ルビーとサファイアの違いとは？それぞれの宝石の特徴も丁寧に解説
ルビーとサファイアの違いについてお調べでしょうか。
ルビーとサファイアは共通点のある宝石で、両者の違いはあまり多くありません。
この記事では、ルビーとサファイアにはどのような違いがあるのかをご紹介した上で、それぞれの宝石の特徴を解説します。
目次
ルビーとサファイアの違いは色！もともとは同じ鉱物
ルビーとサファイアの主な違いは色で、実は同じ鉱物からできています。
これはどのようなことなのか、詳しく見ていきましょう。
ルビーは赤色でサファイアは青色
ルビーは赤色で、サファイアは基本的に青色です。
ルビーの和名は「紅玉（こうぎょく）」、サファイアの和名は「蒼玉（そうぎょく）」または「青玉（せいぎょく）」です。これらの和名も、両者の色の違いを明確に示しています。
赤と青という対照的なイメージの色を持つことから、「ルビーとサファイアはもともと別の鉱物なのでは？」と考える方もいらっしゃいますが、実は同じ鉱物からできています。
ルビーとサファイアはどちらもコランダムの結晶
ルビーとサファイアはどちらも「コランダム」と呼ばれる鉱物の結晶です。
コランダム自体は不純物を含まなければ無色透明ですが、結晶ができる過程で不純物が混ざると赤や青に色づきます。
具体的には、コランダムにクロムが混ざると赤いルビーになり、鉄とチタンが混ざると青いサファイアになります。
ルビーの特徴
ここではルビーの特徴について、以下4つの観点から見ていきましょう。
・色
・硬度
・ルビーは7月の誕生石
・宝石言葉
ルビーの色
ルビーの色合いは含まれる不純物の割合によって少しずつ異なり、純粋で鮮やかな赤色や、紫がかった赤色などが存在します。
その中でも高く評価されるのは、濃く鮮やかな赤色のルビーです。
反対に、赤色が薄いものや紫がかったものなどは価値が下がります。
ルビーの硬度
鉱物としてのルビーの硬さは、世界でもっとも硬い宝石、ダイヤモンドに次ぐ硬さです。
宝石の硬さを測るときには、「モース硬度」と呼ばれる指標が用いられることも多く、1〜10段階で硬さが評価されます。ダイヤモンドのモース硬度は10で、ルビーのモース硬度は9です。
ルビーは丈夫で傷つきにくいため、ネックレスやリングなど幅広いジュエリーに適した宝石といえるでしょう。
ルビーは7月の誕生石
ルビーは7月の誕生石です。
誕生石とは生まれ月によって定められている石の種類のことで、7月の誕生石にはルビーのほかにもスフェーンがあります。
ルビーの宝石言葉
ルビーの宝石言葉は「情熱」「良縁」「勇気」「自由」「勝利」などです。
ルビーはさまざまな宝石言葉を持つのが特徴で、恋愛や仕事、健康面など幅広い分野で効果を期待できるとされています。
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サファイアの特徴
サファイアの特徴についても、ルビーと同じように以下4つの観点からご紹介します。
・色
・硬度
・サファイアは9月の誕生石
・宝石言葉
サファイアの色
サファイアも石によって濃淡が異なり、鮮やかな青や、紫がかった青などが存在。その中でも高く評価されるのが鮮やかな青で、反対に灰色がかっているものなどは価値が下がります。
サファイアの中で最高位とされるのが「コーンフラワーブルー」の色味を持つサファイアで、彩度が高いながらも優しく落ち着いた色合いが特徴です。
実はサファイアの色は、青だけではありません。赤色以外のコランダムはすべてサファイアという位置づけになっています。
青色以外のサファイアを「ファンシーサファイア」と呼び、次のようなさまざまなカラーバリエーションが存在します。
・ピンク
・イエロー
・オレンジ
・ホワイト
・グリーン
サファイアの硬度
サファイアの鉱物としての硬さは、ルビーと同じです。モース硬度は9であり、傷や割れが起きにくい点が高く評価されています。
サファイアは9月の誕生石
ルビーは7月の誕生石であるのに対し、サファイアは9月の誕生石です。9月の誕生石には、サファイアのほかにもクンツァイトが存在します。
サファイアの宝石言葉
サファイアの宝石言葉は、「慈愛」「誠実」「忠実」「徳望」「真実」などです。これらの意味はパートナーへの誠実な愛を連想させるため、サファイアが装飾された婚約指輪や、サファイアが内側に埋め込まれた結婚指輪を贈る方も少なくありません。
ルビーとサファイアのどちらを購入すべきか迷ったら色や宝石言葉で選ぼう
ルビーとサファイアは同じ鉱物からできており、含まれる不純物によって色に違いが生まれます。両者には色のほかにも、宝石言葉や誕生石の点で違いがあります。
ルビーとサファイアはもともと同じ鉱物であることから、どちらを購入すべきか迷われる方も少なくありません。どちらにすべきか悩んだときは、「自分はどのような色が好きか」「どちらの宝石言葉がしっくり来るか」といった判断基準で選ぶのもよいかもしれません。
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