サファイアの正しいお手入れ方法とは?宝石の特性や注意点もご紹介
サファイアは、ダイヤモンドについで硬い宝石であり、傷つきにくい性質を持つため、比較的お手入れしやすい宝石です。しかし、お手入れの方法によっては傷ついてしまう恐れもあります。
この記事では、
・サファイアの特性
・正しいお手入れ方法
・お手入れ時の注意点
をご紹介します。
サファイアのお手入れに関する疑問をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
※当記事の内容は、あくまでも参考情報です。お手入れに際して、なんらかの損害が発生した場合でも、当方は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
目次
サファイアの特性
サファイアはコランダムという鉱物からできており、次のような特徴があります。
・傷つきにくい
・割れにくい
・熱や酸に強い
宝石の傷つきやすさは、モース硬度と呼ばれる指標で評価されます。
地球上でもっとも硬い宝石として知られるダイヤモンドのモース硬度は「10」であるのに対し、サファイアのモース硬度は「9」。
サファイアはダイヤモンドに次ぐ硬さを持ち、傷つきにくい宝石です。
また、サファイアは衝撃を受けると割れる性質である「へき開」がなく、割れにくいのも特徴です。そのため日常的につけるジュエリーとして高い人気を誇ります。
さらに、熱に強いほか、化学的に安定しているため酸にも耐性があります。
このように優れた特性を持つサファイアは、自宅でのお手入れがしやすい宝石といえるでしょう。
サファイアの日常的なお手入れ方法
サファイアは透明度の高い宝石であり、汗や化粧品が付着したままになっていると、透明感が損なわれてしまいます。サファイアの透明感や輝きを保つためには、ジュエリーの着用後など、日常的にやわらかい布で拭き取り掃除をすることが大切です。
サファイアをあしらったネックレスや指輪は、裏側を中心に拭き取りましょう。
なぜなら、裏側は肌に直接触れる部分であり、汚れがとくに付着しやすいからです。
サファイアの汚れが気になるときのお手入れ方法
サファイアの汚れが気になるときのお手入れ方法として、以下2つが挙げられます。
・中性洗剤を使って洗う
・超音波洗浄をする
それぞれについて見ていきましょう。
中性洗剤を使って洗う
サファイアはその優れた特性ゆえ、中性洗剤を使って洗うことが可能です。
30度前後のぬるま湯に少量の中性洗剤を溶かした洗浄液を作ります。そこにサファイアジュエリーを浸し、やわらかいブラシで洗いましょう。
その際、ゴシゴシと擦るのではなく撫でるように優しく洗うのがポイントです。汚れを落としたら水で洗い流し、水気をしっかりと拭き取ります。
汚れがなかなか落ちないときは、つけ置きする方法もあります。
中性洗剤を溶かした30度前後のぬるま湯に、30分ほどつけ置きしてからブラシで洗うことで、汚れがより落ちやすいでしょう。
超音波洗浄をする
サファイアは基本的に超音波洗浄ができ、手作業では落としにくい細かい汚れも落とせるのが魅力です。家庭用の超音波洗浄機もあるため、ジュエリーを多くお持ちの方などは、購入を検討してもよいかもしれません。
ただし内部にひび割れのような模様があるなど、グレードの低いサファイアは、超音波洗浄の衝撃でも傷ついてしまう可能性がゼロではありません。
そのため、不安な場合は超音波洗浄機を使わないほうがよいでしょう。
また、自宅でお手入れしても満足のいく輝きを取り戻せない場合は、専門業者にクリーニングを依頼する方法もあります。
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サファイアの保管方法
サファイアを正しい方法でお手入れしても、適切な環境で保管しなければ、傷ついたり劣化したりすることにつながります。
保管する際は以下2つの点に気をつけましょう。
・ほかのジュエリーと一緒に保管しない
・直射日光や湿度の高い場所は避ける
それぞれ詳しく解説します。
ほかのジュエリーと一緒に保管しない
サファイア自体は硬度が高く傷つきにくい一方、ほかの宝石とぶつかると、その宝石を傷つけてしまう恐れがあります。
そのため、ジュエリー同士がぶつからないよう、別々に保管することが大切です。仕切りのあるケースに収納したり、布製の袋に分けて入れたりしましょう。
直射日光や湿度の高い場所は避ける
サファイアは紫外線に弱く、直射日光に長時間当たると変色することがあります。さらに、湿度が高いところで保管すると劣化が早まる原因となります。
そのため、直射日光が当たるところや湿度の高い場所は避けて保管しましょう。
サファイアは定期的にお手入れすれば長く愛用できる
サファイアは熱や酸に強い石なので、家庭でのお手入れが比較的簡単にできます。正しい方法で定期的にお手入れすれば、購入したときと近い輝きをキープできるでしょう。
専門業者にクリーニングを依頼する方法もありますが、「まずは自宅でお手入れしたい」とお考えの方は、今回ご紹介した方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
※当記事は、あくまでも参考としてご活用ください。実際のお手入れに際しては、ご自身の判断と責任において、慎重に判断した上で行うようお願い申し上げます
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