【中国切手】中華人民共和国切手展(加刷)小型シートの詳細や価値、偽物判別について解説
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目次
「中華人民共和国切手展(加刷)小型シート」記念切手とは
中国切手「中華人民共和国切手展(加刷)小型シート」は1979年に中国で発行された記念切手です。
同切手は1979年11月10日から25日に「香港」で行われた、中華人民共和国切手展の開催を記念して発売されました。
この展示会は中国の切手文化を世界に紹介することを目的としたもので、中国の切手3,000点以上が展示された大きなイベントです。
これらの切手には、新中国の切手や1929年から1949年にかけて中国の各地域で発売された切手、清代の切手などが含まれています。
また、中国切手の歴史や印刷技法についても紹介されていたこともあり、世界中のコレクターから高い評価を得た展示会となりました。
「中華人民共和国切手展(加刷)小型シート」記念切手の特徴やデザイン
中華人民共和国切手展(加刷)小型シートの額面は「2元」で、デザインは雲南ツバキの「宝珠茶」です。緑の葉を背景に、赤とピンクの花が豪華絢爛に描かれています。
雲南省のツバキは多くの品種が集結していることでも有名で、シーズンには多くの観光客が訪れるほどきれいなツバキが咲きます。
その品種の数は200以上が存在しているといわれ、これは世界のツバキ種の約半数に匹敵する豊富さです。
なお、この小型シート切手は同日に発売された「雲南ツバキ小型シート」のデザインを元に、「中華人民共和国郵票展覧」(※実際は簡体字)と「一九七九年 香港」の文字が金色で凸版加刷されたものです。
※参考→ 中国切手「雲南ツバキ小型シート」の詳細や価値はこちら
雲南ツバキの小型シートの発行枚数が「25万枚」となっているのと比べると、中華人民共和国切手展(加刷)小型シートの発行枚数は「10万枚」と非常に少なく、希少性の高い切手だといえるでしょう。
▼中国切手「中華人民共和国切手展(加刷)小型シート」の詳細
・発行日:1979年11月10日
・額面:2元
・形状:小型シート
・発行枚数:10万枚
「中華人民共和国切手展(加刷)小型シート」記念切手の市場価値(ニセ加刷に注意)
中華人民共和国切手展(加刷)小型シートは発行枚数が少ない上に、きれいな状態で現存する数も減っているため、切手買取市場でも高値で取引が行われている切手です。
一方で、「雲南ツバキ小型シート」のデザインを元にした加刷のため、「ニセ加刷」と呼ばれる精巧な作りの偽物も多く出回っています。そのため、専門家を通さない個人売買にはくれぐれも注意しましょう。
買取福ちゃんでは知識豊富な査定士が在籍しているため、査定時に中華人民共和国切手展(加刷)小型シートが偽造切手かどうかを判別したうえで、評価(買取金額のご提示)が可能です。
これまでにも中華人民共和国切手展(加刷)小型シートをはじめ、珍しい中国切手の買取実績も多数あります。お手元にある中国切手を高価買取してくれる買取業者をお探しの際は、福ちゃんにぜひお任せください。
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まとめ
中華人民共和国切手展(加刷)小型シートは発売時点で枚数が少なかったため、市場でも流通している数もそれほど多くありません。
さらに、発行から年月が経過していることもあり、切手が良好な状態の場合だと価値が高いとされています。中国切手の価格が高騰しているタイミングで手放すのも一つの手です。
お手元に同切手シートをお持ちの場合には、将来的に処分することも見据えて価値を落とさないように保存環境を整えておきましょう。