• 金・貴金属
  • 2025.01.11

金でも金属アレルギーに注意!予防・対処法をご紹介

金属アレルギーとは、溶けだした金属イオンと体が反応して起こるアレルギー症状です。

金属のなかには、アレルギーを誘発しやすい金属と、誘発しにくいものがあります。

今回のテーマである「金(ゴールド)」は一般的に、金属アレルギーになりにくいといわれています。

しかし、アレルギーリスクがゼロなわけではありません。

この記事では、金と金属アレルギーの関係について、詳しく解説していきます。

金属アレルギーとは

金属アレルギーとは

金属アレルギーとは、金属と肌の接触により生じる「接触性皮膚炎」です。

汗によって金属が溶けてイオン化し、体内のタンパク質と結合することによって発症します。

金属アレルギーの原因となる金属

金属アレルギーの原因となる金属の例として、以下が挙げられます。

・ニッケル
・コバルト
・クロム
・パラジウム
・スズ
・水銀
・銅
・亜鉛
・白金

上記のうち、ニッケル・コバルト・クロムは、さまざまな金製品に使われている金属です。

金属アレルギーの症状

金属アレルギーを発症すると、ピアスやネックレスが接触する部分や、その周辺がかゆくなったり、赤くただれたりすることがあります。

また、水ぶくれのような小さな膨らみ(小水疱)や、膿を持った小さなできもの(小膿疱)ができることもあります。

金属アレルギーが起きる原因は、ジュエリーや、ベルトなどのファッション小物だけではありません。

たとえば、食品にはニッケル・コバルト・クロムなどが微量に含まれており、食事を通じてこれらの金属を摂取すると、湿疹などの症状が全身に出ることも。

そのほかに、歯科治療の材料に含まれる金属が溶けだすことで、全身に症状が出るケースもあります。

金は金属アレルギーにならない?

金は金属アレルギーにならない?

金は金属アレルギーにならない」と聞いたことがあるかもしれません。

ここでは、その真相に迫っていきましょう。

金は金属アレルギーが起こりにくい

結論からいうと、金そのものは金属アレルギーが起こりにくい素材です。

金はイオン化しにくいため、純金(24金)であれば、金属アレルギーを発症する可能性は極めて低いでしょう。

金以外では、プラチナも金属アレルギーを起こしにくい素材として知られています。

24金について詳しくはこちら↓
24金とは?特徴や刻印の見方を丁寧に解説

割金が含まれているとリスクが高まる

金製品だからといって、金属アレルギーのリスクがゼロなわけではありません。

「割金」と呼ばれる金以外の金属が含まれている場合、アレルギーリスクが高まります。

その例として挙げられるのが、「カラーゴールド」です。

カラーゴールドとは、金に割金を混ぜることによって、硬さや色合いを調整したゴールドです。

割金の種類や比率を変えることで、さまざまな色合いのカラーゴールドが製造されています。

代表的なカラーゴールドと、それぞれに使われている割金の種類を、以下に示します。

・ホワイトゴールド:銀・パラジウム・ニッケル
・ピンクゴールド:銀・銅・パラジウム
・イエローゴールド:銀・銅

上記の割金のうち、パラジウム・ニッケル・銅は、アレルギーリスクが比較的高い金属です。

こうした割金の比率が高くなるほど、アレルギーを発症する可能性も高くなります。

金属アレルギーの予防・対処法

金属アレルギーの予防・対処法

最後に、金属アレルギーにならないための予防法と、万が一症状が出てしまったときの対処法を見ていきましょう。

金属アレルギーにならないための予防法

とくに夏場は、汗をこまめに拭くことで、金属アレルギーの予防につながります。

というのも、金属アレルギーは汗によって金属が溶けだすことが原因となるため、発汗の多い夏に発症しやすいといわれています。したがって、体を湿らせないことが、発症の予防につながるのです。

ニッケルを使ったジュエリーを避けることでも、予防できます。

ニッケルは、金属アレルギーのリスクがとくに高い金属です。金属アレルギーのリスクを少しでも抑えたい場合は、ジュエリーを購入する前に、ニッケルが含まれているかどうか確認するのがオススメです。

症状が出たときの対処法

万が一、金属アレルギーと思われる症状が出てしまったときは、皮膚科を受診したほうがよいでしょう。

皮膚科では一般的に、症状に合わせて外用薬や内服薬を処方してくれます。

なお、金属アレルギーを1度発症すると、同じ金属が原因で再発することが多いといわれています。

再発を避けるためには、皮膚科で行えるパッチテストを通じて、どの金属にアレルギー反応を示すのか特定することも大切です。

金属アレルギー反応が出たら売却する選択肢も

金属アレルギー反応が出たら売却する選択肢も

金属アレルギーは、花粉症などと同様に身近にあるアレルギーです。

もともとアレルギー体質でなくても、誰でも発症する可能性があります。

ジュエリーなどを身につけたことが原因で、アレルギー反応が出てしまった場合、そのジュエリーをつけ続けることはオススメしません。

肌に直接触れないようにつけていても、気づかないうちに触れてしまい、症状が出ることがあるからです。

金属アレルギーによって使えなくなってしまったアイテムは、買取に出して現金化するのも1つの方法です。

福ちゃんでは、ジュエリーをはじめとして、金・貴金属を使ったお品物を買取しております。

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