【中国切手】アジア・アフリカ卓球友好試合の種類や特徴、切手買取における価値を解説
「アジア・アフリカ卓球友好試合」記念切手とは
「アジア・アフリカ卓球友好試合記念切手」は1971年に中国で発売された記念切手です。
1971年11月2日から11月14日まで中国北京で行われた「アジア・アフリカ卓球友好試合」の開催を記念して発行され、中国が諸外国をあたたかく迎え入れる姿勢や、国際交流による成長を示す目的でもありました。
アジア・アフリカ卓球友好試合は、中国・日本・北朝鮮・エジプト・モーリシャス・ネパールの各国卓球協会が共催して、アジアとアフリカの51の国と地域が集い、シングルスやダブルスなど10競技が行われた大陸間卓球大会です。
これは文化大革命以来、中国で開催される初めての国際的なスポーツイベントでした。
この時期の中国卓球に関連した交流は「ピンポン外交(卓球外交)」が有名です。ピンポン外交は同大会と同じ1971年3月に日本で行われた世界卓球選手権で、中国が6年ぶりに出場したことをきっかけに、アメリカの卓球選手を招待しながら国としての交流を進めていきました。
今回のアジア・アフリカ卓球友好試合も、卓球を通じて諸外国との交流を深めていく目的があります。実際、この招待試合以降も何度かにわたって招待試合を開催し、関連する記念切手も発行されています。
「アジア・アフリカ卓球友好試合」記念切手の特徴やデザイン
中国切手「アジア・アフリカ卓球友好試合」は全4種類の枚数限定切手です。それぞれのデザインテーマは以下のようになっています。
・歓迎する中国人民
・相互に学ぶ有様
・女子選手の友好
・記念バッジ
「歓迎する中国人民」「相互に学ぶ有様」「女子選手の友好」の切手は、額面が「8分」で発行枚数が「各1,750万枚」です。一方、「記念バッジ」の切手では額面が「43分」で、発行枚数は「125万枚」と、ほかの3枚に比べるとその数は極端に少ないのが特徴です。
「歓迎する中国人民」では、多くの花を背景に中国の人たちがアフリカからの友人を歓迎している様子が描かれました。
「相互に学ぶ有様」の切手では、大陸を越えて集まったさまざまな国の選手たちが、ともに学んだり競い合う様子が表現されたデザインです。
「女子選手の友好」のデザインは、緑色を基調としてアジアとアフリカの女性選手二人が明るい未来へと眼差しを向ける姿が描かれています。左上部分には、中国を代表する有名スポット「天安門広場」を確認できますね。
「記念バッジ」のデザインは、緑色を背景に白色と金色のエンブレムが、卓球ラケットにはアジアとアフリカの頭文字を表現した「AA」の文字が描かれており、大陸を越えた友好関係が示されています。
▼中国切手「アジア・アフリカ卓球友好試合」の詳細
・発行日:1971年11月3日
・料額:8分、43分(※100分=1元)
・切手デザイン:全4種類
・発行枚数:125万枚~1,750万枚
「アジア・アフリカ卓球友好試合」の切手市場価値や高く売るコツ
中国切手「アジア・アフリカ卓球友好試合」の価値や買取価格としては、額面以上の買取が期待できる貴重な切手の部類に入ります。
ただし、中国切手は切手の種類や状態によって査定額が大きく異なる場合があるため、注意が必要です。そのため、ここからはお手元にある同切手を少しでも高く売るためのコツやポイントを紹介します。
主な高価買取ポイントは以下の三点です。
・切手の状態はどうか
・希少性や切手市場状況
・切手買取店(福ちゃん)
発売から年月が経過している中国切手は、良い状態で現存している枚数も少なくなっているため、切手の状態が良いほど高値になりやすい傾向にあります。
具体的には、破れや汚れはないか、色あせなどはないか、ヒンジ跡の有無などです。
しかし、切手によっては多少の色あせでも高価買取されているものもありますので、状態が良くなくても諦めずに一度査定してもらい価値を確かめてみましょう。
また、中国切手は希少性が高く、手に入りにくいものだと価値が高まります。買取に出すときの市場状況によっても多少の変動があるため、高騰しているタイミングを逃さずに売るのも大事です。
切手の状態を可能な限り良好に保ち、希少価値のある切手を手放そうと考えたとき、さいごに「どこに売るか」は高く売るために重要な項目となります。
中国切手の価値を正しく判断してもらうためには、知識豊富な査定士がいる福ちゃんのような業者を選ぶのがオススメです。
過去に買取実績があったり、CMなどでも認知されているような優良な買取業者を利用するように心がけ、価値のある切手を「安く手放してしまった」といったことのないようにしたいものです。
まずは、福ちゃんの無料で利用できる査定サービスをうまく活用して、どのくらいで売れるのか確かめてみましょう。
まとめ
これまでの中国切手で、卓球やスポーツを題材とした記念切手は数えるほどしか発売されていません。
1965年には世界卓球選手権大会切手が発売されたものの、いずれも切手デザインは自国の選手のみです。他国の選手がデザインされていたり、一緒に描かれているものはほぼありません。
諸外国から選手を招待して大会を開くようになったのは、毛沢東による文化大革命に突入していた時期から大きな変革となるタイミングでもありました。
「アジア・アフリカ卓球友好試合記念切手」は、スポーツを通じて他国との交流が始まるきっかけともなる歴史を刻んだ一枚であり、切手コレクターからも人気のある中国切手です。
同切手は福ちゃんでも買取実績がありますので、「少しでも高く中国切手を売りたい」とお考えの際は、お気軽に無料査定フォームよりご相談ください。