• 金・貴金属
  • 2025.01.08

金投資のデメリットとは?自分が向いているか見極めるためのポイント

金(ゴールド)はインフレや有事に強いことから、投資先として人気があります。

しかし、金投資にはデメリットがあるのも事実です。

この記事では、金投資の定義や種類を整理したうえで、デメリットをご紹介します。

これから始めようか迷っている方、自分に合っているのかお悩みの方などは、ぜひ参考にしてください。

そもそも金投資とは?種類をご紹介

そもそも金投資とは?種類をご紹介

金投資とは、その名前のとおり、金(ゴールド)に投資することです。

金投資には複数の種類があり、主なものとして以下が挙げられます。

・金地金・金貨の現物購入
・純金積立
・金投資信託
・金ETF
・金先物取引

それぞれについて、簡潔にご紹介します。

金地金・金貨の現物購入

金投資の代表格として挙げられるのが、金地金・金貨の現物を購入する方法です。

金地金とは、金を保管しやすい形にした金の塊で、「インゴット」「金の延べ棒」と呼ばれることもあります。

金貨とは、金を主成分とする貨幣のことです。

有名な金貨としては、カナダ王室造幣局が発行した「メイプルリーフ金貨」があります。

金地金・金貨はどちらも、貴金属商や宝石商、商社、デパートなどで購入できます。

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金のインゴットとは?刻印の意味や購入方法を解説

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純金積立

純金積立は、毎月一定額、あるいは一定量、金に積み立て投資する方法です。

少額から投資できるのが魅力で、月々1,000円から始められるケースもあります。

純金積立は、証券会社や銀行が取り扱っています。

純金積立について詳しくはこちら↓
純金積立のデメリット・メリット|始める前に知っておきたい知識を解説

金投資信託

金投資信託とは、金に投資するファンド、およびその銘柄のこと。証券会社や銀行が取り扱っています。

金価格に連動することを目指して運用されており、金の値上がりに合わせて資産を増やせる可能性があります。

そもそも「投資信託」とは、投資家から集めたお金を1つにまとめ、運用のプロが株式や債券などに分散投資を行う金融商品です。

金ETF

金ETFは、金に投資するETFのことで、証券会社が取り扱っています。

金投資信託と同じく、金価格に連動するように設計されています。

ETF」は“上場投資信託”と呼ばれ、株式市場に上場している投資信託です。一般的な投資信託とは異なり、市場でリアルタイムに取引できるのが特徴です。

金先物取引

金先物取引とは、将来の決められた日(期日)に、事前に定められた価格で金を売買することを約束する取引です。

たとえば、金が将来値上がりすると予想される場合、金先物取引を利用することで、本来よりも安く購入できる可能性があります。

金を安い価格で購入し、値上がりしたタイミングで売却すれば、その差額が利益になります。

金投資のデメリット

金投資のデメリット

金投資のデメリットは以下のとおりです。

・インカムゲインを得られない
・短期間で大きな利益は見込めない
・保管コストや手数料が発生する

それぞれについて見ていきましょう。

インカムゲインを得られない

資産を保有することで得られる利益を「インカムゲイン」と呼びます。たとえば、株式投資によって得られる“配当金”や、預貯金に応じた“利息”が、インカムゲインにあたります。

金投資では、残念ながらインカムゲインを得られません。売買の差額によって、資産を増やしていく必要があります。

このような特徴から、投資によって継続的な収入を得たい方にとって、金投資は適していない可能性があるでしょう。

短期間で大きな利益は見込めない

金価格は、需要と供給のバランスによって価格がつねに変動します。しかし、株式の個別銘柄・投資信託などと比べると、価格の変動は小さいのが特徴です。

そのため、短期間で大きな利益は見込めないでしょう。

リスクが高くても短期間で利益を得たいのであれば、株式の個別銘柄・投資信託などを検討したほうがよいかもしれません。

保管コストや手数料が発生する

金地金や金貨を購入した場合、盗難や紛失を防ぐために自宅用の金庫を購入したり、銀行の貸金庫に預けたりする必要があります。それに伴い、保管コストが発生します。

こうしたコストが気になるのであれば、現物への投資は慎重に検討したほうがよいでしょう。

また、純金積立では年会費が発生。積み立てた金は、現物として受け取ることもできますが、その際には手数料が発生します。

金投資信託や金ETFにおいても、信託報酬や取引手数料といった費用を負担しなくてはなりません。

このように、現物に投資しない場合もコストが発生します。

運用コストを抑えたい場合、各銀行・証券会社が提供している金投資商品を見比べたうえで、できるだけ手数料の安いものを選ぶなどの対策が必要です。

金の保管方法について詳しくはこちら↓
金の正しい保管方法とは?自宅で保管する際の注意点も紹介!

金投資のメリット

金投資のメリット

最後に、金投資の3つのメリットを整理していきます。

1つ目は、無価値になる可能性が低いことです。

たとえば、株式や法定通貨は企業や国の信用によって価値が決まり、最悪のケースでは、価値がなくなる可能性もあります。一方で金は、採掘量に限りがあることなどから金そのものに価値があり、無価値になる可能性が低いのです。

2つ目は、どの国でも共通の価値を持っていることです。

例を挙げると、日本円は日本国内でしか価値を持ちません。しかし、金は基本的にはどの国でも価値が認められており、換金性にも優れています。

3つ目は、インフレ時に影響を受けにくいことです。

インフレとは、物の価値が上がり、お金の価値が下がる状態です。インフレ時には、預貯金などの資産の価値は目減りしてしまいます。一方、金はインフレ時に値上がりしやすいため、資産の目減りを防げる可能性があります。

金投資のデメリットも把握したうえでご判断を

金投資のデメリットも把握したうえで判断を

金投資は、デメリットを知らずに始めると、後悔する可能性があります。

もう少し慎重に検討すればよかった……」とならないためにも、メリットはもちろん、今回ご紹介したデメリットもしっかりと把握したうえで、投資を始めるかどうかを判断することが大切です。

金は投資だけでなく、売却して即現金にできるのも魅力の1つです。

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