金相場はなぜ上がる?その理由や今後の価格推移について徹底解説
金相場が上がる理由について理解すると、金を売買するタイミングをある程度見極められるようになり、より大きな利益を得ることにつながります。
そこでこの記事では、
・金相場はなぜ上がるのか
・金相場が過去20年で上がった理由
・金相場は今後どのように変化するのか
をわかりやすく解説します。
金を購入するタイミングを検討されている方や、お持ちの金をいつ売却すべきか悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
金相場はなぜ上がる?その理由を解説
金相場が上がる理由として、以下の4つが挙げられます。
・円安が進む
・地政学的リスクが高まる
・インフレが懸念される
・世界的な低金利に陥る
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
円安が進む
金は貴金属でありながらお金の1種としても扱われているため、為替相場の影響を受けて、金相場も変動することが多くなっています。
金は世界的に「米ドル」で取引されています。米ドルで取引されている金が日本に輸入される際、そのほかの多くの輸入品と同じように、円安になればなるほど価格が高騰する仕組みです。
たとえば、1ドル130円のときと150円のときでは、150円のときのほうが金の価格は上がります。
そのため、金相場が上がるかどうかを見極めたいときは、ドル円為替相場の動きをチェックするのが1つの方法です。
地政学的リスクが高まる
地政学的リスクが高まると、安定した資産を求める人が増えます。すると、安定資産として名高い金の需要が増加し、金相場が上昇する傾向にあります。
地政学的リスクとは、特定の地域の政治的・軍事的・社会的な緊張の高まりが、その地域や世界経済に与える悪影響のことです。これに該当するものとして、戦争やテロ、国の財政破綻、パンデミック(感染症の世界的な大流行)、大手企業の倒産などが挙げられます。
なお、地政学的リスクが高まると、一般の人だけでなく世界各国の中央銀行も、金の購入に走ります。
中央銀行とは、国家や特定の地域における金融組織の中核となる、銀行や機関です。
中央銀行は、国が直面するあらゆるトラブルへの対応や、外国為替相場の安定のために、一定の外貨準備を保有しています。この外貨準備の中に、金も含まれているのです。
インフレが懸念される
インフレが懸念されると金の需要が高まり、それに伴い金相場も上昇する可能性が高いでしょう。
そもそもインフレとは、モノの値段が上がり、相対的にお金の価値が下がることです。
インフレが懸念されるタイミングで金を買っておけば、モノの価格と同じように金の価格も上がるのを期待でき、自分の資産を守ることにつながります。
このようにインフレが懸念される状況では、多くの人や各国の中央銀行などが金を求めるため、金相場も上がっていきます。
世界的な低金利に陥る
世界的な低金利に陥り、金への投資が注目されるようになると、金相場も上がる可能性が高いでしょう。
たとえば、中央銀行が景気を回復させることを目的として、低金利政策などを行うと、現金を銀行に預けているだけでは資産がなかなか増えません。その結果、投資対象として金の需要が高まり、金相場が高騰します。
過去20年で金相場が上がった理由
金相場は、20年前と比べると大幅に上昇しています。
その主な理由として挙げられるのが、以下のような出来事です。
・2001年に起こった同時多発テロ
・2008年に起こったリーマン・ショック
・2020年に流行した新型コロナウイルス
・2022年に入ってからのウクライナショック
とくにここ数年は、金相場を大きく上昇させるような出来事が、続けて発生しています。
たとえば、新型コロナウイルスが流行した際は、経済の先行きが不透明になったことから株価が暴落。これにより金需要が高まり、金相場も高騰しました。
また、新型コロナウイルスがある程度収束した後は、ロシアによるウクライナ侵攻によって、世界経済に大きな影響が出ました。その結果、安定資産として信頼される金が買われていき、相場の上昇傾向が続いている状況です。
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金相場は今後どのように変化する?
20年前と比べて上昇傾向にある金相場は、今後どのように変化するのでしょうか。
今後10〜20年という長い目でみると、金相場は緩やかに上がる可能性が高いとされています。
その大きな理由として挙げられるのが、金の需要に対して供給が追いついていない傾向にあることです。
金の需要については、指輪やネックレスといった宝飾品や投資対象として、つねに一定の需要があります。さらに最近では、金が工業目的で利用されており、とくに半導体など電子機器関連の需要が増えている状況です。
一方で金の供給については、これまで金が積極的に採掘されていた地域で、なかなか採れにくくなってきていることなどを背景に、供給が追いついていない傾向にあります。
今後も、需要に対して供給が追いつかない状況が続くと想定され、金相場は緩やかに上がっていくことを期待できるでしょう。
ただ、長期的には上がる可能性が高いとはいえ、金相場が落ち着いたり下落したり可能性もゼロではありません。
現在よりも世界情勢が安定するなど、何かしらの変化があれば、予想とは異なる価格変動を示すこともある点は押さえておきましょう。
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