「婚約指輪といえばダイヤモンド」といわれるのはなぜ?理由を徹底解説
「婚約指輪といえばダイヤモンド」
婚約指輪に対して、このようなイメージを持っている方は多いですよね。
それでは、なぜこうした考え方が広まったのでしょうか?
この記事では、
・ダイヤモンドが婚約指輪にふさわしいとされる理由
・婚約指輪にダイヤモンドが装飾されるようになった時期
・ダイヤモンドの結婚指輪が人々に浸透したきっかけ
を紐といていきます。
記事を読むことで、婚約指輪とダイヤモンドの関係性がわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ダイヤモンドが婚約指輪にふさわしいとされる理由
婚約指輪にダイヤモンドが適している理由は、ダイヤモンドの「硬さ」と「輝き」が関係しています。
ダイヤモンドの硬さ
ダイヤモンドは、地球上でもっとも硬い天然鉱物です。
この硬さは、「2人の固い絆」や「生涯変わらない愛」を象徴すると考えられるようになりました。
それがきっかけで、ダイヤモンドが婚約指輪にふさわしい宝石だといわれるようになったのです。
ダイヤモンドの輝き
ダイヤモンドは高い安定性を持ち、温度変化や酸、直射日光のもとでも、美しい輝きが失われにくいのが特徴です。
年月が経っても変わらない輝きは、「2人の永遠に続く愛」を象徴するとされ、婚約指輪に適していると考えられるようになりました。
ダイヤモンドの婚約指輪の始まり
それでは、婚約指輪にダイヤモンドが装飾されるようになったのはいつでしょうか?
その始まりは、15世紀ごろといわれています。
のちにローマ皇帝となるハプスブルク家の大公、マキシミリアン氏が、ブルゴーニュ公国の公女であるマリー氏に、ダイヤモンドの婚約指輪を贈ったのが始まりなのだとか。
この指輪は、1粒ダイヤモンドを留めたデザインではなく、小さなダイヤモンドをMの形に配したデザインだったようです。
その後、ダイヤモンドのカット技術や研磨技術が発達し、婚約指輪に使われることも徐々に増えていきました。
ただ、しばらくは上流階級の間でしか用いられなかったとされています。
ダイヤモンドの婚約指輪が定番となったのはいつ?
ダイヤモンドの婚約指輪が一般市民にも広まったのは、いつごろのことでしょうか?
ここでは欧米と日本に分けて、浸透した時期や、浸透するきっかけとなった出来事をご紹介していきます。
欧米では19〜20世紀に浸透
欧米では19〜20世紀ごろ、一般の人々の間でも、ダイヤモンドの婚約指輪が贈られるようになりました。
その1つのきっかけとなったのが、南アフリカにおけるダイヤモンド鉱山の発見です。1866年に鉱山が発見されたことで、ダイヤモンドを安定的に供給できるようになりました。
また、18世紀後半から19世紀にかけては、現在でも広く知られているジュエリーブランドが次々と誕生。これも、ダイヤモンドの婚約指輪が浸透するきっかけとなりました。
さらに1947年には、ダイヤモンドの採掘や販売を行うデビアス社が、「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチコピーを広告で使用。
このキャッチコピーが人々を惹きつけ、ダイヤモンドの婚約指輪が一気に広まりました。
日本では1960年代に浸透し始めた
日本でダイヤモンドの婚約指輪が浸透し始めたのは、1960年代といわれています。
日本では第2次世界対戦中に、ダイヤモンドの取引が制限されていました。
しかし、戦争が終わるとダイヤモンドの輸入制限がなくなり、供給量は増加。この時代は高度経済成長期とも重なり、ダイヤモンドの婚約指輪が広まっていったのです。
また、デビアス社は日本にも上陸し、ジュエリー業界に大きな変化をもたらしました。
具体的には、1970年代に「ダイヤモンドは永遠の輝き」「婚約指輪は給料の3か月分」などのキャッチコピーを使ったキャンペーンを開始。
このキャンペーンが見事に成功し、ダイヤモンドの婚約指輪が浸透したのです。
ダイヤモンドは婚約指輪にぴったりの宝石
「婚約指輪には必ずダイヤモンドを装飾する」といった決まりはありません。最近では、ダイヤモンド以外の宝石を選ぶ方も少しずつ増えてきています。
とはいえ、ダイヤモンドの輝きや硬さなどの性質を踏まえると、やはり婚約指輪に適した宝石といえるでしょう。
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