【中国切手】ソ連経済文化建設展覧会の詳細や切手買取市場の価値について解説
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「ソ連経済文化建設展覧会」切手とは
ソ連経済文化建設展覧会切手とは、1954年に中国で発売された記念切手のことです。
1954年10月にソビエト連邦(現:ロシア)の経済および、文化建設の輝かしい成果を展示する目的で「ソ連経済文化建設展覧会」が北京で催されると共に、展示会の開催を記念して同切手が発行されました。
ソ連経済文化建設展覧会は、中国北京市にある「ソビエト連邦展示館」で開催され、切手にも同建物が描かれています。なお、現在のソビエト連邦展示館は「北京展覧館」に改名され、各種イベントが開催される展示場としても有名です。
「ソ連経済文化建設展覧会」切手の特徴やデザイン
ソ連経済文化建設展覧会切手は横長形状で、デザインは1種類のみとなっています。
切手のデザインテーマは「展覧会会場」、中央部分に「ソビエト連邦展示館(現:北京展覧館)」が描かれ、左上には切手の名称、右上には毛沢東の碑文が書かれています。
そもそも北京展覧館はソ連の芸術や文化を展示する目的で建築されたことから、建物も「スターリン様式」を中心としたヨーロッパの建築様式の色合いが強めです。
外観がモスクワにある「全ロシア博覧センター」とも似て、壮観な建物ですね。
▼中国切手「ソ連経済文化建設展覧会」の詳細
・発行日:1954年11月7日
・額面:800元
・発行枚数:500万枚
「ソ連経済文化建設展覧会」切手の市場価値や高く売るコツ
中国切手「ソ連経済文化建設展覧会」は、切手買取市場でも高値で取引されている事例が多くある記念切手です。
ここからは、価値のある中国切手を少しでも高く売るためのコツやポイントを紹介します。
✔ 希少性のある中国切手は高価買取の可能性が高い
✔ 状態の良い切手は高値がつきやすい
✔ 切手買取業者によって買取価格は異なる
発行枚数の少ない中国切手やコレクターの人気が集中している切手は、希少価値があるため高価買取の可能性があります。
切手の種類によっては額面を大幅に上回る買取金額になることもありますので、タイミングを見計らって買取査定に出してみるのもオススメです。
また、同じ種類の切手でも状態によって査定額は変動します。これは、汚れや色あせのある切手よりも、きれいな状態で現存している切手のほうが価値も高いからです。
切手は材質上、悪い状態から回復することはないため、高く買い取ってもらうためには品質を下げないよう適切に保管しておきましょう。
福ちゃんでは中国切手の専門知識を持った査定士が在籍しており、ソ連経済文化建設展覧会切手をはじめとした中国切手の買取実績が多くあります。
発行年が古い中国切手は種類も細かく分類されているため、正しい価値を見定める知識が必要です。
たとえば、今回のソ連経済文化建設展覧会切手には印面サイズが少し異なるバージョンも存在しており、それぞれの価値は異なります。
「個人間売買で切手を安く手放してしまった」
「個人オークションで安く落札されてしまった」
などの理由で損をしないように、査定や買取はプロに任せるのが得策です。
お手元にある中国切手を少しでも高く売るためには、切手買取に力を入れている福ちゃんを活用しましょう。
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まとめ
ソ連経済文化建設展覧会切手が発売された1954年ごろは、中国とソ連の関係性は友好協力を基本線としていました。
1950年に中国とソビエト連邦は「中ソ友好同盟相互援助条約」を締結し、経済、軍事、政治の各方面で協力を深めています。
1950年代初頭は両国関係が最も友好的で、ソビエト連邦は中国の経済建設や国防建設に多大な援助を提供していた時期です。
このように、当時は中国にソ連の各分野を歓迎したムードがあったため、同切手の発行は自然な流れだったといえるでしょう。