【中国切手】蓮の花の種類や特徴、切手買取市場における価値について解説
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
目次
中国切手「蓮の花」とは
中国切手の「蓮の花」は、1980年に中国で発売された特殊切手です。田型切手と小型シートの両方が同日に発売され、ともに限定数発行の切手となっています。
蓮(ハス)は、蓮は水中の泥の中に根を張り、その茎を水面に向かって伸ばし、水面に葉と花を浮かべる水生植物です。
中国において「蓮」は特別な意味を持つ花
蓮の花は中国の伝統文化において非常に重要な意味を持ちます。
蓮は泥の中から生え、泥にまみれずに美しい花を咲かせることから、純潔で高尚な心を象徴する花です。また、蓮の葉・花・種子は、すべて薬になるといわれています。
仏教においても蓮は「清浄な心」や「悟り」を象徴し、古くから仏教の重要なシンボルとされているほどです。
このように、蓮は「純潔・高尚・完璧・調和・清浄・悟り」などの多くの美しい意味やメッセージが込められており、中国の詩や絵画、文学などの芸術作品においても頻繁に表現されるモチーフとなっています。
中国で“花”といえば、有名なのは「十二月花神」でしょう。
十二月花神は中国の伝統文化におけるもので、とくに古代の時代に月ごとの花を代表する花が指定され、それぞれの花には特定の意味がありました。
蓮は6月の花神です。江南の古くからの伝統によれば旧暦6月24日は蓮の誕生日とされているため、同切手セットの発行日も旧暦6月24日にあたる新暦8月4日に発売されています。
中国切手「蓮の花」の特徴やデザイン
「蓮の花」は、さまざまな蓮の花がデザインとして描かれた切手セットです。
田型切手では品種や色の異なる蓮の花が描かれており、それぞれのデザインテーマは以下のとおりとなっています。
・白蓮(額面8分、発行枚数1,500万枚)
・碧緯雪(額面8分、発行枚数1,500万枚)
・仏座蓮(額面8分、発行枚数1,500万枚)
・嬌容三変(額面70分、発行枚数100万枚)
【白蓮】は花びら全体が白い蓮です。白い蓮は、蓮の中で最も純粋で高潔なイメージを持ちます。切手デザインからも、汚れや濁りのない清らかさや、純潔を表している様子がうかがえますね。
【碧緯雪】は薄紫色の入った蓮が描かれています。気品を感じる色合いですね。
【仏座蓮】は観音菩薩の蓮としても有名で、空の下では“碧い”とも表現される葉と、赤い花びらが強調された図柄で描かれています。
【嬌容三変】は、ピンク色から薄いピンク色、そして白色へと変わる蓮の花で、その優雅な姿が見事にデザインにおさめられています。
▼中国切手「蓮の花」の詳細
・発行日:1980年8月4日
・額面:8分、70分(※100分=1元)
・切手デザイン:全4種類
・発行枚数:100万枚~1,500万枚
蓮の花小型シート(新荷凌波)も同日発行
日本でのデザインテーマは「かぐわしきハス」と解説されているのが一般的です。しかし、そのままのテーマである「新荷凌波」でイメージしたほうがわかりやすいでしょう。
小型シートでは緑色の大きな蓮の葉が中央部分に書かれ、下部に蓮の花やつぼみが描かれています。蓮が上に伸びていく様と、縦に長い形状の切手が調和した形になっているのも非常に美しいデザインです。
「新荷凌波」にさまざまな解釈がある中で、泥沼や波(苦難)を乗り越えて新たな世界へと飛躍する様子を表現しているのかもしれませんね。
▼中国切手「蓮の花小型シート」の詳細
・発行日:1980年8月4日
・額面:1元
・形状:小型シート
・発行枚数:25万枚
中国切手「蓮の花」の買取市場における価値
切手買取で「蓮の花」は希少性のある切手とされています。
とくに、小型シートは発行枚数も少ない上にコレクター人気も高いため、状態が良いものは高値で取引されている事例が多くあります。
田型切手のデザイン4種の中でいえば、「嬌容三変」がとくに人気です。
いずれも、切手の状態や査定時期によって切手価値や買取価格は変わるため、コレクター人気の度合いは参考程度に留めておきましょう。
お手元にある「蓮の花小型シート」をはじめとした中国切手を高く売るためには、「切手の状態」のほかに「買取業者選び」も重要です。
買取福ちゃんでは、中国切手の買取実績も多く、市場に詳しい専門査定士が在籍しています。中国切手の高価買取をお考えなら弊社にぜひお任せください。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
まとめ
蓮の花はその美しさや神聖な意味から、世界中で愛される花です。
とくに、泥の中から美しい花を咲かせる姿は、物理的な汚れや精神的な困難から美や善を生み出す意味を示すとして、多くの文化や宗教でも重要視されています。
文化大革命が終わったこの時期の中国切手は、自然や芸術をテーマにしたデザインが増える傾向にあるのも特徴の1つです。
その中でも、蓮の花小型シートはデザイン性や希少性の高い切手として注目されていることから、額面以上での買取も期待できる切手だといえるでしょう。