【中国切手】ベトナム民主共和国15周年の詳細と切手買取の価値について解説
同切手のデザインには、ハノイの「還剣湖」が描かれるなど、まさに、ベトナムと中国の関係性を象徴する記念切手です。
また、「ベトナム民主共和国15周年切手の買取相場を知りたい」とお考えの方のために、切手の価値や高価買取のコツなどもお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
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「ベトナム民主共和国15周年」切手とは
ベトナム民主共和国15周年切手とは、1960年に中国で発行された記念切手のことです。
19世紀から20世紀初頭にかけて、ベトナムはフランスの植民地でした。この植民地支配はベトナムの民族主義者たちによる抵抗を招くこととなり、独立を求める動きが強まっていきました。
そして、1940年に日本がフランス領インドシナに進駐。1945年までの短期間で、ベトナムにおいて日本が実質的な支配権を持ちました。
1945年8月の終戦、そして「ベトナム八月革命」を経て、9月2日に「ホー・チ・ミン」がハノイの「バーディン広場」でベトナム民主共和国の独立を宣言。
これにより、ベトナム民主共和国が正式に設立されたのです。
同切手は、この設立15周年を祝って発売されたものになります。
「ベトナム民主共和国15周年」切手の特徴やデザイン
中国切手「ベトナム民主共和国15周年」は、2種類のデザインで構成された切手です。いずれの切手も「8分」の額面で、「各540枚」の発行枚数となっています。
それぞれの切手デザインテーマは、以下のとおりです。
✔ 中越両国旗と少女
✔ ハノイの還剣湖の塔
【中越両国旗と少女】には、ベトナムと中国の国旗を背景に、それぞれの国の少女が並んで描かれています。両国の良好な外交関係や友好への願いを、切手のデザインに示しているのです。
【ハノイの還剣湖の塔】は、ベトナムのハノイにある還剣湖(かんけんこ)とその湖の中心にある「亀の塔」が描かれています。
還剣湖は「ホアンキエム湖」とも呼ばれ、ハノイでも有名な観光スポットの1つです。
▼中国切手「ベトナム民主共和国15周年」の詳細
・発行日:1960年9月2日
・額面:8分(※100分=1元)
・切手デザイン:全2種類
・発行枚数:各540万枚
「ベトナム民主共和国15周年」切手の市場価値や高く売るコツ
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執筆現在、切手買取市場においてベトナム民主共和国15周年切手は、高価買取対象の中国切手です。
ただし、切手の状態が買取額にも大きく影響しているため、過度な期待は禁物です。
☑ 良好な状態の切手=状態の良い切手ほど高値がつきやすい
☑ ボロボロな状態の切手=金額がつかないこともある
切手自体は希少性のあるものですので、プレミア価格での取引事例も多くあります。
それでも、お手元にある切手がどのくらいの買取額になるのかは、実際に査定買取で切手の状態を査定士にみてもらってからのほうが金額を正確に算出できます。
また、中国切手は材質が紙のため、良好な状態を保ちながら保管するのが難しいコレクション品です。
「しばらく切手観賞しない場合」や「高値で手放したい場合」には、劣化によって価値が下がる前に買取へ出すのが得策でしょう。
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まとめ
当時、中国とベトナムはともに植民地支配との戦いの中で団結してきました。
ベトナム民主共和国の設立は、アジアにおける反植民地主義の勢力の拡大を象徴しており、この新たな独立国家の成立を通して両国の関係はさらに深く結びつきました。
その後、より関係性が深まったことで、中国はベトナムの独立と主権を強く支持。経済的、軍事的、政治的な面での協力を拡大していったのです。
このような背景のもとで、ベトナム民主共和国設立15周年を記念する切手が発行されました。切手には、両国の友情やベトナムの歴史、風景を美しく描き出しており、その時代の歴史的背景や両国の友好関係を物語る重要なものだといえるでしょう。
状態が良ければ高価買取も見込める貴重な切手のため、切手買取や査定をお考えの際はぜひ福ちゃんにお任せください。