カラーダイヤモンドとは?価値が決まる基準や色のバリエーションをご紹介
ダイヤモンドといえば、無色透明のものをイメージする方が多いかもしれません。しかし、一部のダイヤモンドには色がついており、それらは「カラーダイヤモンド」と呼ばれています。
この記事では、カラーダイヤモンドの特徴と価値が決まる基準をご紹介。
カラーダイヤモンドのカラーバリエーションも詳しく解説しますので、お好きな色合いを見つけてみてはいかがでしょうか。
目次
カラーダイヤモンドとは
カラーダイヤモンドとは、色のついたダイヤモンドのこと。
ブルーやピンク、グリーン、イエローなど、さまざまな色合いが存在します。
カラーダイヤモンドは、「天然のもの」と「人工的に着色されたもの」の2種類に大きく分かれます。
天然のものは、ダイヤモンドができる過程で炭素原子に不純物が混ざることで、色素が発生。
人工のものを製造する方法はいくつかあり、その中でも、天然ダイヤモンドに放射線を照射して内側から色合いを変化させる方法が一般的です。
カラーダイヤモンドの価値が決まる基準
カラーダイヤモンドは、一般的な無色透明のダイヤモンドと同様、「カット(輝き)」や「カラット(重さ)」などによって価値が決まります。
ただし、価値を決めるもっとも重要な要素は「カラー(色)」です。
カラーダイヤモンドの場合、濃い色合いのものほど価値が高く評価され、とくに色の濃いものは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれます。
ファンシーカラーダイヤモンドは、無色透明のダイヤモンドを超える値段で取引されることも珍しくありません。
カラーダイヤモンドの色の種類
カラーダイヤモンドにはさまざまな色が存在し、主に以下12色が挙げられます。
・ピンクダイヤモンド
・レッドダイヤモンド
・ブルーダイヤモンド
・グリーンダイヤモンド
・パープルダイヤモンド
・バイオレットダイヤモンド
・オレンジダイヤモンド
・イエローダイヤモンド
・ブラウンダイヤモンド
・ブラックダイヤモンド
・グレーダイヤモンド
・ホワイトダイヤモンド
それぞれの色の特徴や、価値の違いを見ていきましょう。
ピンクダイヤモンド
「ピンクダイヤモンド」は可愛らしい印象が特徴で、カラーダイヤモンドの中でとくに高い人気を誇ります。高品質のピンクダイヤモンドが産出する鉱山はすでに閉山していることから、価値が上昇傾向にあります。
レッドダイヤモンド
「レッドダイヤモンド」は“幻の宝石”と呼ばれ、カラーダイヤモンドの中でもっとも価値が高いとされる宝石です。
市場に出回ることは、ほとんどありません。
世界最大のレッドダイヤモンド「ムサイエフ・レッドダイヤモンド」は、2011年に約9億1000万円相当の値段で落札されました。
ブルーダイヤモンド
「ブルーダイヤモンド」はレッドダイヤモンドについで希少とされるカラーダイヤモンド。
“永遠の幸せ”といった結婚を連想させる意味があるため、ブライダルリングに人工のブルーダイヤモンドが装飾されることも少なくありません。
グリーンダイヤモンド
「グリーンダイヤモンド」は、身につけることで健康や安らぎを与えるとされるカラーダイヤモンド。
グリーンダイヤモンドの中には、自然光のもとでは薄い緑色に見えても、ブラックライトを当てると鮮やかな緑色に発色するものがあります。
パープルダイヤモンド
「パープルダイヤモンド」は、神秘的な印象やミステリアスな印象が特徴のカラーダイヤモンドです。
青みが足りないとピンクダイヤモンド、色が濃すぎるとブラウンダイヤモンドになってしまうため、希少価値が高いことで知られています。
バイオレットダイヤモンド
「バイオレットダイヤモンド」は、青紫色のカラーダイヤモンド。
身につけることで、潜在能力を引き出すなどスピリチュアルな効果を期待できます。
オレンジダイヤモンド
「オレンジダイヤモンド」には、“心の調和”という石言葉があり、リラックスしたいときなどにぴったりでしょう。
レッドダイヤモンドやブルーダイヤモンドほどではないものの、価値が高く評価されています。1998年に出品されたオレンジダイヤモンド「パンプキン」は、約1億4100万円相当の値段で落札されました。
イエローダイヤモンド
「イエローダイヤモンド」は、身につけると金運アップを期待できるカラーダイヤモンド。
世界的ジュエリーブランドのティファニーも、ジュエリーアイテムにイエローダイヤモンドを使用しています。
イエローダイヤモンドについて詳しくはこちら↓
イエローダイヤモンドの価値が上昇中|高く評価されるイエローダイヤモンドの特徴も解説
ブラウンダイヤモンド
「ブラウンダイヤモンド」は、カラーダイヤモンドの中では比較的多く流通している色です。
艶やかな印象を醸し出しており、肌なじみのよさも魅力です。
ブラックダイヤモンド
「ブラックダイヤモンド」は、クールかつ上品な印象が特徴で、性別問わず人気があります。
呪いの疑惑があるブラックダイヤモンド「ブラック・オルロフ」が2006年にオークションに出品されると、約4000万円相当で落札され話題となりました。
グレーダイヤモンド
「グレーダイヤモンド」はこれまで、価値があまり評価されていませんでした。
しかし近年は、高品質のグレーダイヤモンドに高値がつく事例も増えつつあります。
“あるがまま”という石言葉を持っており、自分らしさを大切にしたいときにぴったりでしょう。
ホワイトダイヤモンド
「ホワイトダイヤモンド」は、希少性と人気ともに高いカラーダイヤモンド。
ホワイトダイヤモンドができるメカニズムは、まだ不明確な部分も多く、神秘性の高さも特徴です。
カラーダイヤモンドは好みの色を選べるのが魅力
カラーダイヤモンドにはさまざまな色が存在します。それらの中から好みの色を選べる点は、無色透明のダイヤモンドにはない魅力といえるでしょう。
カラーダイヤモンドにご興味のある方は、宝飾店でその色合いを確かめてみてはいかがでしょうか。
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