• 宝石/ダイヤモンド
  • 2025.03.16

パールの正しいお手入れ方法とは?注意点も解説

パールを誤った方法でお手入れすると、美しい輝きが失われたり、黄ばんでしまったりすることがあります。

大切にしていたパールがそのような状態になったら、悲しい気持ちになりますよね。

この記事では、パールが劣化してしまう原因を整理したうえで、劣化を防ぐための正しいお手入れ方法をご紹介します。

美しい状態を保つためには、お手入れ方法だけでなく、保管にも気を配る必要があります。

記事の後半では、保管時のポイントも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

当記事の内容は、あくまでも参考情報です。お手入れに際して、なんらかの損害が発生した場合でも、当方は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

パールが劣化する原因

パールが劣化する原因

パール(真珠)が劣化する主な原因は、以下のとおりです。

・酸
・湿気と乾燥
・高温
・紫外線

それぞれについて、さっそく見ていきましょう。

パールの主成分である炭酸カルシウムは、酸の影響で溶ける性質があります。

たとえば、人間の汗は、発汗量が少ないときは酸性に偏っています。

そのため、パールに汗がついたまま放置すると変色することがあるのです。

そのほかに、柑橘系のジュースやワイン、お酢も酸性であり、パールに付着すると経年劣化につながります。

湿気と乾燥

パールは湿度が高すぎても、反対に低すぎても、劣化が早まるので注意が必要です。

湿度が高くなると、パールが水分を含んで膨張します。

一方で乾燥すると、パールの水分が失われて、ごくわずかに収縮します。

この膨張と収縮を繰り返すと、パールに亀裂やひび割れが生じることがあるのです。

高温

パールは高温に弱い性質があります。

そのため、高温にさらされて内部の水分が蒸発すると、亀裂が生じることもあります。

それだけでなく、パールに含まれるタンパク質が変質し、色味が変化してしまう恐れもあるのです。

紫外線

直射日光などの紫外線も、パールの劣化を早める原因となります。

これは、パールに含まれるタンパク質は、紫外線の影響で褐色に変わることがあるからです。

お出かけ中に着用する程度であれば、そこまで気にする必要はありません。ただ、紫外線に長時間当たると変色するリスクがあることは押さえておきましょう。

パールアクセサリーのお手入れ方法

パールアクセサリーのお手入れ方法

パールアクセサリーの美しい状態を保つためには、以下の方法でお手入れをすることがポイントです。

・やわらかい乾いた布でふき取る
・汚れが気になるときは固く絞った布を使う

それぞれ順番に解説していきます。

やわらかい乾いた布でふき取る

日常的なお手入れは、やわらかい乾いた布でふき取るだけで十分です。

パールアクセサリーを外したら、その日のうちにお手入れするのがポイントです。

やわらかい布は、真珠専用のクロスやメガネ拭きを使用するのがオススメ。シルバー磨きなど、研磨剤が入ったものはパールを傷つける原因となるので、使用しないようにしましょう。

汚れが気になるときは固く絞った布を使う

夏場など汗をかきやすい時期や、化粧品が付着してしまったときは、ぬるま湯で固く絞ったやわらかい布を使う方法もあります。

とくに、パールと金具が接している部分に汚れがたまりやすいので、重点的にお手入れしましょう。

なお、パールは水に弱いため、最後に乾いた布で水分を十分にふき取ることが大切です。

パールアクセサリーの保管時に注意すること

パールアクセサリーの保管時に注意すること

パールアクセサリーをお手入れしたあと、以下のポイントを押さえて保管することで、美しい状態を保ちやすくなります。

・直射日光の当たらないところで保管する
・専用ケースで保管する
・防虫剤の近くに置かない

それぞれについて見ていきましょう。

直射日光の当たらないところで保管する

先ほどご紹介したように、パールは紫外線に弱い宝石です。

リビングなどにむき出しの状態で置いておくと、黄ばみにつながるので、控えたほうがよいでしょう。

室内とはいえそのまま置くのではなく、直射日光の当たらない薄暗いところで保管することが大切です。

専用ケースで保管する

パールは湿度が高すぎても低すぎても、劣化の原因となります。

ちょうどよい湿度を保つために、タンスやクローゼットの中で、ケースに入れて保管するとよいでしょう。

ケースに関して厳密な決まりはないものの、「パールキーパーケース」を使うのもオススメです。

パールキーパーケースとは、「湿度調整」「吸水・吸油」「防錆効果」の3つの機能を備えた、パールの保管に最適なケースです。

このケースで保管することで、適切な湿度に保ってくれます。

防虫剤の近くに置かない

タンスやクローゼットで保管する際に注意しなければならないのが、防虫剤です。

防虫剤から発生するガスは、パールの劣化の原因となります。

パールと防虫剤を、同じタンスやクローゼットに入れる場合は、段や距離を離すのがオススメです。

パールをお手入れして美しい状態を保とう

パールをお手入れして美しい状態を保とう

今回は、パールのお手入れ方法をご紹介しました。

パールの基本的なお手入れは、乾いたやわらかい布でふき取るだけで十分です。

汗や化粧品などによる汚れがとくに気になるときは、固く絞った布でふき取る方法もあります。パールは水に弱いので、仕上げに乾いた布で水分を取り除きましょう。

今回ご紹介した方法を取り入れて、ぜひパールアクセサリーを長く愛用してくださいね。

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