【中国切手】第1回アジア卓球選手権大会の種類や特徴、切手価値や買取相場について解説
目次
「第1回アジア卓球選手権大会」記念切手とは
「第1回アジア卓球選手権大会記念切手」は中国の切手で、1972年の第1回アジア卓球選手権大会の開催を記念して発行されました。
第1回アジア卓球選手権大会は1972年9月2日から9月13日の間、中国の北京市にて開催。同切手もこの大会の開幕に合わせての発売開始となりました。
アジア卓球連合(ATTU)が主催するアジア卓球選手権大会は、アジアの国々からトップ選手が参加する大会として通常は2年に1回開催されます。
「男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス」の5種目と「男子と女子の団体戦」が行われ、この第1回大会で中国は、女子団体と女子シングルスで金メダルを獲得しています。
「第1回アジア卓球選手権大会」記念切手の特徴やデザイン
第1回アジア卓球選手権大会の記念切手は、以下の4種類で構成された切手セットです。
・大会のバッジ(額面8分、発行枚数1,500万枚)
・選手の歓迎(額面8分、発行枚数1,500万枚)
・男女混合ダブルス(額面8分、発行枚数1,500万枚)
・友情(額面22分、発行枚数300万枚)
【大会のバッジ】切手は、緑色の松と山々を背景にして大会バッジが描かれたデザインです。また、バッジの文字「ATTU」は切手の発行と同年に設立された「アジア卓球連合」を表しています。
【選手の歓迎】ピンク色を基調にした切手です。切手のデザインは、花を手にした子どもたちが、世界中から集まる選手を歓迎している様子が表現されています。
【男女混合ダブルス】卓球をテーマにした切手です。赤色の背景に卓球台と男女の選手が描かれ、スーパーキャッチしているプレイシーンがデザインされています。
【友情】友情をテーマにした切手です。切手のデザインは、華やかな花に囲まれた各国の選手たちで楽しそうに話す様子が伺えます。
切手セットは全体的に、赤系を中心にしたカラフルな色調となっています。いずれの切手も見る人の目を引く色彩豊かなデザインです。
1971年の中国切手「アジア・アフリカ卓球友好試合」もカラフルで特徴あるデザインだったように、国外からの人を歓迎する場合にはきれいで色鮮やかな花が多く使われている印象です。
▼中国切手「第1回アジア卓球選手権大会」の詳細
・発行日:1972年9月2日
・額面:8分、22分(※100分=1元)
・切手デザイン:全4種類
・発行枚数:300万枚~1,500万枚
「第1回アジア卓球選手権大会」記念切手の市場価値や高く売るコツ
第1回アジア卓球選手権大会切手は額面以上の買取が期待できる中国切手です。ただし、切手の状態や種類によっては「価値がつかないもの」もありますので注意が必要です。
最近では、受け取れる買取金額を少しでも高くするために、切手のまとめ売りをする人も増えています。
ここからは、少しでも価値を高めて査定額をアップさせるためのコツをお伝えします。
切手の品質維持を心がけましょう
切手の価値はその状態に大きく影響されます。切手は可能な限り新品同様の状態を保つようにしましょう。擦り傷、汚れ、折れ、色あせ等は価値を大きく下げます。
保存方法にも注意が必要で、湿度と温度が適切な場所で、専用の保管ケースを使用して保存するのがよいでしょう。
希少性の高い切手を中心にまとめ売りする
中国の記念切手は希少性や人気によって価値が変動します。希少性が高くて一般的に入手困難なもの(レアなもの)は価値が高くなる傾向です。
また、特定の主題やデザイン(たとえば有名な人物や歴史的な出来事)が描かれている切手は一般的に人気があり、それらは価値が高い可能性があります。
なお、切手買取では一枚ずつ売るよりも、複数枚や複数種のまとめ売りをする人が多いです。まとめ売りすることで受け取れる総額が大きくなるのも魅力的です。
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まとめ
今回は1972年から今日まで続く、歴史のある卓球大会を題材とした記念切手を紹介してきました。
卓球はアジアに強豪国が集中している印象もありますが、世界選手権やヨーロッパ卓球選手権が開催されるなど、世界的にも認知され人気のあるスポーツとなっています。
世界や日本に目を向けると、国別ランキング(※執筆現在)は、
▼卓球男子チーム
1.中国
2.ドイツ
3.日本
4.韓国
5.台湾、ブラジル(同順位)
▼卓球女子チーム
1.中国
2.日本
3.ドイツ
4.台湾
5.香港
となっており、現在は男女とも中国が強い状態です。
しかし、第1回アジア卓球選手権大会では、日本が「男子シングルス・男子ダブルス・混合ダブルス・男子団体」で金メダルを獲得しています。
卓球男子団体ではこの第1回大会以降金メダルから遠ざかっているものの、卓球男子シングルスで第1回優勝を果たした「長谷川信彦」さんは、今でも同大会の最多優勝(4回)の記録ホルダーです。
中国は卓球を国技と位置づけて支援を強化しているように、非常に大きな存在であることには間違いありません。卓球の成功は国家のプライドと直結しており、そのための必要な資源が投入されています。
これほどまでになったのは、毛沢東のスローガン「体育運動を発展させ人民の体質を増強する」のほか、毛沢東自身が卓球を好きだったのも影響しているでしょう。
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このように、第1回アジア卓球選手権大会記念切手は発行枚数が限られている上に、記念すべき第一回大会の切手でもあり、状態が良ければ査定に出しても高値がつく可能性の高い中国切手といえるでしょう。
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