【中国切手】メーデー’59年の特徴とデザイン、切手の価値や買取価格などを解説
現在は中国で祝日となっている「五一節(労働節)」をテーマにした貴重な記念切手です。
切手のデザインや発行枚数とともに、切手買取で気になる切手の価値についても解説します。
ぜひ最後まで当記事をご覧ください。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
「メーデー’59年」切手とは
「メーデー’59年切手」とは、1959年に中国で発行された記念切手のことです。
メーデーとは、労働者の祭典を指し、世界各地でも「国際労働者の日」として5月1日に設定されているものです。中国においては「五一節」や「労働節」などと呼ばれ、祝日として扱われています。
中国の労働者たちが大々的にメーデーを祝ったのは、1918年から1920年ごろとされています。そして、中華人民共和国が建国された1949年に祝日として正式に設定されました。
同切手は、このようなメーデーを祝う目的で発売されました。
「メーデー’59年」切手の特徴やデザイン
中国切手「メーデー’59年」は、3種類のデザインで構成される切手セットです。
全体的に切手デザインは明るい雰囲気で、労働者に笑顔があふれています。メーデーの祝賀ムードを表現しようとしていることが、切手からも伝わってきますね。
それぞれの「デザインテーマ」と「発行枚数」は以下のとおりです。
✔ 学習(額面4分、発行枚数350万枚)
✔ 団結(額面8分、発行枚数700万枚)
✔ 増産(額面22分、発行枚数250万枚)
【学習】がテーマである同切手の学習とは、「マルクス・レーニン主義を学ぶ」を表現しています。切手の上部には、マルクスとレーニンの肖像が描かれ、下部には労働者たちが描かれています。
【団結】では、さまざまな民族の人たちで構成される労働者が結束するイメージデザインです。異なる色の手が、地球に立てられた大きな赤旗をしっかりと握った図案で表現されています。
旗に「全世界の労働者たちよ、団結しよう」とのメッセージが書かれているのもポイントですね。
【増産】は「51」の文字が特徴的な切手デザインです。農民や工人が並んで描かれた上部には多くの旗も描かれています。
こちらの切手は、中国の労働者たちが祝日である「五一節」を祝う様子が描かれていることから、デザインテーマも「五一節(5月1日)を祝う」と表現されることもあります。
▼中国切手「メーデー’59年」の詳細
・発行日:1959年5月1日
・額面:4分、8分、22分(※100分=1元)
・切手デザイン:全3種類
・発行枚数:250万枚~700万枚
「メーデー’59年」切手の市場価値や高く売るコツ
買取福ちゃんでは、メーデー’59年切手をはじめとした中国切手の買取査定を行っております。
切手単体だけでなく、切手アルバムをそのまま買取できる「切手まとめ売り」にも対応していますので、価値のある記念切手の高価買取なら、福ちゃんの買取サービスをぜひご活用ください。
▼査定や買取のお申込みはこちら(無料)
→ 今すぐ中国切手の買取を依頼する
→ WEB査定で買取可能かどうか確認する
現在のメーデー’59年切手は、切手買取市場で額面以上のプレミア価格での取引事例がいくつもあり、価値の高い中国切手となっています。
ただし、切手の状態によって買取価格や切手の価値は変動するため、正確な査定額は買取依頼に出して確認することをオススメします。
切手の状態で理想的なものとしては「新品同様」です。
汚れや色あせの具合、ヒンジ跡の有無が価値に影響するため、高価買取のためには良好な状態を保てるように保管しておくことが大切です。
また、時代の変化とともに中国切手の価値は変わります。
切手買取価格が高騰している時期を逃さないことも高く売る秘訣ですので、今のうちに切手査定に出してしまうのも1つの手です。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
まとめ
今号の福ちゃんコラムは、中国のメーデーがテーマの中国切手について解説しました。
メーデーは、世界各国で労働者の日として祝日になっている国も多くあり、国際的に有名な祭日です。しかし、日本ではGHQによる日米歴史の影響などもあり、5月1日のメーデーはあまり馴染みがないかもしれません。
日本では11月に労働者の日と感謝祭を一緒にしたような「勤労感謝の日」を制定していることや、5月1日を祝日にするとGWと重複してしまうことからも、将来的に祝日になることは難しいでしょう。
しかしながら、国が栄えていくためには労働者の存在は欠かせないものだけに、中国をはじめとした世界各国では重要な日として位置づけられています。
同切手が発行された1959年の中国は大躍進真っただ中であり、中国共産党は労働者と農民の団結と彼らの労働を称賛し、国の発展への貢献を強調することに重点を置いていました。
メーデーはこのような背景の中で、中国の労働者の権利と成果を称賛する重要な祭日としての役割を果たしていたのです。
「メーデー’59年切手」は、労働者と農民の団結や、マルクス主義とレーニン主義の教え、さらには国際的な団結をテーマにしたデザインです。このようなテーマは、当時の中国の政治的方針と国際的な立場をそのまま反映しています。
単色カラーのために色あせの目立ちやすい切手ですが、状態が良いものは今でも高値が期待できます。お手元にある中国切手を処分される場合、高価買取に自信のある福ちゃんにぜひご依頼ください。