【中国切手】紅軍二万五千里長征20周年の種類や特徴、切手価値についても解説
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「紅軍二万五千里長征20周年」切手とは
紅軍二万五千里長征20周年切手とは、長征から20周年を迎える1955年に中国で発行された記念切手のことです。
「二万五千里長征」は、「二万五千里の長征」や「長征」とも呼ばれます。
これは、国民党の「国民党軍(国民革命軍)」に敗れた中国共産党の「紅軍」が、江西省の瑞金から陝西省の延安まで大移動した出来事です。
その距離は約二万五千里。中国里をメートル換算すると約1万2500キロメートルの徒歩移動でした。これは、日本列島を2往復するくらいの距離に相当します。
紅軍はこの間に、数々の自然による困難と国民党軍の追撃に耐え、最終的には延安に到達しています。
紅軍二万五千里長征20周年切手では、この行動で最も過酷だったとされているエピソードが切手デザインのモチーフとなって発行されました。
「紅軍二万五千里長征20周年」切手の特徴やデザイン
中国切手「紅軍二万五千里長征20周年」は、2種類のデザインで構成される記念切手です。
ともに枚数限定の発売で、それぞれのデザインテーマは以下とおりです。
✔ 瀘定橋の強奪
✔ 雪山の強行軍
【瀘定橋(ろていきょう)の強奪】の切手では、人民解放軍の前身となる軍隊の「紅軍」が橋を渡っている姿が描かれています。
瀘定橋の強奪(※「飛奪瀘定橋」と表記される場合もある)は紅軍長征中の1935年5月に発生した戦闘で、橋が主に鉄のチェーンで構成されている吊り橋として現在も有名です。
【雪山の強行軍】は、中国四川省にある最高海抜4,000メートル以上もある「夹金山」で、紅軍が進む様子について描かれています。
▼中国切手「紅軍二万五千里長征20周年」の詳細
・発行日:1955年12月30日
・額面:8分(※100分=1元)
・切手デザイン:全2種類
・発行枚数:各600万枚
「紅軍二万五千里長征20周年」切手の市場価値や高く売るコツ
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紅軍二万五千里長征20周年切手は、額面以上の買取価格も期待できる中国切手です。
切手の状態が良ければ高価買取の可能性もあるため、お手元に同切手をお持ちの際は切手買取に出してみるのもよいでしょう。
また、「瀘定橋の強奪」と「雪山の強行軍」を比較すると、若干ですが「雪山の強行軍」に人気が集まっている傾向にあります。
それらをふまえ、切手買取で紅軍二万五千里長征20周年切手を、少しでも高く売るためのポイントを紹介します。
✔ 状態が良いうちに切手買取に出す
✔ 2種類がそろっている場合は両方セットで売る
✔ 福ちゃんの査定買取サービスを利用する
発売から年月が経過している中国切手は、きれいな状態で現存している切手のほうが価値も高くなります。色あせや汚れなどによって、切手の価値が落ちる前に買取に出すのも一つの手です。
もし、2種類のデザインがそろっている場合は、そのままセットにした状態で査定に出すのがオススメです。
切手コレクターは種類がそろっている切手を好む傾向にあるため、バラバラの状態よりもセットのほうが高い評価を得られることもあります。特段の理由がない限り、一緒に査定してもらうのがよいでしょう。
福ちゃんでは中国切手の知識豊富な査定士が在籍しているため、古い中国切手でも正確な価値の判断が可能です。少しでも高く手放すためには、福ちゃん切手買取サービスの利用が得策です。
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まとめ
紅軍二万五千里長征20周年切手が発行される背景となった長征は、紅軍と中国共産党にとって転機となりました。
この長征では犠牲も多く、8万人を超す兵士が最終的には数千人になるなど、大きなダメージも受けています。
しかし、数多くの困難を乗り越え、生き残った兵士たちは経験と結束力を深め、延安での新しい基地では党の再建と軍の再編が行われました。
また、長征の途中では毛沢東がリーダーシップを取るきっかけとなる「遵義会議」も開催されています。
このように、紅軍二万五千里長征20周年を記念して発行された同切手は、中国の歴史において非常に重要な出来事を描写しているのです。
この切手は、長征の英雄的なストーリーと中国共産党の困難に満ちた戦いを象徴しており、そのデザインや描写内容は時代の特色や芸術性を反映しています。
それに加え、同切手は中国の政治的・歴史的な背景を理解する上で一つの資料ともなっており、とくに切手コレクターや歴史愛好者にとっては価値あるコレクションです。
長征とその成功が持つ歴史的意義、そしてこの切手が持つ独特な芸術的価値と歴史的背景を考えると、紅軍二万五千里長征20周年切手は価値のある切手といえるでしょう。