【中国切手】「辛亥革命50周年」のデザインや特徴|切手買取価格の動向や価値についても解説
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「辛亥革命50周年」切手とは
辛亥革命50周年切手とは、1961年に中国で発行された記念切手のことです。
辛亥革命は1911年に中国で起こりました。2000年以上続いた封建君主制、とくに清王朝に対する反乱でした。この革命は西洋の民主主義と近代化の影響を受けた、中国の知識人と活動家によって主導されたものです。
辛亥革命で最も著名なリーダーは、切手デザインにも取り上げられている「孫中山」です。
革命の主な目的は、専制的な皇帝制を終わらせ、共和国を樹立することでした。辛亥革命は、清の最後の皇帝が退位し、「中華民国」が成立したことで成功を迎えます。
中華民国の成立により、中国で初めての共和国が誕生。近代化への道が開かれました。一連の出来事は、中国の政治と社会に深い変化をもたらし、現代中国の形成に大きな影響を与えています。
当切手は、上述した辛亥革命から50周年を記念して発売されたものです。
「辛亥革命50周年」切手の特徴やデザイン
中国切手「辛亥革命50周年」は、2種類のデザインで構成される切手セットです。
落ち着いたトーンで、金と銀の色合いを組み合わせたデザインが特徴です。それぞれの図案テーマは、以下のとおりです。
✔ 蜂起のレリーフ(額面8分、発行枚数800万枚)
✔ 孫中山の肖像(額面10分、発行枚数300万枚)
【蜂起のレリーフ】の切手では、中国北京の天安門広場にある「人民英雄紀念碑」の浮彫像である、「武昌蜂起」をモチーフにしたデザインが描かれています。
【孫中山の肖像】では、「人民服(中山服)」を着た「孫中山」が描かれています。孫中山は辛亥革命の指導者であり、清王朝を倒して中華民国を建国した中心人物です。
▼中国切手「辛亥革命50周年」の詳細
・発行日:1961年10月10日
・額面:8分、10分(※100分=1元)
・切手デザイン:全2種類
・発行枚数:300万枚~800万枚
「辛亥革命50周年」切手の市場価値や高く売るコツ
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中国切手の買取市場で「辛亥革命50周年切手」の相場や価値を調べてみると、比較的、高値で取引されているのが確認できます。
超レア切手の代表格とされる、「梅蘭芳舞台芸術切手」や「全国の山河は赤一色切手」と比べると見劣りしてしまいますが、額面以上での買取価格での事例が多くある切手です。
また、中国切手の買取価格は同じ切手でも、切手の状態によって変化しますので、可能な限り良い状態(きれいな状態)を保ちながら保管しておきましょう。
切手をシート状でお持ちの場合には、切り離さずにシート状のまま査定に出すほうが、査定額は高くなります。高価買取を狙うためには、バラバラにして1枚ずつ売るよりも「シートのまま売る」のがコツです。
福ちゃんでは、専門部署や専門知識に長けた査定士による切手買取が可能です。お手元の中国切手を手放そうとお考えなら、ぜひ買取福ちゃんにお任せください。
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まとめ
20世紀初めごろ、中国は大きな変革の時期を迎えていました。長年にわたる封建君主制と外国の圧力により、国内の不満が高まっていた時期です。
1911年、ついに不満が爆発し、辛亥革命が勃発。この革命は清王朝を終わらせ、中華民国の成立をもたらし、中国の近代化への道を開いた歴史的な出来事です。孫中山などの革命家によって導かれ、国民主権の新たな時代が始まりました。
辛亥革命は、中国における民主的な理念と国民の自決の重要性を確立しました。革命が与えた影響は中国の政治、社会、文化に深く根ざし、今日の中国に重要な役割を果たし続けています。
「辛亥革命50周年記念切手」は、辛亥革命が中国の歴史において果たした“重要な役割を表現”しています。中国の近代化と民主化への道を切り開いた、革命の意義を今に伝えるものです。
これらの歴史的意義に加えて、限られた発行枚数やデザイン性を考慮すると、価値の高い中国切手であるといえるでしょう。
切手買取においても、「状態次第では高価買取も見込める」中国切手です。切手アルバムの中に眠っていた場合は、買取査定による現金化を検討してみてはいかがでしょうか。