【中国切手】「農村で働く知識青年」切手(全4種)の特徴と詳細、買取市場について解説
目次
「農村で働く知識青年」切手とは
「農村で働く知識青年切手」は、中華人民共和国建国の20周年にあたる1969年10月1日に中国で発売された4枚組の記念切手です。
10月1日は建国記念日の祝日として「国慶節(こっけいせつ)」と呼ばれ、この日は1949年10月1日、北京の天安門広場で行われた中華人民共和国の成立宣言に由来しています。
中国ではこの日を中心に「国慶節連休」として一週間ほどの大型連休になるなど、国慶節は国家主権と中華人民共和国の成功を祝うための日であり、単なる祝日以上の意味を持つ特別な日です。
そのような国慶節の20周年を記念して発行された同切手は、1960年代の「文化大革命」期間中に発生した社会現象を反映しています。
この時期に数百万人の都市の初等、高等学生たちは、毛沢東の呼びかけに応えて都市から農村への移住を行い、中国各地の農村地域へと向かいました。
これらの若者たちは、農村や人口が少ない辺境地域の生産建設に重要な役割を果たし、農村の科学教育と文化教育に肯定的な影響を大きく与えたのです。
切手デザインもこれらのイメージが描かれており、切手の発行によって手掛けている施策を国民に広く認識させる意味があったともされています。
「農村で働く知識青年」切手の特徴やデザイン
農村で働く知識青年切手は全4種の切手セットとなっており、切手は「李大偉」と「張克健(张克让)」によるデザインです。
同切手のそれぞれのデザインテーマは以下のようになっています。
・働く青年たち(4分)
・試験田で学ぶ青年(8分)
・老農民に学ぶ青年(8分)
・幼児をみる医療班(10分)
「働く青年たち」の切手には、男女の青年が天秤棒を担いでいる姿が描かれています。「試験田で学ぶ青年」の切手は、黄色い小麦畑で白いスカーフを被った農民と青年が研究をしている様子が伺えますね。
「老農民に学ぶ青年」の切手には、「毛主席の名言集」を手に持った四人の青年と一人の農民が描かれています。「幼児をみる医療班」の切手は、畑で幼児を診る様子が描かれています。
これらの特徴としては、「毛沢東の名言が書かれた赤い書物」を手に持つ姿やポケットに入っている様子が描かれており、当時の情勢が垣間見えるデザインです。
また、老農民の生産実践経験と知識を組み合わせて、自分の農業科学技術の水準を向上させ、農業の現代化により大きな貢献をするという意志が描かれています。
▼「農村で働く知識青年」切手の詳細
・発行日:1969年10月1日
・シリーズ全4種
・額面:4分、8分、10分
・切手サイズ:縦30mm、横40mm
・発行枚数:各5,000万枚
「農村で働く知識青年」切手の市場価値や高く売るコツ
中国切手の価値はその状態、レア度、歴史的な価値、そして市場の需要に大きく影響されます。以下に「農村で働く知識青年切手」を高く売るためのコツやポイントを紹介します。
切手の状態を良好に保つ
切手の価値は希少性なども重要ですが、切手の状態も買取価格に大きく影響します。可能な限り切手に損傷が少なく、良好な状態で保てるようにしましょう。色あせにも注意して保管するのが大切です。
とくに価値のあるプレミア切手の場合には、専用の切手アルバムや保管ケースなどの利用もオススメです。
適切な時期に売る
中国切手の価格や価値は需要と供給により変動します。特定の切手が高騰する時期を見計らって買取に出すと、より高い価格で売れる可能性があります。
中国切手買取に注力する買取業者を選ぶ
価値のある中国切手を高く売るためには、買取業者選びも重要な要素のひとつ。
古い中国切手の価値を正確に見定めるには、切手の専門知識が必要です。経験豊富な査定士が在籍している福ちゃんの切手買取や、中国切手の買取に注力する業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
中国切手「農村で働く知識青年」は、思想や革命がモチーフにされることが多い「文化大革命」時代の切手の中では、このような青年や生活をモチーフにしたデザインが珍しいとされています。
また、同切手には刷色の濃淡にバラつきがあったり、印刷欠けがあったりして「ボタンが2つしかなくなっている」ものなど、切手コレクターとして楽しめる要素が多い中国切手です。
それゆえ、切手市場需給のタイミングや切手の状態によっては高価買取も期待できる切手といえるでしょう。