【中国切手】中華人民共和国成立30周年小型シートの特徴や価値について解説
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目次
「中華人民共和国成立30周年小型シート」記念切手とは
中華人民共和国成立30周年小型シートは、1979年に中国で発売された記念切手です。
1949年の中華人民共和国建国から30周年を記念して発行されたもので、建国記念日（国慶節）である10月1日に発売されました。
建国記念日の前日に行われた式典では、中国の社会主義が歴史的な発展の中での“必然的な選択”として位置づけられ、その中で起こった革命が評価されました。
また、社会主義制度の継続的な改革、および高度な社会主義民主と法制の発展が強調され、今後の努力の方向が示されています。
このように、1979年の30周年記念は中国が過去を評価し、未来への方向性を再確認する重要な機会でした。
「中華人民共和国成立30周年小型シート」記念切手の特徴やデザイン
中華人民共和国成立30周年小型シートには一枚の切手が収められており、額面は「1元」で「26万枚」が発行されました。
小型シートのデザインテーマは「国章」です。
国章デザインは、中華人民共和国の成立を宣言した場所である「天安門」、中国共産党を中心とした全人民の固い団結を象徴する「5つの星」、国を支える農民や労働者を示す「穀物の穂」と「歯車」などが特徴的です。
小型シートでは背景にカラフルなリボンがなびいており、厳粛な国章と融合して中華人民共和国成立を祝う華やかさのあるものに仕上がっています。
▼中国切手「中華人民共和国成立30周年小型シート」の詳細
・発行日：1979年10月1日
・額面：1元
・形状：小型シート
・発行枚数：26万枚
中華人民共和国成立30周年小型シートの模造品やニセ切手？
中華人民共和国成立30周年小型シートと非常によく似た切手があります。それは「中華人民共和国成立30周年切手の国章デザイン」です。
中華人民共和国成立30周年では田型記念切手と小型シートが発売されており、今号コラムで取り上げた小型シート以外に通常記念切手（田型）が同日に発売されています。
通常記念切手（田型）は全12種類あり、その中にある「国章」をデザインテーマにした切手が同小型シートと非常に似ているので注意しましょう。
小型シートから切り離している状態だと、デザインが似ているため見間違えることもあります。額面が「8分」と「1元」で異なる部分が、一番わかりやすい区別方法です。
「中華人民共和国成立30周年小型シート」記念切手の市場価値や買取相場
中華人民共和国成立30周年小型シートは、状態が良ければ額面以上の買取価格が期待できる中国切手です。
買取相場においても、通常記念切手の中華人民共和国成立30周年切手（田型）よりも高値が付きやすい傾向にあります。
お手元に同小型シートをお持ちの際は、きれいな状態を保てるようにしておき、切手の価値を下げないようにしましょう。
この時期に発売された中国の記念切手は、田型の通常記念切手と同時に小型シートの発行が多くなっています。
同年代で代表的なものとしては以下のような中国切手が挙げられます。
・1978年の「幹線道路にかかるアーチ橋小型シート」
・1978年の「全国科学大会組合せ小型シート」
・1979年の「少年たちよ、子どものときから科学を愛そう小型シート」
・1979年の「雲南のツバキ小型シート」
また、田型切手のない小型シート単体発行では以下のようなものがあります。
・1979年の「第31回リチオーネ国際切手展（加刷）小型シート」
・1979年の「中華人民共和国切手展（加刷）小型シート」
これらの小型シートはいずれも発行枚数が少なめで、コレクターからの人気も高い中国切手です。状態が良ければ高価買取の可能性も高いため、福ちゃんでも多くの買取実績があります。
ご不要になった小型シートや処分したいとお考えの中国切手がありましたら、高価買取に自信のある福ちゃんへぜひお任せください。
