【中国切手】「医師ベチューン誕生70周年」の詳細と切手買取における価値を解説
カナダ生まれの医師であるベチューンが中国の切手として発行された経緯とともに、切手の特徴やデザインなどの詳細をお届けします。
また、切手買取で「医師ベチューン誕生70周年は高く売れるのだろうか?」とお考えの方に、切手の価値をふまえた買取市場の現状や高価買取ポイントなどを解説します。ぜひ最後までお読みください。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
「医師ベチューン誕生70周年」切手とは
医師ベチューン誕生70周年切手とは、1960年に中国で発行された記念切手のことです。ベチューンの生誕70周年を祝う目的での発売となっています。
「ベチューン(ノーマン・ベチューン)」は、1890年3月3日にカナダのオンタリオ州で生まれた外科医です。とくに、胸部外科の分野で著名ですね。
ベチューンは、第一次世界大戦中に衛生兵として働きました。戦争後、彼はカナダやヨーロッパでさらに医学を学び、胸部外科と関連する医療技術の専門家として名声を博しています。
その後、カナダ共産党でもあったベチューンは中国共産党とも密接な関係を持ち、1938年には中国に赴いて毛沢東率いる八路軍と共に活動を始めます。
この1937年から1945年までの日中戦争(抗日戦争)においては、戦線で自ら治療にあたるなど重要な役割を果たしました。
しかし、ベチューンは1939年に中国で手術中の事故により感染したことが原因で死亡。死後には彼の名を冠した学部の設立や記念像が建てられるなど、その業績は広く称賛されており、英雄として扱われている存在です。
「医師ベチューン誕生70周年」切手の特徴やデザイン
中国切手「医師ベチューン誕生70周年」は、2種類のデザインで構成された切手セットです。
いずれの切手も額面は「8分」、発行枚数は「540万枚」限定となっています。それぞれのデザインテーマは以下のとおり。
✔ ベチューンの肖像
✔ 治療中のベチューン
【ベチューンの肖像】では、ベチューンの胸像が描かれています。赤色の背景に、少し上を向いた状態でデザインされた肖像画です。
【治療中のベチューン】では、野戦病院で負傷した兵士に治療を施す、ベチューンの姿が描かれています。
▼中国切手「医師ベチューン誕生70周年」の詳細
・発行日:1960年11月20日
・額面:8分(※100分=1元)
・切手デザイン:全2種類
・発行枚数:各540万枚
「医師ベチューン誕生70周年」切手の市場価値や高く売るコツ
買取福ちゃんでは、「医師ベチューン誕生70周年切手」をはじめとした、中国切手の買取を行っております。価値のある記念切手の高価買取なら、福ちゃんの切手買取サービスをご活用ください。
▼査定や買取のお申込みはこちら(無料)
→ 今すぐ中国切手の買取を依頼する
→ WEB査定で買取可能かどうか確認する
医師ベチューン誕生70周年切手は、プレミア価格での取引事例も多く、状態次第では高価買取の可能性が高い切手です。
切手買取においては、「切手の状態・希少性・市場の需給」が査定額に大きな影響を及ぼします。
そのため、破れがある切手や汚れの目立つ切手は買取価格がつかないこともあります。希少性の高い価値のある切手は、少しでも良い状態で買取に出すことが高価買取への近道です。
貴重な中国切手の多くは市場に出回るケースも少ないため、1枚ずつのバラ切手となっていることがほとんどです。しかし、「シート切手」としてお持ちの場合には、そのままの状態で査定に出しましょう。
理由としては、シート切手のほうが切手コレクターからも好まれるため、切手買取でも高値が付きやすい傾向にあるからです。
お手元にある中国切手や記念切手を少しでも高く売りたい場合は、切手買取の実績が業界トップクラスの福ちゃんにぜひお任せください。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
まとめ
ノーマン・ベチューンは、医師としての専門性と共産主義者としての信念をもって1938年に中国へ渡り、日中戦争における医療支援の前線に立ちました。
彼は八路軍の医療アドバイザーとして、負傷兵の治療、衛生条件の改善、そして医療スタッフの教育に尽力。その結果、戦場における死亡率の低下に大きく寄与したのです。
「医師ベチューン誕生70周年切手」は、彼の偉業を称えるとともに国際的な友情と医療への貢献を記録した文化的、歴史的価値を持ちます。
そして、切手の発行は中国がベチューンに対しての敬意と感謝の気持ちを示す行為であり、彼の名前と業績が忘れられることなく未来に引き継がれるよう努めたものです。
コレクターや歴史家にとって、この切手は中国とベチューンの特別な絆を伝える貴重な証となっています。それゆえ、医師ベチューンの誕生70周年を記念する切手は、時代を経た今も価値のある切手だといえるでしょう。