サファイアで耳にする「加熱」「非加熱」とは?価値の違いも解説
サファイアについて調べていると、「加熱サファイア」「非加熱サファイア」という言葉を目にしたことはありませんか?
この2つにはどのような違いがあるのか、気になりますよね。
そこで当記事では、
・サファイアの加熱処理とは何か
・加熱処理したサファイアは価値が下がるのか
・加熱の有無は見分けられるのか
などを解説します。
サファイアの「加熱」「非加熱」の違いが明確になる記事となっておりますので、ぜひご覧ください。
目次
サファイアの加熱処理とは
サファイアの加熱処理とは、宝石の色を改善することなどを目的として、高温で加熱する処理です。サファイアの状態によって、加熱するときの温度は異なりますが、1400~1500℃が目安とされています。
サファイアに加熱処理を施すと、熱する前と比べて、濃く鮮やかな色合いに変化。それだけでなく、原石に含まれていたインクルージョン(内包物)が除去され、透明度が増すこともあります。
サファイアは、原石をカットして研磨で仕上げれば完成すると思われがちです。しかし、加熱処理をせず、カット・研磨のみで美しい色合いを持つサファイアはあまり多くありません。市場に出回っているサファイアのうち、実に9割ほどは加熱処理が施されているといわれています。
非加熱サファイアとは
非加熱サファイアとは、加熱処理せずに流通しているサファイアを指します。
「非加熱サファイアは価値が高い」という印象を持つ方は多いですが、非加熱サファイアであれば無条件に価値が高いわけではありません。
「非加熱であるにもかかわらず美しい色合いを持つサファイア」であれば、高く評価されます。
宝石買取なら福ちゃんへ!サファイアの買取もお任せください
福ちゃんでは、希少価値の高い非加熱サファイアをはじめ、さまざまな宝石を高価買取中です。
サファイア買取をご検討される際は、ぜひ福ちゃんにお任せください。
査定は無料、プロの査定士がお客様の大切な宝石を丁寧に査定いたします。
▽買取実績を見る
宝石買取の実績
▽買取(出張査定)の申し込みはコチラ
今すぐ買取を申し込む
まずは、お気軽にご相談くださいませ。
加熱処理しているサファイアは価値が下がる?
サファイアに加熱処理が施されているからといって、価値が極端に下がることはありません。その理由をご説明します。
先ほどご紹介したように、市場に出回っているサファイアの大部分は加熱処理が施されています。また、加熱サファイアも非加熱サファイアと同様、“天然サファイア”であることに変わりはありません。
つまり、サファイアは加熱処理が前提で販売される宝石ともいえ、加熱・非加熱のどちらでもあっても“天然サファイア”という同じカテゴリーに分類されます。そのため、加熱サファイアの価値が著しく低くなることはないのです。
「加熱」「非加熱」のサファイアは目視で判断できる?
サファイアの加熱・非加熱を目視で見分けることはできるのでしょうか。
結論からお伝えすると、専門家以外が見分けるのは難しいでしょう。
一方、専門家であれば、簡単ではないもののルーペを使えば見分けられることも。見分ける際の基準の一例をご紹介します。
スリランカ産のサファイアなどには、絹の糸のような見た目の内包物「シルクインクルージョン」が含まれているのが特徴です。このシルクインクルージョンは、加熱処理を施すと消失することがあります。つまり、シルクインクルージョンの有無を確かめることで、加熱・非加熱を見分ける手がかりとなるのです。
一般の方が見分けるのは困難なため、加熱の有無が記載された宝石の鑑別書(証明書)が手元になく、どうしても知りたい場合は、専門機関で鑑別してもらう必要があるでしょう。
サファイアを購入するときは「加熱」「非加熱」も要チェック
サファイアの多くは加熱処理が施されており、加熱することで、宝石が本来持っている美しい色合いが引き出されます。
ただ、加熱処理をしていないにもかかわらず、美しい色合いを持つサファイアも存在。このような非加熱サファイアは希少性が非常に高く、価値がプラス評価される傾向です。
サファイアの購入を検討される際は、色合いや大きさに加え、「加熱」「非加熱」にも着目してみてはいかがでしょうか。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)