世界的に有名なジュエリーデザイナーをご紹介

世界的に有名な老舗ジュエリーブランドといえば、ハリーウィンストンやカルティエ、ティファニー、ブルガリ、ヴァンクリーフ&アーペルが上げられます。ティファニー以外は、創業者自身がジュエリーデザイナーをしていたブランドです。老舗ブランド創業者がジュエリーデザイナーとして有名なのはもちろんですが、老舗有名ブランドに属していなくても、世界的に有名なジュエリーデザイナーはたくさんいます。今回の福ちゃんコラムでは、世界的に有名な4人のジュエリーデザイナーをご紹介します。

ルネ・ラリック

ルネ・ラリックは、ジュエリー、ガラス工芸を主に、様々なジャンルの作品を手掛けたアーティストです。アールヌーヴォーの時代はジュエリー作家として、アール・デコの時代はガラス作家として活躍しました。ルネ・ラリックの作るデザインは、一貫して彫刻のようなデザインが特徴で、自然美や女性美を表現している作品が多いです。
ルネ・ラリックが活躍する頃のジュエリーは、宝石をふんだんに使用した装飾があれば良いと考えれ、独創性や個性は軽視されていました。しかし、ルネ・ラリックは固定概念に捉われず、宝石以外の素材もふんだんに使用して自在に組み合わせて、人の目を引く独創性の高く斬新なオリジナル作品を次々に作り注目され、一躍有名になりました。高級クリスタルブランド「ラリック」を設立していて、世界でも有名なブランドになっています。

アンドリュー・グリマ

アンドリュー・グリマは、イタリアの貴族出身で、英国王室にも親しまれている「グリマ」というブランドの設立者です。アンドリュー・グリマは、弟子入りをするのではなく、独学でジュエリーを学んだことにより、エレガントで独創的なジュエリーをデザインしました。「長く愛用してほしい」「他にはないオリジナリティ溢れるジュエリーを創りたい」という想いがあって、デザイン性はもちろんですが、肌へのやさしさにもこだわっています。
そのため、肌と接する部分には天然樹脂を使用しているものも多く、金属アレルギーの人でも安心してジュエリーを楽しむことができます。たくさんの人に長く愛用してほしいという想いが世界中に伝わり、英国王室だけでなく、プラダやマークジェイコブス等の一流ブランドも彼の作品の愛用者になりました。また、時計ブランド オメガ(OMEGA)のウォッチケースのデザインを手がけたことも有名です。

ローレンス・グラフ

ローレンス・グラフは、「グラフ(GRAFF)」を創業者した人物です。「グラフ(GRAFF)」は、「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれている大粒で極上のダイヤモンドを取り扱っています。グラフが発表する作品は、キング・オブ・ダイヤモンドと呼ばれることもあって、ダイヤモンドのスケールが大きいことが特徴で、世界中から評価されています。
ローレンス・グラフは、15歳のときにロンドンのダイヤモンド街で見習いとしてスタートし、ダイヤモンドを見極める才能とビジネスセンスを開花させました。22歳という若さでグラフ ダイヤモンド社を設立して、その後、アジアにも進出してアジアの富裕層や中東の石油王から信頼を得て評判は確固たるものになりました。

ロレンツ・バウマー

シャネルやルイ・ヴィトンでもジュエリーデザイナーとして活躍した人物が、ロレンツ・バウマーです。シャネルで有名な「マトラッセ」をモチーフにしたエンゲージメントリングや、ココ・シャネルが愛した「カメリア」コレクションなども手がけています。
また、自身でも「ローレン」というジュエリーブランドを立ち上げていて、絶妙なバランス感のあるデザインが特徴です。ロレンツ・バウマーの作品は、幾何学的なモチーフが散らばっているにも関わらず、まとまった印象を与えます。複雑な形状が重なり合うデザインが多いですが、複雑でも美しいのは、デザイナーとしてのバックボーンや常識に捉われない考え方が影響していると言われています。

まとめ

老舗ブランドでなくても、有名なジュエリーデザイナーが作られたブランドはたくさんあります。今回の福ちゃんコラムを読んで、紹介したジュエリーデザイナーに興味を持たれた方は、是非一度作品を実際に見に行ってみてくださいね。

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