1972年札幌オリンピック記念切手(冬季競技大会)の特徴と詳細、買取市場について解説
今回は1972年に北海道札幌市で開催された「第11回オリンピック冬季競技大会」を記念して発行された、「札幌オリンピック記念切手」の特徴や詳細について紹介します。切手買取市場でもスポーツの祭典である五輪切手は、人気の高い特殊切手です。
目次
1972年札幌オリンピック記念切手とは
「1972年札幌オリンピック冬季大会記念切手」は、1972年に開催された札幌オリンピックを記念して発行された「オリンピック記念切手」です。
1972年の札幌オリンピック(正式には「第11回オリンピック冬季競技大会」)は、日本の札幌市で開催された冬季オリンピックです。同時に「アジア初開催の冬季オリンピック」でもありました。開会式は1972年2月3日、閉会式は同年2月13日に行われました。
日本におけるオリンピックは1964年の東京オリンピックに続いて二度目の開催となり、その際も「1964年東京オリンピック記念切手」が発行されています。
1972年札幌オリンピック記念切手の特徴とデザイン
1972年札幌オリンピック記念切手は、3種類の図柄(スキー・ボブスレー・フィギュアスケート)で発行。額面はスキーとボブスレーが20円、フィギュアスケートが50円でした。
発行枚数は20円のものが、それぞれ3,500万枚、50円のものが2,000万枚。これら3種類の切手をコレクションした小型シートも発行され、その発行枚数は1,500万枚です。
・スキー:3,500万枚発行、額面20円
・ボブスレー:3500万枚発行、額面20円
・フィギュアスケート:2,000万枚、額面50円
・上記3種を含んだ小型シート:1,500万枚発行
1972年札幌オリンピック記念切手は外国切手も存在する
日本で開催された札幌オリンピックですが、オリンピック記念切手はその他の国でも発売されています。
発行されている国によってデザインも異なるため、日本国内の切手とは違った楽しみ方ができるのもオリンピック記念切手の良い面です。
これらは未使用品でシート状の切手など、状態によっては買取可能な外国切手も多くあります。
1972年札幌オリンピック記念切手は高く売れるのか
切手買取市場における1972年札幌オリンピック記念切手の買取価格は、切手の状態にもよりますが、おおむね額面通りの買取額になることが多いです。
代表的なプレミア切手と呼ばれる「見返り美人切手」や中国切手「赤猿切手」に比べると買取価格への期待は低くなりますが、人気のある切手であることには変わりありません。
また、福ちゃんでは単純に額面だけでの価値判断だけでなく、初日カバーであれば評価が異なるケースがあるなど、希少性や市場のバランスなど総合的に切手の価値を判断できる査定士が在籍しています。
他のプレミア切手や切手アルバムとのまとめ売りによって予想以上の金額になることもありますので、まとめ売りを検討されている方は福ちゃん切手買取まで一度ご相談ください。
ここからは「1972年札幌オリンピック記念切手を少しでも高く売りたい」とお考えの場合に、価値を下げないためのコツやポイントを紹介します。
シート状になっているものはそのままで
切手がシート状になっているものは、切り離さずにそのままの状態で査定に出すようにしましょう。
札幌オリンピック記念切手は、3種類の切手がまとまっている「小型シート」が発売されています。シート状で買取に出す方が、バラ切手に比べて高値がつきやすい傾向にあります。
きれいな状態を保てるよう心がける
記念切手の買取価格はコンディションに影響されることがあるため、きれいな状態を保てるようにしておくのが重要です。
長期保存する場合には専用の切手アルバムに入れておくなど、保管方法に気をつけましょう。少しでも良い状態で買取に出すのが高価買取への近道です。
適切な買取業者を選ぶ
切手買取業者では、使用済み切手は一切買取を受け付けてくれない場合がほとんどです。福ちゃんでも基本的には未使用品が大前提となっていますが、初日カバーなどの例外もあります。
少しでも高く売るためには、切手買取の実績の多い業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
オリンピック大会は、開催国の歴史と文化を反映した催しです。
そのため、オリンピック記念切手は大会当時の特徴や、その時代の文化を色鮮やかに表現しています。切手は小さなアートワークとも言えますし、切手自体にも美術品としての価値があります。
また、オリンピック記念切手は開催国以外でも発行されるケースも多く、スポーツの祭典を祝う記念品として切手収集家だけでなく一般の人々からも人気があります。
現時点であまり高く評価されていない場合でも、時期やタイミングによって価値が高くなることがあります。お手元にオリンピック記念切手をお持ちの場合には、良い状態に保っておくようにしましょう。