ママ振袖はダサくて着たくない？後悔なし＆一目置かれるアレンジ
「ママ振袖はダサいから着たくない！」
成人式の振袖を考える時期になると、レンタルかママ振袖か悩む方が増えてきます。
振袖に対する、母と娘の好みや意見もさまざまです。
そこで今回は、ママ振袖をテーマに、メリットやデメリットなどをお話ししていきます。
ママ振袖は本当にダサいのか、はっきりさせたい方も、ぜひ参考にしてください。
目次
そもそも「ママ振袖」とは？
母親が成人式で着た振袖は、「母（ママ）の振袖」の意味から、「ママ振袖」と呼ばれています。
成人式の振袖を新調したりレンタルしたりせず、母親から振袖を引き継ぐことも一般的になってきました。ママ振袖は豪華な物が多く、レンタルの振袖にはない格調の高い雰囲気が人気です。
ママ振袖が増えている要因
ママ振袖が増えている要因には、経済・社会・精神面などが考えられます。
多くの家庭において、高額な振袖への出費を抑える傾向が高く、タンスの肥やしだった振袖が「ママ振袖」として、日の目を見るようになりました。また、SDGsへの関心や、家族間の絆への意識などさまざまな要因により、成人式の振袖に対する動向も変化しているのです。
一方、ママ振袖を引き継ぐ娘サイドからは、「ダサいから着たくない」「柄が好みでない」などの声を聞くことも少なくありません。
自分が着た振袖を娘に着てもらいたい母親と、今どきのかわいい振袖を着たい娘と、両者それぞれの思いがあるようです。
ママ振袖はダサいの？
一般的なママ振袖は、20～30年前に作られた古い着物ですが、決してダサくはありません。
ママ振袖には古典柄が多く、今風のかわいい花柄や色使いとは雰囲気が違うため、「着たくない」方もいらっしゃるでしょう。
しかし、はやりのかわいい花柄や色使いも、いずれは古くさくなるものです。
一方、古典柄は、はやりがなく廃れることがありません。一つひとつ意味のある縁起の良い柄であり、成人を迎える娘の幸せを願う、家族の思いも感じられるでしょう。
それでも「ママ振袖は着たくない」という方は、後述の「後悔しない！一目置かれるアレンジ」を参考にしてみてください。
今どきの振袖よりも、かわいく着こなすコツをご紹介しています。
ママ振袖のメリット
ここからは、ママ振袖のメリットをご紹介していきます。
成人式でママ振袖を着ると得られるメリットは、主に以下の3つです。
● 費用を削減できる
● 価値のある一級品が着られる
● 家族の絆が強まる
さっそく、見ていきましょう。
費用を削減できる
成人式にママ振袖を着ると、振袖のレンタルや新調をする必要がないため、全体的な費用が削減できます。
ただし、振袖の状態によって、クリーニング代やお直し代などが必要になるケースも多い傾向です。
着付けに必要な小物類や、髪飾りなどをそろえる必要もあるでしょう。それでも、レンタルや新調するのに比べると、はるかに安く済みます。
価値のある一級品が着られる
ママ振袖は、職人による手描きの1点ものが多いため、価値のある一級品に袖を通せるのもメリットの1つです。
レンタルの振袖とは比べものにならないほど、品質の高さも際立っており、ほかの人とかぶる心配もありません。
多くのレンタル振袖は、プリントによる大量生産で作られているのが一般的です。流行を意識した魅力的な柄かもしれませんが、生地がペラペラで高級感には程遠いといえるでしょう。
また、ママ振袖を着ると、「良い着物ですね」と褒められる機会に恵まれます。着物を知っている人が見れば、良い着物はすぐにわかるものなのです。
家族の絆が強まる
成人式にママ振袖を着ると、家族の絆が強まるのもメリットの1つです。
中には、「ママ振袖は後悔する」という声もあります。
しかし、結果として家族が喜んでくれたので、「ママ振袖で正解だった」という方が多い傾向です。
祖父や祖母たちが、母親のために用意した振袖。その振袖に、母親や祖父母たちの思いが引き継がれ、生まれ変わったものが「ママ振袖」なのです。
ママ振袖をきっかけに、あらためて家族の絆をかみしめてみてはいかがでしょうか。
ママ振袖のデメリット
ママ振袖には、どのようなデメリットがあるのでしょうか？
以下に、3つのデメリットを挙げています。
● サイズ直しの可能性がある
● 今どきの柄ではない
● シミ・シワ・においの心配
順に解説していきます。
サイズ直しの可能性がある
ママ振袖のサイズが合わなければ、サイズ直しが必要です。
現代は高身長の女性が増えているため、裄丈（ゆきたけ）を延ばしたり身巾を広げたりする費用も考慮しておくとよいでしょう。
今どきの柄ではない
ママ振袖は、トレンドを意識した今どきの柄ではありません。
そのため、周りと同じような振袖を着たい方にとっては、受け入れるのが難しいこともあるでしょう。
しかし、小物使いではやりのテイストを加えるのが可能ですし、工夫次第でワンランク上のかわいい振袖に仕上がります。
シミ・シワ・においの心配
長い間、タンスにしまったままのママ振袖の場合、シミ・シワ・ニオイが心配です。
そのため、早めに着物の状態を確認しておく必要があります。
成人式に間に合うよう、余裕をもって、クリーニングやシミ抜きなどの対応をしていきましょう。
ママ振袖の準備は早めがオススメ
成人式にママ振袖を着るのなら、遅くとも「1年前から準備」を始めるのがオススメです。
一般的に、クリーニングもサイズ直しも、それぞれ2～3か月かかります。地域や店舗によっては半年ほどかかる場合もあるので、前もって問い合わせておくとよいでしょう。
成人式を万全の状態で迎えるためにも、2年前から準備を始めても早すぎではありません。
後悔しない！一目置かれるアレンジ
ママ振袖で後悔しない方法として、着付け時のアレンジがオススメです。
以下に挙げた3つのポイントに注目すれば、ママ振袖をより輝かせられるでしょう。
● 小物
● 足元
● 髪
順にご紹介しますので、一目置かれるアレンジとして試していただけると幸いです。
「小物」
ママ振袖は、小物類のアレンジ次第で印象がガラリと変わります。
アレンジ可能な小物類は、以下の通りです。
● 重ね衿
● 半衿
● 帯揚げ
● 帯締め
順に見ていきましょう。
「重ね衿」
重ね衿は、着物を重ね着しているように見せる役割をします。
最近では、飾りのついた極彩色のものから、レース・フリル・パール付きの物まで多種多様に用意されているのが特徴です。
好みの重ね衿を選んで、ママ振袖に今風のテイストを加えると、新旧ミックスの新しい振袖が完成するでしょう。
「半衿」
半衿を足して、ママ振袖の雰囲気を変えてみるのもオススメです。
半衿は、汚れを防ぐために長襦袢（ながじゅばん）の衿に縫い付ける衿で、かわいらしい絵柄や刺しゅうの半衿が数多く用意されています。
着物の色合いを考えながら、おしゃれな半衿を選んでみてください。
「帯揚げ」
帯揚げのアレンジは、ママ振袖の印象を大きく変えてくれます。
色で変化を付けるだけでなく、さまざまな結び方で今っぽさを演出するのも可能です。花飾りのように結んだり、リボン結びにしたり、かれんな印象を与えられます。
「帯締め」
帯締めも、デザインや結び方をアレンジすると、はっと目を引くような振袖に変身します。
成人式では、ハート結びや四葉結びなどのかわいい結び方が支持される傾向です。また、ボリューム感のあるデザインや、帯どめでポイントを作るなど、一目置かれるアレンジを試してみましょう。
足元
足元は、草履や足袋でアレンジが可能です。
ヒールの高い振袖草履には、かわいいデザインから艶やかなデザインまで、豊富にそろっています。足袋も、レースや刺しゅうのワンポイントなど、好みのタイプを合わせてみてください。
草履の代わりに、ブーツを履くのもオススメです。
ママ振袖のクラシカルな雰囲気と、ブーツの相性は抜群ですので、注目される装いに仕上がるでしょう。
髪
髪型や髪飾りは、ママ振袖を着る人の顔映りを左右する重要なポイントです。
ぜひ、着る人の満足度を重視して、アレンジしていきましょう。SNSや情報誌などを参考にして、美容師さんにオーダーするのもオススメです。
後悔しないよう、常識にとらわれず、自分らしさを引き出した髪型にしてください。
まとめ
ママ振袖は、費用を抑えつつ、お母様の思い出が詰まった「特別な着物」を纏（まと）える、素晴らしい選択肢です。
しかし、体型や時代に合わないなどのデメリットを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
もし、ママ振袖に迷いがあるなら、思い切って「レンタル」という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか？最新のトレンドを取り入れた振袖で、成人式という特別な日を彩れます。
そして、もう着ることのない振袖は、福ちゃんにお任せください。
着物買取のプロとして、お客様の大切な着物の価値を最大限に評価の上で、買取価格をご提示させていただきます。無料の出張買取も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
福ちゃんは、お客様の成人式が最高の思い出になるように。そして、思い出の振袖が次の誰かの笑顔につながるように、精一杯お手伝いいたします。
【福ちゃんの3つの安心】
・査定無料：どのようなお品物でも、査定は無料です
・高価買取：着物査定のプロが適正価格をご提示いたします
・出張買取：ご自宅まで無料でお伺いいたします（※）
※出張買取の対応エリア詳細はお問い合わせ時にご確認ください
お客様の大切な着物を、福ちゃんに託してみませんか？
ママ振袖をご売却される際は、ぜひ福ちゃんの無料査定をお試しくださいませ。
お電話受付時間 9:00～20:00 (年中無休※年末年始は除く)
