【中国切手】軍縮と国際協力大会の種類や特徴、切手買取の価値について解説
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「軍縮と国際協力大会」切手とは
軍縮と国際協力大会切手とは、1958年に中国で発売された記念切手のことです。
ストックホルムで開催された「軍縮と国際協力大会」を記念して発行されました。日本にも留学経験のある、学者であり政治家の「郭沫若(かくまつじゃく)」を代表とする中国代表団も同大会に参加し、さまざまな発言をしました。
大会で行われた決議には、世界中の国から集まった代表者たちが、今後の軍縮と国際協力の問題について議論。人々が平等で相互尊重のうえで、協力関係を築くことについて話し合いが行われました。
「軍縮と国際協力大会」切手の特徴やデザイン
中国切手「軍縮と国際協力大会」は、色が異なる3種類のデザインで構成された切手セットです。
それぞれの切手デザインテーマは以下のとおり。
✔ 天安門と牡丹と鳩(額面4分、発行枚数400万枚)
✔ 異民族の団結の象徴(額面8分、発行枚数800万枚)
✔ 原子力の平和利用(額面22分、発行枚数300万枚)
【天安門と牡丹と鳩】は赤色をベースにした切手です。牡丹を中心に平和の鳩が描かれ、左下には天安門がデザインされています。
5羽の鳩は中国の「平和共存5原則」を象徴しています。中国を代表する建物や花を同時に描くことで、国をあげて平和を守る強い決意が切手デザインからも伝わってきますね。
【異民族の団結の象徴】は緑色をベースにした切手です。中心部分にオリーブの葉があり、背景には雲がデザインされています。
オリーブの茎部分には3色のリボンが結ばれており、異なる民族の人がまとまっている様子を示しています。
【原子力の平和利用】は茶色をベースにした切手です。放射状の原子模型としてシンボルが中心部分に描かれ、下部には工場がデザインされています。
▼中国切手「軍縮と国際協力大会」の詳細
・発行日:1958年7月20日
・額面:4分、8分、22分(※100分=1元)
・切手デザイン:全3種類
・発行枚数:300万枚~800万枚
「軍縮と国際協力大会」切手の市場価値や高く売るコツ
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記念切手は材質上、色あせや破れなどが発生しやすいアイテムです。劣化を遅らせるためには、直射日光を避けたり適切な湿度の管理が重要です。
もし、しばらく利用機会がない場合には、劣化が進行する前に買取に出してしまうのも有効な手段でしょう。
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まとめ
切手が発行された1958年ごろの中国は、国家の結成からわずか数年しか経過していない若い共和国であり、内外の様々な課題に直面していました。
国内では「大躍進」政策の下、急速な工業化と集団化が推進され、国外では冷戦の最中とあり、東西の緊張が高まっていた時期です。
当時の状況下で中国が参加した軍縮と国際協力大会は、中国が国際社会における平和と協力を重視する立場を明確に示す絶好の機会となりました。
この大会を記念して発行された同切手は、中国の外交方針や国際的な立場、さらには国民の心情や当時の国際状況を反映しています。
牡丹花や平和の鳩、原子エネルギーの平和的利用をテーマにしたデザインは、中国の平和を求める心情や、国際問題に対する立場を象徴的に示すものです。
単なる郵便切手ではなく、当時の中国の歴史的背景や価値観を持つ、芸術的な価値と歴史的な意義を併せ持っています。
そのような背景もあり、軍縮と国際協力大会切手は価値のある切手といえるでしょう。
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