兵馬俑切手と小型シートの歴史や価値をわかりやすく解説

中国が誇る世界遺産「兵馬俑へいばよう)」をモチーフにした貴重な切手が、1983年に発行されました。歴史的発見の熱気冷めやらぬ中、登場した「兵馬俑切手」と「兵馬俑小型シート」は、その芸術性と希少性から、コレクターたちの心を掴んで離しません。

当記事では、兵馬俑切手の田型切手と小型シートをそれぞれ、詳しくご紹介します。兵馬俑の歴史的背景や、切手のデザインの特徴、市場価値や高く売るためのコツなどを詳しく解説。

歴史ファン、切手収集家はもちろん、中国文化に興味を持つ方々にとっても、新たな発見と知識が得られる内容です。

古代中国のロマンに触れながら、兵馬俑切手の価値を再発見してみませんか?

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「兵馬俑」&「兵馬俑小型シート」切手とは

秦始皇の遺産!1983年発行の兵馬俑切手と小型シートの歴史や価値をわかりやすく解説

中国史上初の皇帝、「秦の始皇帝(秦始皇)」。

彼の眠る巨大な陵墓を守るため、2200年以上も前に作られたのが「兵馬俑」です。

兵士」「」「戦車」など、8000体以上はあるとされる実物大の兵馬俑は、始皇帝の死後も彼を守るべく、地下深くで静かにそのときを待っていました。1974年、中国陝西省にある「秦始皇陵」の付近で、農民による偶然の発見は、世界を震撼させる大ニュースとなりました。

兵馬俑は単なる像ではありません。

発見された「歩兵」「騎兵」「弓兵」などの像は、まるで本物の軍隊のような編成で、一人ひとりの顔や髪型まで細かく作り分けられています。彼らの持つ武器や防具も、当時の技術の高さを物語る貴重な資料です。

兵馬俑の発見は、古代中国の軍事力や文化を知る上で、まさに世紀の大発見でした。

1983年には、その歴史的価値を称え、「兵馬俑切手」と「兵馬俑小型シート」が発行されました。

現在、兵馬俑はユネスコ世界遺産に登録され、「世界の八番目の奇跡」と称賛されています。

秦始皇兵馬俑博物館」を訪れることで、古代中国の息吹を肌で実感できるでしょう。

兵馬俑は、2200年の時を超えて、秦の時代の軍事力と文化、そして始皇帝の野望を現代に伝える貴重な中国の世界遺産です。

「兵馬俑」切手の特徴やデザイン

秦始皇の遺産!1983年発行の兵馬俑切手と小型シートの歴史や価値をわかりやすく解説

中国切手「兵馬俑」は、4種類のデザインで構成された、古代中国の神秘を伝える切手セットです。

それぞれの切手は、縦30mm、横40mmの横長サイズで、兵馬俑の魅力を余すところなく表現しています。

切手のデザインテーマ、発行枚数は以下のとおりです。

✔ 兵士の陶俑群(額面8分、発行枚数1038.22万枚)
✔ 陶俑の兵士(額面8分、発行枚数1002.09万枚)
✔ 兵馬俑(額面10分、発行枚数498.84万枚)
✔ 俑坑内の風景(額面70分、発行枚数274.72万枚)

兵士の陶俑群】:整然と並ぶ兵士たちの姿は、秦王朝の強大な軍事力を象徴しています。一人ひとりの表情や姿勢の違いに、秦軍の規律と個性が垣間見えるデザインです。

陶俑の兵士】:威厳ある表情をした兵士の眼差しからは、忠誠心と強い意志が宿っているようにも見えます。兵士の表情から当時の軍装にいたるまで、精巧に表現されたデザインです。

兵馬俑】:馬を従え、今まさに戦場へ赴かんとする兵士の姿が描かれています。その勇ましい姿は、見る者に戦場の緊張感と兵士の覚悟を伝えるかのようなデザインです。

俑坑内の風景】:兵馬俑が整然と並ぶ、壮大な俑坑(ようこう)が描かれています。まるで兵士たちの声が聞こえてくるような、臨場感あふれるデザインです。

▼中国切手「兵馬俑」の詳細
・発行日:1983年6月30日
・額面:8分、10分、70分(※100分=1元)
・切手デザイン:全4種類
・発行枚数:274.72万枚~1038.22万枚

「兵馬俑小型シート」切手の特徴やデザイン

秦始皇の遺産!1983年発行の兵馬俑切手と小型シートの歴史や価値をわかりやすく解説

兵馬俑切手と同時発売された小型シートは、兵馬俑坑全体を俯瞰する壮大な構図が特徴。

デザインテーマは「兵馬俑と俑坑内」、額面は「2元」、発行枚数は「85.04万枚」です。

小型シート全体に広がるのは、兵馬俑坑の壮大なパノラマです。背景には、無数の兵馬俑が整然と並ぶ様子が透かしで描かれ、中央には馬を引く兵士の姿がクローズアップされています。全体と部分が織りなす見事な調和は、まさに芸術作品と呼ぶにふさわしいでしょう。

兵馬俑切手と合わせてコレクションすれば、古代中国のロマンをより深く堪能できます。

歴史の重みと芸術の美が融合した兵馬俑小型シートは、切手コレクションにも最適なアイテムです。

▼中国切手「兵馬俑小型シート」の詳細
・発行日:1983年6月30日
・額面:2元
・切手デザイン:1種類
・発行枚数:85.04万枚

「兵馬俑」&「兵馬俑小型シート」の市場価値や高く売るコツ

秦始皇の遺産!1983年発行の兵馬俑切手と小型シートの歴史や価値をわかりやすく解説

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まとめ

秦始皇の遺産!1983年発行の兵馬俑切手と小型シートの歴史や価値をわかりやすく解説

1970年代後半から80年代、中国は改革開放政策を推し進め、国際社会との交流を深めていました。

そのような中、1974年に陝西省で「兵馬俑(へいばよう)」が発見されたことは、世界に衝撃を与え、中国の歴史と文化の奥深さを再認識させる出来事となったのです。

兵馬俑は、2200年以上前の秦王朝が誇った軍事力と文化の粋を集めた、まさに「20世紀最大の考古学的発見」の1つ。その存在は、中国の歴史研究に新たな光を投げかけ、中国文化の世界的評価を高める原動力となりました。

1983年に中国で発行された兵馬俑切手は、この歴史的発見を記念し、兵馬俑の壮大な姿を後世に伝える貴重なコレクションアイテムです。

切手のデザインは、兵馬俑の精巧な造形美と、地下宮殿の荘厳な雰囲気を見事に再現。芸術的価値も高く、中国国内外で多くのファンを魅了しています。

兵馬俑切手」と「兵馬俑小型シート」は、単なる中国切手ではありません。

中国が改革開放へと舵を切り、世界に向けて新たな一歩を踏み出した「時代の象徴」ともいえるでしょう。

そして、兵馬俑の発見がもたらした、歴史的・文化的インパクトを物語る貴重なコレクションアイテムでもあるのです。

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