【中国切手】「第1回新興勢力体育大会」の種類と特徴|切手買取での価値や買取価格についても解説
切手のテーマとなった同体育大会は、インドネシアの「スカルノ大統領」の呼びかけで開催につながった国際競技会で、「反オリンピック」に近い位置づけのスポーツ大会です。
今回登場する中国切手は、同大会の開催記念に発行され、切手買取でも高価買取の事例がある貴重な記念切手となっています。
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「第1回新興勢力体育大会」切手とは
第1回新興勢力体育大会切手とは、1963年に中国で発行された記念切手のことです。
1963年11月にインドネシアの首都ジャカルタで行われた、「第1回新興勢力体育大会」の開催を記念して発行されたものになります。
インドネシアの「スカルノ大統領」が提唱した同大会は、オリンピック委員会の支配と独占に対抗し、新興国の国際スポーツへの参加と発展を促進する象徴的な出来事となりました。
競技は全部で21種目です。中国をはじめとした、アジア・アフリカ・ヨーロッパ・ラテンアメリカの51の国と地域から、2000人以上のアスリートが参加しました。
「第1回新興勢力体育大会」切手の特徴やデザイン
中国切手「第1回新興勢力体育大会」は、5種類の図案で構成される切手セットです。
第1回新興勢力体育大会では、多くの競技が行われました。
競技内容は以下のとおりです。
バスケットボール / バレーボール / サッカー / 卓球 / バドミントン / テニス / ホッケー / 陸上競技 / 水泳(水球と飛込みを含む)/ 重量挙げ / 体操 / 射撃 / アーチェリー / ボクシング / 自転車 / フェンシング / 柔道 / レスリング / セーリング など
上記のように、数多くの競技が行われた世界的な総合スポーツ大会でした。
その中から、切手デザインとして以下の4つの競技と入場式が採用されています。
✔ サッカー(額面8分、発行枚数400万枚)
✔ 円盤投げ(額面8分、発行枚数400万枚)
✔ 入場式(額面10分、発行枚数300万枚)
✔ 水泳(額面8分、発行枚数400万枚)
✔ 体操(額面8分、発行枚数400万枚)
それぞれの切手が、選手の競技シーンを躍動感のあるポーズで描かれたデザインです。
横長の10分切手である【入場式】では、ヤシと赤い旗を背景に、第1回新興勢力体育大会の壮大な雰囲気を描いています。
▼中国切手「第1回新興勢力体育大会」の詳細
・発行日:1963年11月17日
・額面:8分、10分(※100分=1元)
・切手デザイン:全5種類
・発行枚数:300万枚~400万枚
「第1回新興勢力体育大会」切手の市場価値や高く売るコツ
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中国切手の買取相場では、過去に第1回新興勢力体育大会切手で額面以上の取引事例が多くあります。
5種類の中では、「入場式」の切手がほかよりも高値の傾向ですが、額面の違いを考慮するとそこまで大差はないような印象です。
ただし、1つだけ注意したいのは、切手の状態によって査定額に大きな開きがあることです。
表面の剥げや色あせ具合がひどい場合は、査定額がつかないこともあるため良好な状態を保てるように保存しておきましょう。
最近では、ヒンジ跡を残さないようにヒンジレスアルバムなどを利用する人が増えてきています。大切なコレクション品を手放すときに、最大限の価値をつけてもらうためにも、これらのアイテムを活用するのが最善です。
中国の古切手は価値があるものも多いため、高価買取を狙うなら、切手買取に力を入れている買取業者を中心に選ぶとよいでしょう。
中国切手は種類も多く、正確な価値の判断には専門知識が必要です。少しでも高く売るためには、知識豊富な査定士のいる福ちゃんの切手買取を利用しましょう。
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まとめ
1963年、第1回新興勢力体育大会の切手が発行された当時、中国は大きな国際的変動の中にありました。文化大革命の前夜ともいえるこの時期、中国は世界各国との関係性を模索しながら、国際社会での独自の立場を確立しようとしていました。
とくに西側諸国との緊張関係が際立っていた中、非同盟国家との連携を強め、第三世界国家のリーダーとしての地位を築き上げようとしていたのです。
この政治的背景のもと、第1回新興勢力体育大会は新興国家による団結のシンボルとして開催。
後に、インドネシアと中国は新興国によるパートナーシップである「新興勢力会議」の結成につながっていくなど、大会の開催によって国際社会での影響力を拡大する重要な役割を果たしました。
切手に描かれた大会のシーンや参加国の選手たちが団結する姿は、当時の世界情勢を反映しており、歴史的、文化的な価値も高いといえます。
保存状態の良い切手は高価買取も見込めるため、中国切手の現金化を検討されている場合は一度査定に出して、その価値を確かめてみましょう。