金製品とは?混同されやすいほかのアイテムとの違いも解説

ジュエリーやインゴットなどの購入を検討している際、「金製品」という言葉を耳にすることも少なくありません。

それでは、金製品とは厳密にどのようなものを指すのでしょうか?

この記事では、

金製品の定義
金製品に使われる純度
金製品が本物かどうか見極める方法

をご紹介していきます。

記事を読むことで、金製品で必ず押さえておきたい基礎知識を把握できますので、ぜひご覧ください。

金製品とは?金メッキや金張りとの違い

金製品とは?金メッキや金張りとの違い
 

ここでは、金製品の定義や、混同されやすいほかのアイテムとの違いを見ていきましょう。

金製品の定義

金製品とは、内部まで金が使われている製品を指します。

その代表的な例が、インゴットや金貨。これらのアイテムは資産価値が高く、投資やコレクション目的で保有されることがほとんどです。

より身近な金製品の例として、ジュエリーも挙げられます。

金メッキや金張りとの違い

混同されがちなものとして、「金メッキ製品」や「金張り製品」があります。

それぞれ、金製品とどのような違いがあるのでしょうか?

「金メッキ製品」とは、真鍮などに薄い金をコーティングしたもの。

金メッキの加工方法はいくつか存在し、その中でも、電気処理によって金の膜を貼りつける方法がもっともポピュラーです。

「金張り製品」は、別の金属に薄い板状の金を熱圧着したもの。

金メッキと比べて、金の厚みや耐久性に優れているのが特徴です。

このように、金メッキと金張りの内部にはまったく別の金属が使われており、その点が金製品との違いです。表面のみに金が使用されている金メッキと金張りは、金製品と比べて資産価値が低くなります。

金製品に使われる純度

金製品に使われる純度
 

金製品に使われる主な純度として、以下が挙げられます。

・K24
・K22
・K18
・K14
・K10

それぞれの特徴やメリット、デメリットを見ていきましょう。

K24

K24」はいわゆる“純金”です。

純金含有率が99.9%のため、変色やサビのリスクはほとんどなく、長い時間が経っても美しい輝きを楽しめます。

一方で、やわらかく傷つきやすいため、ジュエリーなどに使用するのは向いていません。

K24は純度の高さを活かし、インゴットや金貨など、資産として保有される製品に多く加工されています。

K22

K22」の純金含有率は91.7%です。

K22の魅力は、K24よりも硬く加工しやすい点。とはいえ、K18と比べると傷や変形に弱いので、取り扱いには十分注意が必要です。

K22は日本であまり馴染みがないかもしれませんが、純金特有のカラーが好まれる国々を中心に、人気を集めています。

K18

K18」は純度75%のゴールド。

純度の高さや加工のしやすさ、使いやすさのバランスが非常に優れており、以下のようなさまざまな製品に加工されています。

・ジュエリー
・時計
・服飾小物
・ライター
・仏具

全体の25%に「割金」と呼ばれるほかの金属を使用することで、ホワイトゴールドやピンクゴールドなどのカラーバリエーションを生み出せるのも魅力です。

K14

K14」の純度は58.5%です。

ここまでご紹介した純度と比べると、割金の比率が高く、比較的リーズナブルな価格で購入できます。耐久性も優れているので、日常的に使う文房具などに加工されています。

一方で、金特有の色合いが薄れてしまい、変色のリスクも増すのが懸念点といえるでしょう。

K10

K10」は純度42%のゴールドです。

手頃な価格で購入できる点や、軽やかな色合いが人気を集めています。

しかし、割金の比率がかなり高いため、変色やサビなどのトラブルが生じやすくなります。また、ほかの純度と比べて資産価値も低めです。

金製品が本物かどうか見極める方法

金製品が本物かどうか見極める方法
 

お持ちのアイテムが本物の金製品か、不安になってしまうこともあるかもしれません。

愛用しているアイテムが偽物なら、悲しい気持ちになりますよね。

ここでは、本物か見極める4つの方法を解説していきます。

・刻印を確かめる
・色合いをチェックする
・表面が剥がれているかどうか見る

刻印を確かめる

金製品として提供されているのに刻印がない場合、偽物の可能性が高くなります。そのため、まずは刻印を確認してみましょう。

たとえば、ジュエリーに18金が使われている場合、「K18」「18K」などと刻印されているはずです。

また、インゴットの場合は「999.9」や「FINE GOLD」と刻印されます。

ただし、刻印が施されているからといって必ず本物とは限りません。刻印自体が偽物の可能性もあるので、注意が必要です。

色合いをチェックする

金の色合いから本物かどうか見極める方法もあります。

金の色合いは純度によって異なるため、まずはその違いを把握しておくことが大切です。

たとえば、K24はオレンジ系の濃い黄色が特徴。そこから純度が下がっていくと、一般的には明るめの黄色へと変化していきます。

色合いから偽物かどうかを確実に見極めるのは難しいものの、違和感があったら、偽物を疑ったほうがよいかもしれません。

表面が剥がれているかどうか見る

表面が剥がれているか確認することで、本物かどうか見分けられる場合もあります。

というのも、金メッキ製品である場合、表面の金が剥がれて内側の金属が見えてくるケースがあるのです。

ジュエリーなどをよく観察し、メッキが剥離しているかどうかチェックしてみましょう。

本物か不安なら買取業者へ依頼する方法もある

本物か不安なら買取業者へ依頼する方法もある
 

金製品の買取を検討しているものの、本物かどうかご不安な場合、買取専門店での査定を検討してみるのがオススメです。

なぜなら、買取専門店では、金や貴金属に精通した査定士が、本物か偽物か(真贋)を判定してくれることが多いからです。

買取福ちゃんにも、金製品の知識が豊富な査定士が在籍しております。

福ちゃんでご用意している買取方法は、「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」の3種類です。これらの中から、お好きな方法をお選びいただけます。

金製品かどうかわからなくても、査定士がお品物をしっかり拝見した上で査定額をご提示いたしますので、お気軽な気持ちでぜひご相談ください。

買取方法を問わず、無料で査定させていただきます。

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