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  • 2025.04.19

遺品整理で出てきた着物の処分方法は?9つの解決策と注意点を解説

葬儀が終わった後も、ご遺族の方には、遺品整理など、さまざまな手続きが残っています。
中でも悩ましいのは、故人が大切にしていた着物の処分
思いが詰まっている分、処分も売却も慎重になるのが当然かもしれません。

そこで今回は、着物の遺品整理に最適な、9つの処分方法をご紹介していきます。

捨てる・売却する以外の方法や、注意点もわかりやすく解説していますので、悔いのない遺品整理を行っていきましょう。

【この記事を読むメリット】
● 心残りのない遺品整理法が見つかる
● 着物を手放すか否かの判断基準がわかる
● 業者での着物買取の流れがわかる

着物の遺品整理で知っておきたいこと

着物の遺品整理で知っておきたいこと

悲しみも癒えぬ間に、葬儀の後に残された雑用で、心身に疲弊をきたしていませんか?

重なった疲労を少しでも削減するためにも、着物の遺品整理で知っておきたいことを押さえておきましょう。

スムーズな遺品整理は、遺族の負担を少なくするためにも欠かせません。ただし、遺品としての着物は故人の思いが詰まった高価な品が多いため、粗末な処分法は避けたいもの。

故人や遺族にとって最適な方法を検討するために、次の章でいくつかの処分方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

遺品整理で着物が出てきたときの9つの対処方法

遺品整理で着物が出てきたときの9つの対処方法

ここからは、着物の遺品整理における9つの方法を解説していきます。

多くの人が利用しているのが、業者による売却です。オークションフリマの買取は、気軽に取引ができる一方、デメリットもあるので、しっかりと把握しておきましょう。

処分せずに、リメイク形見として手元に置いておくのも1つの方法です。故人の思いを引きずってしまう方には、お寺で供養してもらう方法もあります。

さっそく、9つの遺品整理について、一つひとつ見ていきましょう。

形見として保管する

どうしても着物を手放したくない場合は、形見として保管しておくのもオススメです。愛する人の遺品ともなれば、心の区切りがつかない限り、無理に処分する必要はありません。

思い出として手元に残し、いつでも取り出せるようにしておくだけで、心の支えになるでしょう。

形見として保管するには、直射日光が当たらない保管場所が必要です。シミや虫食いなどの傷みを防ぐために、年に数回の陰干しも行ってください。

リメイクして違う形で残す

遺品整理で出てきた着物を手放したくない方は、リメイクして違う形で残してみてはいかがでしょう。

思い出をバッグや洋服などに形を変えて残せるほか、身に付けながら故人を懐かしく思い出せるのがメリットといえます。

着物のリメイクは、ハンドメイドまたは業者に依頼するのが一般的です。ただし、業者依頼となると費用がかさむのがデメリット。

ハンドメイドなら費用が抑えられますので、カルトナージュなど手軽な手芸から始めてみるのもよいでしょう。

着物買取業者に買取を依頼する

買取の大きなメリットは、着物にふさわしい対価として、現金化できることです。着物の保管や、適切なメンテナンスを続けるのが難しく、買取を検討する方も増えています。

遺品整理で買取を依頼する際に重要なのが、業者選びです。着物の価値を理解している業者を選ばないと、適正な価格を付けてもらえません。

そのような事態を回避するためにも、着物の買取実績が豊富で信頼のおける業者を選んでください。故人や遺族の思いを理解してくれる業者だと、よりよい取引が期待できるでしょう。

リサイクルショップに持ち込む

着物を取り扱っているリサイクルショップであれば、遺品整理で出てきた着物も買い取ってもらえる可能性があります。

着物買取業者と同様に、リサイクルショップもすぐに現金化できるのがメリットです。しかし、どのリサイクルショップにも着物専門の査定士がいるとは限りません。

専門査定士がいない店舗で買取を依頼すると、着物の本当の価値を付けてもらえない可能性が高くなります。残念な思いをしないためにも、着物専門の査定士がいるかどうか確認してから利用しましょう。

オークションやフリマアプリで販売する

オークションやフリマアプリで着物を販売するのも、対処方法の1つです。

気軽に利用でき、自分で価格を決められる点に魅力を感じる方も多いでしょう。しかし、必ず売れるとは限りません。

ブランドや有名作家の着物でなければ、売れる可能性は低い傾向です。さらに、着物の価値を把握していない場合は、損をする可能性も。

値引きの要求やトラブルに発展しやすいのも、オークションやフリマアプリのデメリットですので、利用する際は注意が必要です。

NPO団体や大学などに寄付する

着物の遺品整理には、NPO団体や大学などに寄付する方法もあります。

困っている人を助けたい」「社会貢献をしたい」という思いのある方にとって、着物の寄付は最適な遺品整理法です。

NPO団体は、多くが国内外でのリユースに向けて着物を回収しています。

寄付した着物の使い道は、発展途上国の子どもたちのために使う大学があれば、和装文化を学ぶ学生たちに活かす大学などさまざまですので、事前に確認しておくとよいでしょう。

一般ごみとして捨てる

一般ごみとして捨てるのは、抵抗がない方にとっては最も身近で手軽な遺品整理の方法です。

ごみ捨てに関するルールは、自治体によって異なります。まずは、着物が「可燃ごみ」なのか「資源ごみ」なのか、確認してください。

ごみを入れるビニール袋やスタイルも、指定のごみ袋だったり、ひもで縛って捨てたりとさまざまです。自治体のルールに沿っていないと回収されない可能性が高いため、注意しましょう。

欲しい人に譲渡する

遺品整理で出てきた着物が欲しいという方がいらっしゃれば、譲渡するのもよいでしょう。

着物の好きな方なら価値の高さも理解しているため、きっと喜んでくださいます。

さらに、親戚や友人など身近な人ですと、譲った着物を着た姿を目にする機会もあり、安心感やうれしさにつながるものです。

そのほか、自治体によっては交換サービスを行っているところもあります。自分の地域の自治体にはどのようなサービスがあるのか、確認しておくとよいでしょう。

お焚き上げ供養する

遺品の着物を手放したいけれど、どの処分方法にも抵抗がある場合は、お炊き上げ供養の選択肢もあります。

お炊き上げとは、神社や寺院が読経や祈祷で着物を浄化して焼却する、着物供養のことです。

お炊き上げ供養で着物を処分すると、故人への感謝や敬意を込めて、丁寧に送り出せるのがメリット。故人の元へ届けるという捉え方もあり、心残りのない遺品整理ともいえるでしょう。

お炊き上げには、1着あたり数千円から数万円など、神社や寺院によって幅があります。

遺品整理で着物の処分をスムーズに進める方法

遺品整理で着物の処分をスムーズに進める方法

着物を含む遺品整理が進まないときは、遺品整理の有資格者が在籍する業者に頼むと、すべてを任せられるため、スムーズに運びます

悲しみで気持ちが落ち込んでいる中、さらに時間・体力・お金を費やす遺品整理は、プロの手に頼った方がメリットもあります。

遺品整理には、費用がかさむのが一般的です。

しかし、遺品買取と遺品整理の両サービスを提供している業者に頼むと、費用が削減されたり、場合によっては手元に現金が残ったりする場合も珍しくありません。

とくに、着物は価値判断が難しいため、着物を含む遺品買取に定評がある業者に依頼すると安心です。

着物の高価買取着物の高価買取

遺品整理で着物を処分する際の注意点

遺品整理で着物を処分する際の注意点

着物の遺品整理は、親族との兼ね合いから、いくつかの注意点があります。

独断で処分するとトラブルに発展しかねないため、次の4点をしっかり確認してから行動に移しましょう。

● 遺言書の内容を確認する
● 身内や親族と話し合って決める
● 相続税の確認をする
● スケジュールを組んでおく

順に解説していきますので、着物の遺品整理をする前に必ずチェックしてください。

遺言書の内容を確認する

故人が遺言書を残している場合は、内容を確認してから着物の遺品整理を行ってください。大切にしていた着物であれば、譲渡したい親族や知人が記されているかもしれません。

ごみとして処分、特定の団体への寄付など、着物に関する内容があれば、遺言書に従って処分します。遺言書は故人の最終意思でもあり、反映することで供養にもなるでしょう。

遺言書についてわからないことがあれば、司法書士や行政書士など身近にいる専門家に相談するのがオススメです。

身内や親族と話し合って決める

着物の遺品整理は、身内や親族がいらっしゃるなら話し合って決めるのが重要です。

親族といえど、考え方や感情は人それぞれに異なります。

遺品整理に関することは、細かく話し合って決めたいと考えている親族もいらっしゃるでしょう。故人の着物を譲り受けたい方も、いらっしゃるかもしれません。

思いもよらない身内間のトラブルを引き起こさないためにも、遺品整理は先走らないようにしましょう。

相続税の確認をする

遺品として残された高価な着物は、相続財産に含まれます。そのため、着物の遺品整理をする際は、相続税の確認が必要です。

まず、誰が着物を相続するのかを話し合っておきましょう。

相続する親族は、そのほかの財産と着物の合計から相続税を計算します。

着物の相続税評価額は、市場の動向によって上下するため、素人が金額を判定するのは困難です。

税務署に受け入れられる評価額を算出するためには、着物買取業者に査定を依頼するとよいでしょう。

スケジュールを組んでおく

着物の遺品整理は、速やかに行うのがポイントです。

そのためにも、大まかなスケジュールを立てておきましょう。

スケジュールさえ決めておけば、故人の家に合わせた遺品整理もスムーズに行え、結果としてトラブルが避けられるからです。たとえば、賃貸住宅なら立ち退き日を考慮に入れる、持ち家なら固定資産税に配慮するなど、それぞれの都合に対応できます。

さらに、空き家問題に発展する可能性も低くなり、ご近所トラブルを引き起こす可能性もなくなるでしょう。

着物を「残すか」「手放すか」の判断基準は?

着物を「残すか」「手放すか」の判断基準は?

遺品としての着物を残しておくべきか、手放すべきか、多くの人が迷うところです。

「残すか」「手放すか」の判断基準は、次の2点に絞ってみると、比較的すんなりと決められます。

● 総合的な評価で決める
● 価値を把握してから決める

具体的な例を示しながらわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

総合的な評価で決める

着物を「残すか」「手放すか」を判断するには、以下のような総合的な評価を基準にすると、後悔のない選択ができます。

● 着る可能性や機会があるか
● 深い思い出のある着物か
● 落款のある価値が高い着物か
● 傷んでいないか
● 保管場所があるか

これらの判断基準に対して、「イエス」なら手元に残す価値があります。

「ノー」であれば、手放してもよいでしょう。

遺言状に着物の相続に関することが記されている場合は、その旨に従ってください。

価値を把握してから決める

着物を手放すならば、価値をしっかりと把握してから決めてください。なぜなら、遺品整理で出てくる着物には、価値の高い物が多いからです。

着物本来の価値を知らないばかりに、手放し方によっては非常に残念な結果になってしまいます。

単なる古い着物と思っていても、希少価値が高く、数万円や数十万円などの高値で取引される物も珍しくありません。

もったいない思いをしないためにも、一度、専門の業者に査定してもらうのもオススメです。

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着物の価値を知るには専門業者の査定が最適

着物の価値を知るには専門業者の査定が最適

着物の価値を正確に把握するには、専門業者に査定を依頼するのが一番です。

専門業者には、買取実績が豊富な査定士が在籍し、経験だけでなく、価値を正確に見極める技術も持ち併せています。そのため、着物に見合った適正な評価が受けられ、満足のいく取引ができるでしょう。

さらに、販売経路も整備されていますので、傷みのひどい物を除けば、買い取ってもらえるのが一般的です。

着物の査定は、数多くの複雑な要素を基準にしています。着物に関する専門の知識が必要なため、適正な価値を付けてもらうためにも、業者の力を借りるのが得策といえるでしょう。

【遺品整理】専門業者に着物買取を依頼する際の流れ

【遺品整理】専門業者に着物買取を依頼する際の流れ

遺品整理において、着物の買取を専門業者に依頼するとしたら、次のような流れになります。

● 買取方法を選択する
● 着物の査定を依頼する
● 査定額を確認して現金を受け取る

実際に専門業者を利用する際の、基本的な流れや手続きなどを、ここでしっかりと押さえておきましょう。

買取方法を選択する

着物の買取を専門業者に依頼するには、まず買取方法を選択しましょう。

買取方法には、店頭買取・宅配買取・出張買取の3つがあります。店頭買取は目の前で査定してもらえる一方、運搬の手間がデメリット。

宅配買取は手軽で始めやすい方法ですが、査定や買取完了まで時間がかかるのが一般的です。

出張買取は、運搬や時間などの負担がない反面、出張エリアが限られている場合もあります。事前に電話相談できる業者で、最適な買取方法を見つけましょう

着物の査定を依頼する

買取方法が決まったら、着物の査定を依頼します。

店頭・宅配・出張などの買取方法により査定スタイルが違うため、業者の案内に沿って着物を用意してください。

証紙や付属品があれば、着物と一緒にそろえて出すと、買取額のアップが期待できるでしょう。証紙がなくても買取自体は可能ですし、査定を利用すれば、着物の相場も確認できます。

査定の後、気が変わる可能性も考慮して、査定料やキャンセル料がかからない業者を選んでおくのも大切です。

査定額を確認して現金を受け取る

最後に、着物に提示された査定額を確認し、現金を受け取って買取は終了です。現金の受け取りは、その場で手渡し、または銀行振込などが用意されています。

査定額に納得がいかない場合は、無理に取引を続けなくても問題はありません。どの買取方法においてもキャンセルは可能ですので、安心して査定が受けられます。

初めての遺品整理や買取に関する不明点は、依頼する業者の相談窓口などで、早めに解決しておきましょう。

遺品整理で着物の扱いに困ったら「福ちゃん」にご相談を!

遺品整理で着物の扱いに困ったら「福ちゃん」にご相談を!

もしも、遺品整理で着物が出てきて、その扱いや処分にお困りでしたら、買取実績が豊富な福ちゃんにご相談ください。

着物は価値の判断が非常に難しいうえ、大切な故人様の品として、どのように整理・処分すれば良いかお悩みになる方も少なくありません。

そのようなときこそ、福ちゃんがお力になります。

福ちゃんは、着物の遺品買取において豊富な実績がございます。遺品整理士・遺品査定士といった専門家も多数在籍しており、こうした実績と専門性により、優良企業として多くのお客様から厚い信頼をお寄せいただいているのです。

着物はもちろん、その他幅広い品目の遺品買取にも対応しているため、遺品整理にかかるトータル費用を大幅に削減することも可能です。

費用や価値のご心配も、どうぞ遠慮なくお聞かせください。

真心を込めて、一点ずつ丁寧に拝見し、ご対応させていただきます。

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(年中無休※年末年始は除く)

まとめ

遺品整理の大変さは、実際に経験された方にしかわからないものと存じます。

故人様を偲ぶお時間も十分にとれない中で進めるご遺品整理は、ご遺族様の心身に大きな負担をかけ、さらに費用面でのご心配も伴うことも。

このようなご負担を少しでも軽減できるよう、福ちゃんの遺品買取サービスがお力になります。

着物はもちろん、大切にされてきたご遺品の数々を、故人様やご遺族様の思い入れごと丁寧に拝見し、一点ずつ真心を込めて査定させていただきます。

費用を抑えたい
これは値打ちがないかも……

といった、遺品整理や買取に関するさまざまなお悩みも、どうぞご遠慮なく福ちゃんにご相談ください。

お客様お一人おひとりの気持ちに寄り添い、誠実に対応させていただきます。

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