絶滅危惧種を守るメッセージ!1962年中国切手「丹頂鶴」の価値と買取を解説
絶滅危惧種の保護を訴えるメッセージと共に、中国初の野生動物切手として発行された「丹頂鶴」。著名な花鳥画家・「陳之佛」の原画を忠実に再現した3種類の切手は、優美な「タンチョウ」の姿を繊細な色彩で表現し、芸術作品としてのコレクション価値も高く評価されています。 この記事では、1962年中国切手「丹頂鶴」の魅力と、高値買取を目指すためのポイントをご紹介します。
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「丹頂鶴」切手とは
東アジアの湿地に生息する美しい鳥、タンチョウ。その姿は、古くから絵画や文学など、さまざまな文化の中で、長寿や幸福の象徴として親しまれてきました。
1962年に中国で発行された特殊切手「丹頂鶴」は、著名な花鳥画家・陳之佛の原画を忠実に再現した3種類の切手です。優美なタンチョウの姿を繊細な色彩で表現したこの切手は、芸術作品としてのコレクション価値も高く評価されています。
丹頂鶴は「タンチョウ」とも呼ばれる美しい鳥です。主に東アジアの湿地や沼地に生息し、日本の北海道や中国の東北部、ロシアのシベリアなどが主な生息地として知られています。
タンチョウは、全長約150センチメートル、翼幅は約2メートルにもなる大型の鶴です。その白い体に黒い翼の先端、そして名前の由来となった赤い(タン)頭が特徴的です。
一夫一妻制でパートナーと生涯を共にすることが多く、その愛情深い姿から「夫婦の象徴」としても知られています。春になると、独特の求愛ダンスを披露することで有名です。これは、鶴同士が互いに高く飛び跳ねながら美しいポーズを取るもので、その美しさには多くの人々が魅了されます。
しかし、丹頂鶴の美しい姿にもかかわらず、その生息地は人間の活動による影響を受けやすく、湿地の開発や環境汚染などが問題となっています。そのため、現在では国際的に絶滅危惧種に指定され、保護活動が行われているのです。
「丹頂鶴切手」は、タンチョウの保護を呼びかけるメッセージと共に、その美しさを未来へと伝えていく役割を担っています。発行から60年以上経った今でも、多くの人々を魅了し続けているこの切手は、タンチョウの保護活動への意識を高める重要な役割を果たしています。
「丹頂鶴」切手の特徴とデザイン
中国切手「丹頂鶴」は、3種類のデザインで構成された切手セットです。いずれのデザインも、「丹頂鶴の生態」を表現しており、優雅なタンチョウの姿は、芸術作品としてのコレクション価値も高く評価されています。
それぞれの額面と発行枚数は、以下のとおりです。
✔ 8分切手:発行枚数1,000万枚
✔ 10分切手:発行枚数500万枚
✔ 20分切手:発行枚数400万枚
中国切手「丹頂鶴」のデザインは、中国の名高い花鳥画家「陳之佛(陳之仏)」の作品を忠実に再現しており、芸術作品そのものが切手に息を吹き込まれたかのようです。
・8分切手:竹林を背景に、二羽の鶴が描かれています。首を曲げて鳴き声を発している姿が特徴的です。
斜めの対角線を使った構図は、画面に動きを与え、活き活きとした印象を与えます。切手の右下に竹林と二羽の鶴を配置し、左上の空いたスペースに鶴の赤い頭部を配置することで、構図の空白を埋めると同時に、目をひくデザインとなっています。
・10分切手:青空を背景に、二羽の鶴が優雅に舞う様子が描かれていますね。反S字構図は、曲線的な動きを表現し、大空を自由に飛んでいるような躍動感を演出しています。
・20分切手:松の木と波を背景に、岩の上に立つ一羽の鶴が描かれています。力強い立ち姿は、荒波にも立ち向かう強さを表現しており、「工」字型の構図は、その力強さを強調しているのです。
▼中国切手「丹頂鶴」の詳細
・発行日:1962年6月10日
・額面:8分、10分、20分(※100分=1元)
・切手デザイン:全3種類
・発行枚数:400万枚~1,000万枚
「丹頂鶴」切手の買取市場価値と高値で売るコツ
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1962年に発行された中国切手「丹頂鶴」は、著名な花鳥画家・陳之佛の原画を忠実に再現した芸術作品として、高い評価を受けています。希少価値も高く、切手買取市場においても人気の高い切手です。
過去事例を実際に見てみると、額面を上回る買取額での取引が多くあります。
高値のポイントとしては、きれいな状態に保たれていることが鍵になるでしょう。
破れや色あせなどの劣化が激しい切手だと、価値がつかないこともあるので注意が必要です。発行から年月がかなり経過しているため、取り扱いを慎重に行うことが推奨されます。
3種類の中での価値差は、発行枚数や額面による違いによる差が順当にある程度で、そこまで大きく突出しているような価値の開きは見られません。
そのため、どれかをバラバラで買取査定に出すよりも、3種類がそろっている場合にはセットになった状態で出すのがオススメです。
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まとめ
1962年に発行された「丹頂鶴切手」は、中国で初めて野生動物をテーマにした切手シリーズであり、鳥類を特集した最初の特殊切手でもあります。
丹頂鶴は、その優雅な姿と生態系における重要な役割で、中国をはじめとする多くの国々に深い影響を与えています。中国では、丹頂鶴は長寿と幸福の象徴とされ、伝統的な文化や芸術にも頻繁に登場します。
また、同切手は中国の著名な花鳥画家による美しいデザインと希少価値から、アート作品としてコレクションに加えている方も多いようです。
色彩的に色あせしやすい切手ですが、良好な状態で保たれている同切手セットは、買取市場でも高値がつくことがあります。
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