【中国切手】西廂記小型シートのデザインや特徴、切手買取の価値も解説
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
「西廂記」切手とは
西廂記(せいそうき、せいしょうき)は元代の「王実甫」によって書かれた雑劇で、中国文学の最高峰の一つに数えられている作品です。
これは「崔鶯鶯」と「張生」の恋愛を描いた物語です。禁断の恋とされる二人は、さまざまな困難に直面しますが、そのたびに愛を確かめ合います。
西廂記は中国のみならず、日本や韓国など、アジア各国の文学に大きな影響を与えた作品です。また、映画や演劇、オペラなどでも扱われるほどの名作となっています。
「西廂記小型シート」切手の特徴やデザイン
西廂記小型シートのデザインテーマは「拷紅」です。老夫人(崔鶯鶯の母)が紅娘(崔鶯鶯の侍女)を尋問しているシーンが描かれています。
▼中国切手「西廂記小型シート」の詳細
・発行日:1983年2月21日
・額面:2元
・形状:小型シート
「西廂記(田型)」切手の特徴やデザイン
西廂記切手は小型シートと同日に、4種類の特殊切手も発売されています。
すべてのデザインで「崔鶯鶯」がメインで描かれており、それぞれのデザインテーマは以下のようになっています。
☑ 驚艶(額面8分)
☑ 聴琴(額面8分)
☑ 佳期(額面10分)
☑ 長亭(額面80分)
【驚艶】は、人の美しさや魅力に驚かされ、感動するという意味です。この切手では、普救寺で張生と崔鶯鶯が偶然出会ったシーンが描かれています。
【聴琴】で描かれているのは、深夜に崔鶯鶯が張生の部屋の外で、彼の琴の演奏を聞いている場面です。
【佳期】は中国古典にもよく出てくる言葉で、なんらかの絶好のチャンスや最も適した瞬間を指したり、恋人や友人との会合や結婚式などの特別な日を意味したりするケースが多い言葉です。
この切手では、紅娘の取り計らいによって崔鶯鶯と張生が、深夜に密会する場面が描かれています。
【長亭】は、旅の途中で恋人や友人と出会ったり別れたりする場所として、中国古典や詩歌によく登場する言葉です。
切手には、科挙のため北京に向かう張生とそれを見送る崔鶯鶯が、別れを惜しむシーンが描かれています。
科挙は現代の日本でいう公務員試験のようなもので、張生が崔鶯鶯と結ばれるためには必ず合格しないといけない状況でした。切手の寂しそうにしている崔鶯鶯の表情が非常に印象的ですね。
▼中国切手「西廂記」の詳細
・発行日:1983年2月21日
・額面:8分、10分、80分(※100分=1元)
・切手デザイン:全4種類
「西廂記」切手の市場価値や買取相場について
西廂記切手は、田型切手よりも小型シートのほうがコレクター人気も高く、買取価格も高い傾向にあります。
ただし、西廂記小型シートを含め、中国切手の多くは切手の状態が価値や買取価格に大きく影響するため、将来的に切手買取へ出すことを検討している場合は良い状態を保てるようにしておきましょう。
✔ 「西廂記小型シートを少しでも高く売りたい」
✔ 「大量の中国切手や記念切手を処分したい」
✔ 「高く売れるうちに切手を手放したい」
✔ 「優良な買取業者に査定してほしい」
✔ 「切手以外のものも一緒に買取してほしい」
このようにお考えの際は、切手高価買取に自信のある福ちゃんにお任せください。査定のご依頼についてはお電話(フリーダイヤル)、もしくは下記の買取申込ボタンをご活用ください。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
まとめ
西廂記は貧しい学生である「張生」と、裕福な家の娘である「崔鶯鶯」との恋物語です。
封建的な制約や身分制度を越えた愛の物語として、そしてその深い感情や美しい言葉で多くの読者や観客の心をつかんできた作品だといえます。
切手に描かれた表情も、崔鶯鶯の恥じらう仕草や赤面している様子などが垣間見え、西廂記切手を見ているだけでも、こちらがほっこりした気分になってしまいそうなほどの魅力が存分に詰まっています。
このように、中国切手はデザインも豊富でコレクションにも最適です。
しかし、保管方法に気をつけていないと劣化により価値が下がってしまうため、切手の状態が悪くなる前に買取に出すのも一つの手です。
この先、切手アルバムを開いて眺める機会は少なそうだなと思っている中国切手は、なるべく早く買取査定に出しましょう。