- 金・貴金属
- 2025.02.13
10金のジュエリーは錆びる？原因やお手入れ方法をご紹介
10金は、美しい輝きと手頃さを兼ね備えたゴールドとして、高い人気を誇ります。
しかし、10金を使ったジュエリーは、年月がたつにつれて錆びてしまうことも少なくありません。
この記事では、錆びる原因と正しい使い方をご紹介します。
万が一錆びてしまった場合のお手入れ方法もご紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
10金（K10）とは
「K10」とも呼ばれる10金の純度は、約42%です。
残りの58%は、「割金」と呼ばれるほかの種類の金属で構成されています。
10金には次のような魅力があります。
・傷つきにくい
・比較的リーズナブルに購入できる
・カラーバリエーションを楽しめる
金の含有量が100%の「24金」はやわらかく、ぶつけたときや落としたときに傷つきやすいのが懸念点です。
一方で10金は、割金を混ぜることで強度が増しているため、傷つきにくくなっています。
また、24金や18金と比べて金の比率が低いため、その分価格を抑えられるのも魅力です。さらに、割金の種類を変えることで、ホワイト系やピンク系など、さまざまな色合いに仕上げられます。
ゴールドの色の種類ついて、もっと詳しくお知りになりたい方は、ぜひ下記の「関連記事」もあわせてご覧ください。
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10金が錆びやすい原因
このように、10金には多くの魅力があります。しかし、「10金は錆びやすい」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか？
残念ながら、24金や18金と比べて錆びやすいのは事実です。
これは、割金の比率が高くなるほど酸化しやすく、錆びやすくなるからです。
金そのものが錆びることは基本的にありません。一方で、割金に使われる金属のなかには、酸化しやすく錆びやすいものが存在します。
10金に使われる割金の種類はいくつかあり、そのなかでも銀とパラジウムは、酸化しやすいとされています。
10金が錆びるのを防ぐ方法
錆びるのを防ぐ方法は、以下の3つです。
・ジュエリーをつけっぱなしにしない
・使用後は必ずお手入れをする
・密閉空間で保管する
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ジュエリーをつけっぱなしにしない
ジュエリーをつけっぱなしにせず、シーンに応じて取り外すことが大切です。
たとえば、水分は錆びにつながります。料理や洗濯などの家事をするときは、外したほうがよいでしょう。
水分以外にも、入浴後に使用する化粧水や、温泉の硫黄成分が原因で錆びてしまうこともあります。そのため、入浴時も外す習慣をつけましょう。
汗も錆びの原因となるので、運動をするときなどは外しておくと安心です。
使用後は必ずお手入れをする
使用後にお手入れする習慣をつけることで、きれいな状態を長く保てます。
ジュエリーを外したあとは、ジュエリークロスなどのやわらかい布で、汗や汚れをふき取りましょう。
ティッシュやタオルでふき取ると、細かな傷がついてしまう可能性もあるので、やわらかい布を使うのがポイントです。
密閉空間で保管する
10金は、空気中の酸素や湿気に長期間触れると、錆びてしまうことがあります。
そのような事態を避けるためには、ジュエリーボックスやプラスチック袋などを使って保管するのがオススメです。
密閉空間で保管することで、空気中の酸素や湿気からジュエリーを守れます。
10金が変色したときの対処法
ここでは、万が一錆びて変色したときの対処法を見ていきましょう。
今回ご紹介するのは、「中性洗剤を使ってお手入れする方法」です。
具体的には、以下の手順でお手入れしていきます。
1.中性洗剤を少量溶かしたぬるま湯を準備する
2.ジュエリーを5～10分ほど、ぬるま湯に浸す
3.やわらかいブラシで磨く
4.水で洗い流す
5.やわらかい布で水気をふき取る
ジュエリーをブラシで磨くときは、傷つけないようにやさしく磨くのがポイントです。
宝石があしらわれている場合、宝石の種類によっては水や洗剤を使ったお手入れができないこともあります。
たとえば、12月の誕生石として知られる「トルコ石（ターコイズとも呼ばれる）」は、水を使ったお手入れができません。
宝石の性質について、事前に必ず確認しましょう。
上記の方法でも錆びが改善しないときや、自宅でのお手入れが不安なときは、プロにメンテナンスを依頼することも可能です。
※当記事の内容は、あくまでも参考情報です。お手入れに際して、なんらかの損害が発生した場合でも、当方は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
正しい方法で使用して美しい輝きを保とう
10金は、美しい輝きを持ちながら、リーズナブルな価格で購入できるのが魅力です。
一方で、22金や18金と比べると錆びやすいのが懸念点といえます。
こうした懸念点はあるものの、正しい方法で使用すれば美しい輝きを長く保てます。
シーンに応じて取り外したり、着用後にお手入れしたりするなど、ぜひ今回ご紹介したポイントを意識してみてくださいね。
錆びたり好みが変わったりして、もう使わなくなった10金のお品物をお持ちであれば、売却して現金化するのも1つの方法です。
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