- 宝石/ダイヤモンド
- 2024.12.23
ローズカットダイヤモンドの特徴|ラウンドブリリアントカットとの違いも解説
まるでバラのつぼみのように見えることから、その名前がつけられた「ローズカットダイヤモンド」。
ダイヤモンドのカット方法として広く知られる、「ラウンドブリリアントカット」と比べると、ローズカットは知名度が低いかもしれません。
しかし、魅力の詰まったカット方法として、根強く支持されています。
この記事では
・ローズカットダイヤモンドの特徴
・ローズカットダイヤモンドの歴史
・ラウンドブリリアントカットとの違い
をご紹介していきます。
ローズカットダイヤモンドに関する疑問が解消する記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ローズカットダイヤモンドとは
ローズカットダイヤモンドは、バラのつぼみを思わせる形が特徴のダイヤモンド。
24面体で構成されています。
ローズカットダイヤモンドの裏側は平面です。一方で表側は、中央に向かって高さをつけながら三角形のカット面が組み合わされています。
ローズカットダイヤモンドを横から見るとドーム型をしており、これがバラのつぼみに見えるといわれているのです。
ローズカットの歴史
ローズカットの歴史は、ラウンドブリリアントカットよりも古く、16世紀後半にオランダで発明されました。
上品で落ち着いた輝きや、丸みのあるデザインは、ヨーロッパの王族や貴族を中心に人気を博しました。
その後、17世紀末になると、ベネチアの職人がラウンドブリリアントカットの元になるカット方法を考案。20世紀初頭になると、ラウンドブリリアントカットが確立されました。
このラウンドブリリアントカットの登場に伴い、ローズカットの人気は落ち着きを見せたものの、根強く支持され続けています。
ローズカットは現在、アンティーク調のジュエリーを中心に利用されています。
ローズカットとラウンドブリリアントカットの違い
ローズカットは、ラウンドブリリアントカットとどのような違いがあるのでしょうか?
ここでは、「輝き」と「大きさ」に着目しながら解説していきます。
輝きの印象
ラウンドブリリアントカットは、「キラキラ」とした輝きが最大の特徴です。
ダイヤモンドの上から入った光が、石の内部で全反射するよう設計されています。この設計は、ダイヤモンドの輝きを最大限に生かせるといわれています。
これに対してローズカットは、「みずみずしい」輝きが特徴です。
裏側が平面となっており、上から入ってきた光をすべて反射するわけではありません。そのため、ラウンドブリリアントカットと比べると控えめな輝き方をします。
クラシックな雰囲気のジュエリーをお探しの場合、ラウンドブリリアントカットよりも、ローズカットのほうが適しているかもしれません。
大きさの印象
ラウンドブリリアントカットとローズカットは、大きさの印象も異なります。
ラウンドブリリアントカットは、横から見たときに高さのある構造が特徴です。高さがある分、上から見たときの直径は小さくなります。
一方でローズカットは、ラウンドブリリアントカットよりも高さがないので、その分直径が大きく見えます。
つまり、同じカラット数で比較したときに、ラウンドブリリアントカットよりもローズカットのほうが大きく見えるのです。
「少しでも大きく見えるダイヤモンドが欲しい」とお考えの場合、ローズカットを検討するのもよいかもしれませんね。
ローズカットダイヤモンドの人気が再燃
この記事では、ローズカットダイヤモンドについてご紹介しました。
ラウンドブリリアントカットの登場とともに、人気が落ち着いていったローズカット。
しかしここ数年で、アンティーク調ジュエリーの人気が再燃。それに伴い、クラシカルな印象を持ち、アンティーク調のジュエリーに合うローズカットダイヤモンドの人気も、再燃しています。
ラウンドブリリアントカットと比べると、ローズカットを施したダイヤモンドの数は少ないものの、取り扱っているジュエリーブランドもあります。
ご興味のある方は、店頭に足を運び、お気に入りのデザインを探してみるのもよいでしょう。
福ちゃんでは、ダイヤモンドの買取を行っております。
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