高額査定も狙える?プレミア切手「月に雁」とは

額面よりも高い価格で売れる切手を「プレミア切手」と言います。
そのプレミア切手として有名な「見返り美人」を前回ご紹介しましたが、今回は同じく有名で価値の高いプレミア切手『月に雁』についてご紹介いたします!

切手収集ブームの火付け役「月に雁」とは

1950年代後半から1960年代頃にかけて、日本は空前の切手ブームが起きました。
新しい切手の発売日の朝は、郵便局に長蛇の列を作って並ぶ光景が見られたほどです。
その当時、日本で憧れの切手として有名だったのが「月に雁」と「見返り美人」です。
今回は「月に雁」がどんな切手なのか?調べてみました!

浮世絵師「歌川広重」の名品が切手に

江戸時代末期の浮世絵師、歌川広重(うたがわ ひろしげ)。
彼はゴッホやモネなどの画家に影響を与えたといわれる程、世界的に著名な画家でした。
歌川広重が秋の夜の一場面を描いたのが、切手にもなった名品「月に雁(つきにかり)」です。
※雁(かり)とは鳥のことで、カモ目カモ科ガン亜科の水鳥のうち、カモより大きくハクチョウより小さい一群の総称です。

1949年発行「切手週間」シリーズの図案に採用

1947年に初めて発行された特殊切手「切手趣味週間」。
「月に雁」は1949年11月1日発行された切手週間の8円切手で、200万枚が発行されました。
1948年の切手週間「見返り美人」と並んで有名で、プレミア切手として最大の人気作です。
「見返り美人」と同じく当時では珍しい縦長サイズの大きな切手です。大きな月を背景に3羽の雁が青い雲間を飛び交う美しい構図と印刷の美しさが評判です。

「月に雁」の切手として価値

1970年前後の切手ブームだった頃、「月に雁」は6~7万円の値段を付けていたとも言われています。そのため使用済みの状態でも、大変重宝されていました。
切手ブームが落ち着いた今、切手の相場は年々下がっているともいわれ、ほとんどの切手はプレミア価値がなくなり額面以下の場合が多いです。
それでも、「月に雁」は今でもプレミア価格で取引される貴重な切手です。

プレミア切手「月に雁」を売るならお早めに

切手の相場が年々下がっている今、売ろうかどうかお悩みの「月に雁」の切手があれば、早めに売るこをお勧めします。保管中に色褪せやシミができてしまう恐れもあるからです。
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シートはもちろん、1枚からでも買取査定は可能です。汚れがあっても大丈夫です。
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