• 着物
  • 2025.04.08

着物を簡単に処分する方法は?買取に出したほうがよい着物の特徴も紹介

大切にしてきた着物を処分したいけれど、どのように手放したらよいかわからない」とお悩みでしょうか?

親御様から譲り受けた着物や、成人式で着用した振袖をお持ちの場合、このように悩まれるケースが多いものです。

思い入れのある着物ほど、どのように処分すればよいのか、迷ってしまいますよね。

この記事では、手放すときの手間を少なくしたい方に向けて、着物を簡単に処分する方法をご紹介していきます。

着物は処分するだけでなく、買取に出して現金化することも可能です。

記事の後半では、買取してもらえる場所や、買取に出したほうがよい着物の特徴をご紹介します。

着物の現金化にご興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

着物を簡単に処分する方法

着物を簡単に処分する方法

着物をできるだけ手間なく手放したい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。

着物を簡単に処分する方法は、以下のとおりです。

・自治体のごみ回収
・不用品回収業者への依頼
・NPO法人への寄付
・市民団体への寄付

それぞれについて、さっそく見ていきましょう。

自治体のごみ回収

もっとも簡単な処分方法ともいえるのが、自治体のごみ回収を利用する方法です。

指定された回収場所に出せば、回収車が引き取ってくれます。

着物がどの種類のごみに分類されるかは、お住まいの自治体によってルールが異なります。

たとえば、ある自治体の例を見てみましょう。

その自治体では、着物の状態に応じて分別方法が指示されています。

具体的には、汚れや破れがひどいなど、再利用が難しい状態の着物は「可燃ごみ」に分類。その一方、目立った汚れや傷みがなく、まだ着られる状態の着物は「資源ごみ」として回収される、といったケースがあるのです。

そのほか、状態にかかわらず一括して「古布」として回収している自治体も存在します。

この方法で手放したい方は、お住まいの自治体のルールをよく確認しましょう。

不用品回収業者への依頼

着物以外のお品物もまとめて処分したい方にとって便利なのが、不用品回収業者に依頼する方法です。

不用品回収業者は、着物・家具・家電など、幅広い品目をまとめて回収する民間業者です。

回収までの一般的な流れとしては、業者に電話やメールで問い合わせて日時を予約すると、ご自宅に訪問してくれます。

ご自宅で回収作業に立ち会い、ごみの量に応じた手数料を支払えば完了です。

ただ、不用品回収業者は数多く存在し、なかには無認可の業者も存在するので注意が必要です。

家庭から出される不用品の回収には、「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要となります。

この許可がないにもかかわらず回収している業者は違法であり、不当な料金を請求してくる恐れもあります。

NPO法人への寄付

ごみ回収サービスを利用するのではなく、NPO法人に寄付することも可能です。

寄付した着物は、児童養護施設や学校、難民などに送られます。

寄付までの流れは、法人ごとに異なります。

たとえば、Webサイトの問い合わせフォームから申し込みをすると、伝票を届けてくれることも。着物を入れた段ボールにその伝票を貼り付けたら、宅配業者に集荷してもらいます。

宅配業者はご自身で手配するほか、法人側で手配してくれることもあります。

宅配業者を手配してもらえる場合、段ボールを宅配業者に渡すだけで済むので、着物をより簡単に手放せるでしょう。

なお、段ボールを引き取ってもらう前に、銀行振り込みなどで寄付金の納付が必要な法人もあるため、事前に確認しておきましょう。

この寄付金には、送料や仕分けの手数料、募金などが含まれています。

市民団体への寄付

着物の寄付先として、NPO法人だけでなく市民団体も挙げられます。

市民団体のなかには、古着や古布の寄付を募り、リサイクル業者とともに再利用に向けた活動をしている団体が存在するのです。

寄付された古着は、市民団体が主催するイベントで手頃な価格で販売するなどして、次に使う方のもとに届けられます。

寄付方法は、市民団体の回収拠点に持ち込むか、段ボールなどで市民団体宛てに送付します。

市民団体は複数の回収拠点を転々としていることもあるため、Webサイトなどを確認しましょう。

送付する場合の送料は自己負担ですが、NPO法人のように寄付金はかからないことが一般的です。

捨てるのはもったいない!着物は処分ではなく買取も可能

捨てるのはもったいない!着物は処分ではなく買取も可能

ここまで着物を簡単に処分する方法をご紹介してきましたが、処分ではなく買取してもらうことも可能です。

大切にしてきた着物を処分するのに抵抗がある方や、処分に伴い費用が発生することを懸念している方にとって、買取サービスは魅力的といえるでしょう。

買取の方法は、以下のように複数存在します。

・和服・着物専門店での買取
・リサイクルショップでの買取
・フリマアプリやオークションでの売却
・出張買取サービスでの買取

それぞれの特徴を解説しますので、買取にご興味のある方はぜひ参考にしてください。

和服・着物専門店での買取

できるだけ高く買い取ってもらいたい方にオススメなのが、和服・着物専門店での買取です。

専門店で査定してもらうと、着物の状態や購入からの経過年数だけでなく、素材・作家・デザインなど、あらゆる要素から価値を見極めてくれます。

状態がよく、なおかつ正絹などの天然素材で作られた着物であれば、高額買取となる可能性もあります。

不用品回収業者やNPO法人に依頼すると、手数料や寄付金が発生しますが、和服・着物専門店では費用が無料であることが一般的です。

ただ、このような専門店では査定士と対面でやり取りするため、「直接話すのが苦手」といった方にとっては、抵抗のある買取方法かもしれません。

リサイクルショップでの買取

リサイクルショップを利用する場合、基本的にはご自身で着物を持ち込みます。

店舗数が多いため、気軽に利用でき、すぐに現金化できるのが魅力といえるでしょう。

ただ、手放したい着物が数着以上ある場合、重くて持ち運ぶのが負担に感じる方もいらっしゃいます。

リサイクルショップは、着物に特化していないケースがほとんどで、重さを基準に査定額を算出されてしまうことも少なくありません。

フリマアプリやオークションでの売却

フリマアプリやオークションで売却する方法もあります。

フリマアプリではご自身で価格を設定でき、業者に依頼するより高値で売れる可能性もあるでしょう。

オークションにおいても、お品物が高く評価されれば、予想以上の価格で売却できることがあります。

しかし、ユーザーからの値下げ交渉やトラブル対応などを、すべて1人で行われなければいけないのが懸念点です。

さらに、出品したものの、いつまでも買い手がつかない恐れもあります。遺品整理や引っ越しなどで、できるだけ早く手放したいときは、ほかの方法を選んだほうがよいかもしれません。

出張買取サービスでの買取

複数の着物や、重くて持ち運びが大変な着物をまとめて手放したいとお考えなら、「出張買取」が最も便利で安心な方法です。

着物の出張買取を行っている業者に依頼すると、ご希望の日時に査定士がご自宅に訪問。大切な着物をお客様の目の前で査定し、査定額の根拠などをご説明します。査定内容にご納得された場合、原則としてその場で現金にてお支払い、もしくは銀行へ振り込みとなります。

出張買取はすべて自宅で完結するため、重い着物を持ち運ぶ必要はありません。

買取成立後の着物は、担当スタッフが丁寧に運び出してくれます。

このような魅力のある出張買取ですが、とくに初めて利用する方にとっては、業者の方がご自宅に来ることに抵抗を感じるかもしれません。さらに、ご自宅に訪問となると、「出張料などを取られるのではないか」と、ご心配される方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、出張料や査定料など、買取に伴う費用は一切かからない業者がほとんどです。

福ちゃんでも「着物の出張買取」を行っており、買取に際して、費用は一切いただいておりません。

自宅に知らない人を呼ぶのは少し不安」と感じる方のために、福ちゃんでは、お客様のご要望に応じて玄関先での査定にも対応しておりますので、ご安心ください。

さらに、当日の急なお品物追加も大歓迎です!

これもついでに見てもらおうかな」と思いでしたら、その場で査定士にお気軽にお申し付けください。

福ちゃんは、お客様に安心してご利用いただける、丁寧で便利な出張買取サービスを提供しています。

着物の買取をお考えの方は、ぜひ一度、福ちゃんの無料「出張買取サービス」をご検討ください。

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古いと売れない?買取できる着物かどうかを判断するポイント

古いと売れない?買取できる着物かどうかを判断するポイント

着物の買取をお考えの方のなかには、「古いと売れないのでは?」と悩まれる方もいるでしょう。

買取できる着物かどうか判断するポイントとして、以下が挙げられます。

・生地の状態
・着物のにおい
・着物の素材
・着物のサイズ

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

生地の状態

生地の状態は、買取可能かどうか判断するうえで、極めて重要な要素です。

修復が不可能なほど傷んでいたり、クリーニングに出しても落ちない汚れがついていたりすると、買取してもらえない可能性があります。

着物のにおい

防虫剤のにおいが染みついていると、買取を断られることがあります。

防虫剤はにおい移りしやすいため、無臭のものを選ぶとよいでしょう。

すでに防虫剤のにおいがついてしまっている場合、査定を依頼する前に陰干しをして、においをできる限り取り除くことをオススメします。

そのほかに、たばこやカビのにおいも、買取を断られてしまう原因です。

着物の素材

着物のなかには、100%絹糸の「正絹」を使っているものもあれば、比較的安価な素材として知られる「化繊」を使っているものもあります。

化繊で作られた着物は需要が低く、そもそも買取対象としていない業者もあるため、事前に確認が必要です。

着物のサイズ

着物のサイズが大きすぎる、あるいは小さすぎると、買取してもらえないこともあります。

これは、次の買い手がつかず、業者が在庫を抱えるリスクが高まるからです。

すべての業者が買取対象外としているわけではありませんが、査定を依頼する前に聞いておくと安心です。

処分は避けたい!高く売れやすい着物の特徴

処分は避けたい!高く売れやすい着物の特徴

ごみ回収サービスなどを利用して処分される着物のなかには、買取に出していれば実は高く売れる着物も存在します。

ここでは、処分は避けたい、高く売れやすい着物の特徴をご紹介します。

・伝統工芸品の着物
・老舗ブランドの着物
・有名な作家の手掛けた着物

とくに、着物を処分するか買取に出すか迷われている場合は、ぜひ参考にしてくださいね。

伝統工芸品の着物

特定の土地の素材や特色を活かし、伝統工芸品として仕立てられた着物は、高額買取される傾向があります。

そのような着物は量産が難しく、希少価値が高いからです。

加賀友禅・結城紬・大島紬といった、伝統工芸品として有名な着物をお持ちであれば、査定に出してみてはいかがでしょうか?

老舗ブランドの着物

古くから愛されている老舗ブランドの着物も、高く評価される傾向です。

買取業者のなかには、特定の老舗ブランドを指定して高額買取をしている業者も存在します。

ご自身では気にしていなかったブランドであっても、予想以上の値段がつくことがあるため、業者のWebサイトなどで1度確認してみるとよいでしょう。

有名な作家の手掛けた着物

染織物作家として人間国宝に認定されている方など、有名な作家が手掛けた着物は、高額買取を期待できます。

有名な作家の着物かどうかを判断する要素として、「落成款識(らくせいかんしき)」と呼ばれる印が挙げられます。これは作家のサインのようなもので、一流作家の作品に施されるのが一般的です。

着物に印鑑や刺繍のようなものがある場合は、有名な作家の作品である可能性が高いため、1度査定に出してみるのもよいかもしれません。

着物の買取を検討しているものの、お持ちの着物が「伝統工芸品」「老舗ブランド」「有名作家」のものであるか不明な場合、福ちゃんにご相談ください。

福ちゃんには着物に精通した査定士が在籍しており、上記のような着物に該当するかどうかを、正しく見極めることが可能です。

もし該当する場合、保存状態によっては高額買取をさせていただくこともございます。

着物を高く買い取ってもらうポイントは?

着物を高く買い取ってもらうポイントは?

着物を買取に出すなら、できるだけ高く買い取ってもらいたいですよね。

買取額をアップさせるポイントとして、以下が挙げられます。

・綺麗な状態で保管する
・付属品と一緒に査定に出す
・小物があれば一緒に査定に出す
・着物の知識が豊富な買取業者に依頼する

それぞれについて見ていきましょう。

綺麗な状態で保管する

少しでも高く買い取ってもらうには、綺麗な状態で保管するのがポイントです。

たとえば、虫食いやカビを防ぐために、湿気の多い場所を避けて保管しましょう。湿気を吸ってくれる「たとう紙」に包んで保管するのも効果的です。

加えて、着物が傷つかないよう、小物類とは分けて保管することをオススメします。

付属品と一緒に査定に出す

新品の着物を購入した際、「証紙」と呼ばれる付属品がついてくることがあります。

証紙を見ることで、着物の生産地のほか、伝統工芸品であるかどうかなどを把握することが可能です。

この証紙があることで、着物の価値に対する信頼性がアップするため、お持ちの場合は必ず一緒に出すようにしましょう。

小物があれば一緒に査定に出す

もう使わない下駄・帯留め・かんざしなどの和装小物をお持ちの場合、一緒に査定してもらうことで買取額アップを狙えます。

これらの小物は、着物や帯と比べると中古市場での人気が低く、単体で買取に出すと値段がつきにくいのが実情です。

しかし、着物とセットで出すことで、単体で出したときよりも高値で買い取ってもらいやすくなるのです。

着物の知識が豊富な買取業者に依頼する

着物を買取している業者はいくつも存在し、業者によって買取額にバラつきがあります。

少しでも高く買い取ってもらいたいなら、着物の知識が豊富な買取業者に依頼することがポイントです。

そのような業者では、着物の価値を見極められるため、適正な査定額を提示してくれます。

なお、着物の知識が豊富な買取業者のなかでも、販売ルートなどの関係で、査定額に差が出ることがあります。

高額買取を狙うのであれば、複数の着物買取業者に査定を依頼するのがオススメです。

着物の処分にお悩みなら福ちゃんにご相談ください!

着物の処分にお悩みなら福ちゃんにご相談ください!

福ちゃんは着物を中心に、幅広い地域で買取サービスを展開中です。

これまで、有名作家の着物や、大島紬・結城紬といった高級織物など、価値ある着物を高価買取してきた豊富な実績がございます。

もちろん、有名作家のものではない着物や、少し前のデザインの着物なども喜んで査定させていただきます。

この着物は買取対象になるだろうか?」とご不安な方も、どうぞご安心ください。

福ちゃんには、経験豊富な着物の専門査定士が多数在籍しております。

お客様の大切な着物を一点一点丁寧に拝見し、素材・状態・作家性・市場での需要などを総合的に評価し、ご納得いただける適正な買取価格をご提示できるよう努めています。

まずは自分の着物の価値を知りたい」という方も大歓迎です。

査定は無料ですので、ぜひお気軽に福ちゃんの「着物買取サービス」をご利用ください。

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まとめ

まとめ

本記事では、着物の処分方法についてご紹介しました。

着物はごみ回収や寄付によって処分するほか、買取サービスを利用する方法もあります。

とくに、状態のよい着物や有名な作家が手掛けた着物は、高価買取を狙いやすいので、買取サービスのご利用がオススメです。

少し傷や汚れがあっても、デザインや使用している素材によっては、予想以上の価格がつくこともございます。

福ちゃんでは、着物の買取に関するさまざまなご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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