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ドイツ帝国プロイセン王国の象徴!「ヴィルヘルム1世」10マルク金貨(1872年A銘)の貴金属価値は?

1871年、鉄血宰相「ビスマルク」の尽力によりドイツ帝国が誕生。その初代皇帝となった「ヴィルヘルム1世」を刻んだ10マルク金貨は、激動の時代を象徴する貴重なアンティークコインとして、現在も多くのコレクターを魅了し続けているのです。

金貨表面には、力強い横顔と皇帝の威厳を感じさせる王冠を戴いた、ヴィルヘルム1世の肖像がデザインされています。裏面には、プロイセン王国の紋章と発行年である「1872」が刻印されています。

ヴィルヘルム1世10マルク金貨」は、金としての価値はもちろん、ドイツの歴史を語る上で欠かせない貴重な存在です。150年以上の時を経た現在もなお、その輝きは色褪せることなく、多くの人々を魅了し続けています。

この金貨は、所有者のコレクションの目玉となるだけでなく、その歴史的価値から資産価値としても高い評価を得ています。もし、ご自宅に眠っているようであれば、古銭や貴金属買取サービスを利用することで、思わぬ高値で売却できるかもしれません。

ヴィルヘルム1世10マルク金貨について、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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ドイツプロイセン「ヴィルヘルム1世」10マルク金貨(1872年A銘)とは

ドイツ帝国プロイセン王国の象徴!「ヴィルヘルム1世」10マルク金貨(1872年A銘)の貴金属価値は?

ヴィルヘルム1世10マルク金貨は、1872年に「プロイセン王国」で発行されました。

この金貨が発行されたプロイセン王国は、現在のドイツ北部とポーランド西部に広がる強国でした。もともとは、ドイツ騎士団によって設立された地域で、16世紀には「ホーエンツォレルン家」による統治を経て、1618年にはブランデンブルク選帝侯国と合併。

1701年には、プロイセン王国として正式に独立を果たしました。

ヴィルヘルム1世10マルク金貨は、まさにこの歴史的変遷の証人ともいえる金貨です。金としての価値はもちろん、ドイツ統一という偉業を成し遂げた初代皇帝の肖像が刻まれたこの金貨は、歴史愛好家にとって垂涎の的といえるでしょう。

現存数は少なく、年々価値が上がっているため、アンティークコインとしても高い評価を得ています。

偉大なる帝王「ヴィルヘルム1世」

ヴィルヘルム1世(1797年3月22日 – 1888年3月9日)は、ホーエンツォレルン家出身のプロイセン王であり、1871年から没年(1888年)まで、ドイツ皇帝を兼任しました。彼の最も重要な功績は、まさにドイツ帝国の成立といえるでしょう。

鉄血宰相ビスマルク(オットー・フォン・ビスマルク)を登用し、ヴィルヘルム1世は巧妙な外交戦略と勝利を重ねた戦争によって、ドイツ統一への道を切り開きました。

1864年のデンマーク戦争、1866年の普墺戦争(オーストリアとの戦争)、そして、1870年から1871年にかけての普仏戦争(フランスとの戦争)。これらの戦いを経て、ドイツ諸邦は統合されます。そして、1871年に「ヴェルサイユ宮殿」にて、ヴィルヘルム1世は、ドイツ皇帝として即位。

ドイツ帝国が誕生したのです。

皇帝としての威厳と君主制の価値を守りながらも、ビスマルクの才能と手腕を認め、その政策を支持したヴィルヘルム1世。彼の治世は、ドイツの政治的・経済的発展を飛躍的に促進しました。

1888年に亡くなった、ヴィルヘルム1世。しかし、その功績は色褪せることありません。ドイツ帝国の礎を築き、ドイツをヨーロッパの主要な強国へと導いた人物として、今もなお高く評価されています。彼が治世していた時代は、「ビスマルク時代」と呼ばれ、その影響力は現在もドイツの歴史に深く刻まれています。

ドイツプロイセン「ヴィルヘルム1世」10マルク金貨の特徴やデザイン

ドイツ帝国プロイセン王国の象徴!「ヴィルヘルム1世」10マルク金貨(1872年A銘)の貴金属価値は?

ヴィルヘルム1世10マルク金貨は、1872年と1873年の2年間のみ発行された希少価値の高い金貨です。

ここからは、金貨に刻まれた文字の意味ついて、上記の画像に基づいて詳しくご説明します。

金貨の表面には、威厳漂うヴィルヘルム1世の肖像画と、周囲には彼の肩書きを示す文字が刻まれています。

具体的な文字は、「WILHELM DEUTSCHER KAISER KONIG V.PREUSSEN」です。日本語に訳すと、「ヴィルヘルム ドイツ皇帝 プロイセン王」という意味です。

肖像画の下には、「A」マークが打刻されています。

これは「ミントマーク」と呼ばれる鋳造場所を示すものです。ヴィルヘルム1世10マルク金貨には、「A・B・C」の3種類があります。

各マークの意味は、以下のとおりです。

A:ベルリン(ドイツ)
B:ハノーファー(ドイツ)
C:フランクフルト・アム・マイン(ドイツ)

つまり、写真の金貨は「1872年にベルリンで鋳造された金貨」を意味します。

続いては、冒頭の写真を基にご説明します。

金貨の裏面中央に描かれているのは、威厳に満ちた「冠を戴いた鷲」の紋章です。この鷲は、プロイセン王国の紋章であり、ドイツ帝国の力強さと繁栄を象徴しています。鷲の頭上には王冠が輝き、その鋭い爪は権威を象徴しているのです。

紋章の周囲には、発行年を示す「1872」の数字、額面である「10M」の文字、そして「DEUTSCHES REICH(ドイツ帝国)」の文字が刻印されています。

これらの文字は、金貨が発行された時代と場所を明確に示すものです。

▼ドイツプロイセン「ヴィルヘルム1世」10マルク金貨の概要
・品位:金90%(K21.6)
・重量:約3.982g
・直径:約19.5mm
・額面:10マルク
・発行年:1872年銘
・発行国:プロイセン王国(ドイツ帝国)

ドイツプロイセン「ヴィルヘルム1世」10マルク金貨の市場価値

ドイツ帝国プロイセン王国の象徴!「ヴィルヘルム1世」10マルク金貨(1872年A銘)の貴金属価値は?

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ヴィルヘルム1世10マルク金貨は、品位の高い「」で鋳造されているため、金・貴金属の買取市場でも高値で取引されています。

しかし、その買取価格は、単なる金の価値だけではありません。

金・貴金属買取での買取価格を決定するのは、「品位」「重量」「金相場」です。

品位と重量は金貨そのもので変化することはありませんが、金相場は常に変動しています。高値での売却を狙うなら、相場が高騰している時期に査定や買取に出すのがベストです。

ヴィルヘルム1世10マルク金貨のような、希少性のあるアンティークコインの場合、貴金属買取店よりも、古銭の扱いにも強い買取業者の利用をオススメします。なぜなら、金・貴金属としての価値に加えて、古銭としての価値が加わることで、地金相場以上の買取価格になるケースもあるからです。

貴金属の項目以外の付加価値で、最も重要視されるのは「金貨の状態」です。傷が少なくきれいな状態であるほど、金貨の価値は高くなります。金貨の状態に加え、発行年による発行枚数の違いや鋳造地など、複合的な要素が査定時には加わるのです。

また、わずかな枚数ではあるものの、ヴィルヘルム1世10マルク金貨には、「プルーフ金貨」も発行されています。プルーフ金貨であれば、さらに高い価値が期待できます。

買取福ちゃんは、総合買取サービスをご提供しており、金・貴金属買取に加えて、古銭やブランド品なども買取が可能です。

ヴィルヘルム1世10マルク金貨はもちろんのこと、貴金属アクセサリーや貴金属食器などの買取にも対応しています。

ご自宅に眠っている貴金属製品、現金化をお考えの貴金属をお持ちでしたら、ぜひ福ちゃんの「金・貴金属買取」サービスをご利用ください。

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編集後記

ドイツ帝国プロイセン王国の象徴!「ヴィルヘルム1世」10マルク金貨(1872年A銘)の貴金属価値は?

この金貨に描かれたヴィルヘルム1世には、興味深いエピソードがいくつかあります。

その中でも特筆すべきは、彼の即位式に関する逸話でしょう。

複雑な心境:即位式に臨むヴィルヘルム1世

1871年1月18日、フランスのヴェルサイユ宮殿にて、ヴィルヘルム1世はドイツ帝国の初代皇帝として即位しました。

しかし、この戴冠式に彼はあまり乗り気ではなかったと伝えられています。

フランス・プロイセン戦争で勝利を収めたプロイセン軍は、パリ近郊のヴェルサイユ宮殿を占拠していました。この勝利により、ドイツ諸邦は統一される運びとなり、ヴィルヘルム1世は新たに成立したドイツ帝国の皇帝として戴冠することになります。

即位式は、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間で行われ、多くの軍人や貴族が出席しました。しかし、ヴィルヘルム1世自身は、この戴冠式に複雑な感情を抱いていたのです。

彼はもともと、プロイセン王としての立場に誇りをもっており、新たに「ドイツ皇帝」という称号を受けることに対して抵抗感がありました。

即位式の前夜、彼は親しい家族や側近に対して「これは私の最も不幸な日だ」と述べたと伝えられています。

即位式当日、ヴィルヘルム1世はフランス軍の脅威にさらされながらも、堂々とした姿勢を保ちました。側近であるビスマルクは彼の意に反して、式典を盛大に行い、ドイツ統一の象徴としての新しい皇帝の威厳を強調しました。

このとき、ヴィルヘルム1世の胸には、プロイセン王としての誇りと、新たにドイツ皇帝としての責任が交錯していたことでしょう。

「ヴィルヘルム1世10マルク金貨」は、金・貴金属としての価値だけでなく、その時代の歴史や人物を映し出した貴重な金貨です。

金貨表面のヴィルヘルム1世の肖像は、威厳に満ち溢れていますが、その目には複雑な思いが宿っているようにも見えます。これは、即位式における彼の複雑な心境を反映しているといえるでしょう。

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