台湾切手とは?有名切手や価値について解説

今回のテーマは「台湾切手」です。
複雑な歴史背景を持つ台湾で発行された切手の中には、一部高価買取になるものがあるといいます。ここではそんな台湾切手について、発行された経緯や有名な切手、またおすすめの売却方法についてご紹介します。

台湾切手を持っている」「台湾切手の売り先を知りたい」という方はもちろん、「台湾切手について興味がある」「切手の買取について知りたい」という方もぜひご覧ください。

台湾切手とは?

台湾切手とは?有名切手や価値について解説

日本では豊臣秀吉の時代から国交があったとされている台湾。

1624年以降はオランダやスペインに占領され続けましたが、1661年以降の「鄭成功政権時代」を経て1684年、清(現在の中国)の支配下に。

そして1895年~1945年の日本統治時代のあと「中華民国時代」が始まり、現在に至ります。

現在ひとつの国としての独立を目指している台湾ですが、前述したような歴史背景があることから郵便事情について残っている資料は非常に少なく、「最古の台湾切手」については明らかになっていません。

なお、1888年「台湾省」に台湾郵政総局が置かれたこと、これに伴い郵便切手が発行されたという事実があることから、1800年代後半には「台湾切手」が流通していたことがわかります。

しかしこの年代の切手は一般的に知られておらず、「台湾切手」は「台湾地域で発行された切手すべて」「中華民国、と書かれているもの」などと定義が曖昧になっています。

また、日本統治時代には日本の切手を台湾で使用することができたことから、日本切手に現地(台湾)の

消印が押されているものを「統治時代の台湾切手」と呼ぶ人もいます。

こうした深い歴史的事情がある台湾の切手は現存するものが少なく、一部のものにはたった一枚で数千円以上の値がつくような高い価値を持つものも存在します。

主な台湾切手を紹介

台湾切手とは?有名切手や価値について解説

非常に情報の少ない台湾切手ですが、ここでは有名な台湾切手を3点ご紹介します。

ご自宅に古い切手があるという方、ぜひチェックしてみてください。

『台湾地方切手』

台湾切手」として知られている切手に、1945年10月に発行された『台湾地方切手』があげられます。

額面は「3銭」「5銭」「10銭」の3種類。第二次世界大戦中であった当時は物資が少なく、切手の発行が危ぶまれていましたが、「万が一」に備え用意されていたのがこの『台湾地方切手』で、台湾の各印刷会社で印刷ができるようこの切手の原画が配布されていたといいます。

図案は額面を示す数字のみと非常に簡素なものですが、日本の国章である「菊花紋章」が描かれているという特徴があります。

しかしこの切手が発行された翌月11月、郵政局が中華民国に差し押さえられたことから、『台湾地方切手』が発売停止に。同年11月以降は「中華民国台湾省」と黒字で加筆された状態のものが流通しています。

台湾地方切手』自体わずかな発行数であるため、「レア切手」の一種とされています。また、この黒字加筆がされていないものはさらに「希少」とされており、大変高い価値を持ちます。

台湾行啓記念切手(皇太子台湾訪問記念切手)

1923年4月に発行された『台湾行啓記念切手』は、のちに昭和天皇となる裕仁(ひろひと)皇太子が台湾を訪問した記念に発行されたことから、「皇太子台湾訪問記念切手」とも呼ばれています。

この切手は台湾で最も高い標高といわれている「玉山」が描かれており、額面は1銭5厘と3銭の2種類となっています。

玉山の標高は3952m、台湾の先住民からは聖なる山とされていました。しかしこの時代は日本統治時代で、さまざまなものが「日本名」に置き換えられました。

玉山も例外ではありません。玉山は「台湾で一番高い山、つまり日本で一番高い山。富士山に代わる新しい日本最高峰」という意味を持つ「新高山」と変更されたのです。

現在「新高山」という名は廃止されて玉山と呼ばれていますが、この切手は通称として一部の方から「新高山切手」とも呼ばれています。

そんな玉山が描かれているこの切手は、1銭5厘は山吹色、3銭は黒色一色で刷られています。

なお日本の出先官庁とされていた台湾総督府でのみ発行されており、日本国内で一般流通することはありませんでした。

またこの切手は1923年4月9日に発行される予定でしたが、大正天皇の様態が悪化したことにより発行を遅らせ同年4月16日に発行されたという経緯を持ちます。発行部数も少なく、高い価値を持つ切手とされています。

故宮博物院の宝物切手

1969年10月、鄭成功政権時代に発行された数少ない切手のひとつです。

台北市にある「故宮博物院」を描いたこの切手には、漢字で「中華民国郵票」と書かれており、清の統治下にあったことがわかります。

額面は「250」「350」「450」「500」(人民元)。

中国絵画らしいやさしいタッチと風合いが特徴の『故宮博物院の宝物』は一般市場でお目にかかることはほとんどありません。そのため、希少価値は大変高いといえるでしょう。

台湾切手の価値を見極めるのは難しい

台湾切手とは?有名切手や価値について解説

台湾切手を高く売りたい

そうお考えなのであれば切手の買取に力を入れている買取業者に依頼することをおすすめします。

台湾切手の正確な価値を把握するには複雑な歴史事情を熟知する必要があるため、多くの知識と経験が必要とされています。

これを理解せず安易に値段をつけて個人間売買してしまったり、査定士がいないお店(リサイクルショップなど)で売ってしまったりすると、本来持っているはずの価値に気づいてもらえないということにもなりかねません。

福ちゃんには、切手買取に精通した査定士が在籍しています。また査定士たちは多くの実績を持ち、1枚1枚丁寧に査定を行っています。

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なお、気になる費用についてですが、福ちゃんでは出張費や査定費など、すべて無料で行っています。

査定後のキャンセルもOKとしており、これにかかるキャンセル費用もかかりません。

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