平成にもレア切手はある?平成の切手を高く売る方法を解説
切手買取の世界では、レアな切手は高い価値を持ちます。
そもそもの発行枚数が少なかったり、いろいろな事情があって現存数が少なかったりして「レア(Rare)=希少性が高い状態」になっている切手は、切手コレクターの間で需要が高いことから価値が高くなり、高価買取が期待できる傾向にあるわけです。 そんな中、今回は「平成のレア切手」をテーマにお送りします。 平成といえば4年前に終わった時代なのでまだまだ最近……
ということで、「なかなかプレミア級の価値を持つレア切手はないのではないか」という感じもしますが、実際のところはどうなのでしょうか。 また、平成に発行された切手を高く売る方法としてはどんなことが考えられるでしょうか?
目次
平成にも「レア切手」はある?
冒頭にも紹介したように、プレミア級の価値を持つレア切手は、ひとことで言えば「数が少ない切手」のことを指します。
いちばん分かりやすい例が、切手買取の世界で今いちばん高く売れるといわれている「中国切手」です。
特に高い価値を持つ中国切手は1960~1970年代に発行されたもので、その当時の中国は国内で発行された切手を海外に持ち出したり、収集目的で所有したりすることが禁じられていたので、現在きれいな状態で残っている未使用の切手が少なく、プレミア級の価値を持ちます。
日本の切手でいえば、明治時代や大正時代の切手はそもそも発行枚数が少ないこともあって状態が良いものであればレア切手として高い価値を持ちます。
また、昭和に発行された「見返り美人」などは、現存数が少ないので高価買取が期待できます。
そのうえで考えると、平成に発行された切手はまだまだ現存しているものが多いので、額面を大きく上回る買取価格が期待できる切手はそれほど多くないといえるでしょう。
特に発行枚数が多い普通切手の場合、額面以下の価格で買い取られるケースが多いようです。
ただし、記念切手や特殊切手の場合は額面以上の買取価格が提示される場合もあります。
というわけで次に、平成に発行された切手で額面と同額かそれ以上の価値を持つとされる切手をいくつか紹介します。
額面以上の価値を持つ平成切手を紹介
平成に発行された切手はまだまだ現存数が多く、レア度がそれほど高くないこともあり、昭和の「見返り美人」や明治・大正期の切手のように、1枚で高額な価値がつく切手はなかなか見つからないのが現状です。
ただし、平成に発行された切手の中には額面以上の価値がつくものもあります。
ここでは、そんな平成切手を紹介します。
議会開設100年記念切手
平成2年(1990年)に発行された「議会開設100年記念切手」は、日本で初めて議会が開設されてから100年が経過したことを記念して発行された記念切手です。
国会議事堂の中央広場にあるステンドグラスをデザインした美しい切手で、62円切手として発行されています。
こちらは1枚あたり額面の62円か、それ以上の買取価格が期待できます。
ただし、現存数が多い切手でもあるので、状態の良しあしが買取価格を左右する点には注意が必要です。
サンフランシスコ平和条約50周年記念郵便切手
「サンフランシスコ平和条約50周年記念郵便切手」は、平成13年(2001年)に発行されました。
平成13年からさかのぼること50年前の昭和26年(1951年)、太平洋戦争で敗北した日本は連合国との間で平和条約を結びました。これをきっかけにアメリカによる占領は終了し、日本は独立国としての道を歩み始めることになります。
そんな平和条約の締結から50年が経過したことを記念して発行されたこちらの切手は、上部に条約への署名が行われたサンフランシスコのオペラハウスがデザインされており、下部には桔梗や菊、萩、撫子といった秋草がデザインされています。
秋草がデザインされているのは、条約の署名が9月に行われたことに由来しています。
そんな「サンフランシスコ平和条約50周年記念郵便切手」は額面80円ですが、切手買取の世界では額面以上の買取価格が期待できます。
第9回いけばなインターナショナル世界大会切手
平成18年(2006年)に発行された「第9回いけばなインターナショナル世界大会切手」は、5年ごとに行われている世界大会を主催する「いけばなインターナショナル」が創立50周年を迎えたことを記念して発行されました。
いけばなの発祥の地といわれている東京・浅草の六角堂をモチーフにしたデザインが特徴で、秋に発行されたことからススキをはじめとする秋の草花があしらわれています。
また、通常の切手とは形状が異なり、縦長になっているのも特徴として挙げられます。
こちらも額面(80円)以上の買取価格が期待できる切手のひとつです。
平成の切手を高く売る方法とは?
平成に発行された切手の中には、上記のような額面以上の買取価格が期待できるものがいくつかありますが、やはり明治・大正期の発行枚数が少ない切手や、昭和の「見返り美人」のようにコレクターからの人気が高いレア切手の数々に比べると、とびぬけて高い価値を持つわけではありません。
そんな中、できるだけ高く売るためにはどんなことに注意すべきなのでしょうか。
平成の切手を売る場合は、バラ切手1枚よりは複数をまとめて売ったほうが高く買い取ってもらえる可能性が高まります。
また、バラ切手よりはシート状の切手のほうが高く売れる傾向にあるのもポイントです。
そのほか、査定を依頼する買取業者をしっかり選ぶのも重要なポイントです。
切手の買取を行っている業者はたくさんありますが、数ある業者の中には切手買取の経験や知識が不足しているために、本来なら額面以上の価値がある切手でも額面未満の買取価格しか提示してくれないというケースがあります。
そのようなことになってしまわないように、切手の査定を依頼する際は経験豊富で専門的な知識を有する査定士のいる買取業者を選ぶことを心がけましょう。
なお、福ちゃんではこれまでに多くの切手買取を行ってきた経験・知識ともに豊富な査定士が、1枚1枚丁寧に査定させていただき、適正な買取価格を提示させていただきます。
また、福ちゃんは豊富な販路を持っているのもポイントです。
買い取らせていただいたお品物を販売するルートもしっかり確保している分、高い買取額を提示することが可能となっています。
査定は無料で承っていますので、ぜひお問い合わせください。