ギターの捨て方は?廃棄以外の処分方法や買取店で高く売るコツも解説
使わなくなったギターの捨て方は、自治体のルールに従い粗大ごみとして捨てるか、可燃ごみ・不燃ごみとして捨てる方法があります。また、廃棄以外にも不用品回収業者に処分を依頼するほか、インターネットオークションやフリマサイトを通して販売するなどの処分方法があります。方法によっては処分手数料がかからないケースや換金できる方法もあるため、ギターを手放す目的を考えた上で処分方法を検討しましょう。
当記事では、ギターの捨て方や、廃棄以外の処分方法、ギターを買取業者の査定に出す際のポイントなどを紹介します。ギターの基本的な捨て方や、廃棄以外の方法を知りたい人はぜひ参考にしてください。
目次
ギターの捨て方は?廃棄以外の処分方法も紹介!
使わなくなったギターを手放すには、ごみや不用品として廃棄するほか、寄付や譲渡、買取、販売などで処分する方法があります。ギターが壊れているなどの状態にもよりますが、愛着のあるギターを手放す際には、目的に合った方法で処分するのがおすすめです。
ここからは、使わなくなったギターの捨て方や廃棄以外の処分方法を紹介します。
粗大ごみとして捨てる
1辺が30cmを超えると粗大ごみ扱いになる自治体が多く、ギターは基本的に粗大ごみとして処分されることがほとんどです。粗大ごみの出し方は自治体によりますが、回収に来てもらう方法と自身で収集所に持参する方法があります。回収の場合は電話やインターネットから事前に自治体への申し込みが必要です。
また、粗大ごみには処分費用がかかります。処分費用は自治体によって異なるため、居住地の市区町村に確認しましょう。例えば、ギターの処分にかかる手数料は東京都足立区では400円、大阪市では200円です。
(参照:足立区「粗大ごみ料金表」/大阪市「粗大ごみ処理手数料一覧表」)
ホームページに粗大ごみの品目と処分費用を明記してある自治体も多いのでチェックしてみてください。なお、自治体によってはギター本体とケースを一緒に捨てられる場合もあります。
可燃ごみ・不燃ごみとして捨てる
ギターを自分で解体できるのであれば、可燃ごみもしくは不燃ごみとして捨てられます。ただし、可燃ごみや不燃ごみとして捨てる場合、ギターの種類によって解体後の分別方法が異なります。
例えばアコースティックギターは、木製の部分と弦や留め具などの金属部分に分けられるため、木製部分は可燃ごみ、金属部分は不燃ごみとして捨てましょう。エレキギターの場合は、大半が不燃ごみになります。
ギターを可燃ごみ・不燃ごみとして捨てる方法は、粗大ごみと違って処分費用がかからないのがメリットです。一方、ギターのには非常に手間がかかり、ケガをするリスクや分解する場所によっては床や壁を傷つける可能性もあります。ギターを可燃ごみや不燃ごみとして捨てる際は、メリットとデメリットを考慮した上で検討しましょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
自治体の粗大ごみ回収とは別に、民間の不用品回収業者にギターの回収を依頼する方法があります。自治体の回収日を待ったり、自身で収集場所に持って行ったりする必要がないため、すぐに処分できるのがメリットです。ただし、回収の対応エリア外の場合や自治体の粗大ごみ処理費用よりも割高になる場合が多いでしょう。
不用品回収業者の中には、一般廃棄物処理業の許可が必要であるにもかかわらず、自治体に申請せず違法に営業している業者もあります。民間の回収業者を利用する際は、自治体の許可を得ている業者か確認してください。また、費用の安さを売りにしながら回収後に高額請求をしてくる業者もあります。事前に回収業者のホームページなどで料金体系を確認し、口コミを参考にしつつ納得してから回収依頼をすることが大切です。
寄付や譲渡をする
- ✔︎ 同じ楽器が趣味の人に譲る
- ✔︎ 保育園や幼稚園、児童養護施設、楽器の個人スクールに寄付する
- ✔︎ SNSで譲渡先を募る
愛着のあるギターを捨てるのは忍びないという場合は、寄付や譲渡する方法があります。壊れていないギターで、まだ使えるのであれば上記の方法で寄付や譲渡を検討しましょう。
ギターを譲渡する際は、スペックやブランド、状態などを詳しく提示すると譲渡先が見つかりやすくなります。自治体によっては、物の譲渡や寄付に関する掲示板を設けているケースもあります。金銭を伴わないやりとりなので、トラブルに発展することが少ないのがメリットです。
ネットで販売する
普段からネットオークションやフリマアプリを使っている人は、ギターを出品するのもよいでしょう。出品用の写真撮影や情報の入力、発送時の梱包の手間はあるものの、工夫次第で思わぬ売上金が発生する可能性があります。また、アプリやサイトを通しての取引なので、個人間の取引より安心感があるのがメリットです。
ギターが壊れているなど状態が悪かったとしても、パーツが欲しい人もいるので出品してみる価値はあるでしょう。ネットで販売する方法は、「すぐに売れない」「必ず売れるわけではない」などのデメリットもありますが、出品期間を決めれば負担になることもありません。
買取業者を利用する
ギターの処分には買取業者を利用する方法もあります。個人で出品するオークションやフリマが面倒な場合は、買取業者を利用したほうが出品や梱包、発送などの手間を省けます。
買取方法は主に出張買取・店頭買取・宅配買取の3つがあります。
出張買取は買取業者が自宅に買取に来てくれる方法です。近くに買取店がないときや小さな子どもがいて外出しにくいときなどは出張買取が便利です。
店頭買取は買取店にギターを持参する方法です。近くに買取店がある場合は、直接持ち込んだほうが簡単に処分できます。
宅配買取は買取店宛にギターを送って査定してもらう方法です。対面でのやりとりが苦手な人や、仕事などで自宅に不在が多い人には便利な方法です。
ギターの捨て方に迷ったら買取業者に依頼しよう|高く売るコツは?
ギターを捨てるのに迷ったら、買取業者に依頼してみましょう。ギターを廃棄する場合は方法によっては処分費用がかかりますが、買取業者に依頼すれば、買取価格分のお金が手に入ります。人気のモデルなら、高価買取も期待できます。壊れていたり付属品が揃っていなかったりしても買い取ってもらえる場合があるので、捨てる前に買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。
ここからは、買取業者でギターを高く売るためのコツを3つ解説します。
ギターをきれいにする
一般的に、中古市場ではアイテムの状態が新品に近いほど、買取価格が上がる傾向にあります。ギターを買取業者の査定に出す際は、可能な限り汚れを取り除くようにしましょう。楽器用の拭き上げクロスでギターのボディを拭くほか、金属部分はサビやくすみが出ている場合もあるため、金属用のクリーナーで磨き上げます。
ステッカーなどでギターを装飾している場合も、はがすほうが高価買取につながるでしょう。ギターによってはシールはがし液などで塗装を傷める恐れがあるので、ドライヤーで温めながらゆっくりはがしていくのがおすすめです。
弦の交換やチューニングをする
買取業者では、ギターの査定の際、実際に音を鳴らしてチェックします。弦の交換やチューニングをしておけばすぐによい音が出るので、査定士の評価も上がり、査定価格が高くなる可能性があります。ギターの弦は1,000円程度の手ごろな価格で購入できるものもあるので、弦が切れたり緩んだりしていなくても事前に新品に交換しておくのがおすすめです。
チューニングは基本的なレギュラーチューニング(標準チューニング)でも十分なので、査定前に合わせましょう。
付属品を揃える
- ✔︎ 保証書やギャランティカード
- ✔︎ 取扱説明書
- ✔︎ 純正のギターケース
- ✔︎ ピック
- ✔︎ オリジナルクロス など
ギターを買取査定に出す際は、付属品を揃えると査定額が上がる可能性があるため、事前に下記の付属品があるかチェックしましょう。
ギターによっては付属品が異なる場合もありますが、購入時に付属していたものは揃えておくのが望ましいです。また、周辺機器とセットで買取査定してもらうと買取金額が上がる可能性もあります。ギターのパーツや部品をカスタムしている場合は、純正に戻すようにしましょう。
まとめ
ギターの捨て方は、自治体のルールに従って粗大ごみとして捨てるか、可燃ごみ・不燃ごみとして捨てましょう。廃棄以外の方法には、不用品回収業者に処分を依頼するほか、ネットオークションやフリマアプリを通して販売する方法、買取業者を利用する方法などがあります。
ギターに限らず、中古市場ではアイテムの状態が新品に近いほど買取価格が高くなる傾向があります。買取業者にギターの査定を依頼するときは、可能な限りギターをきれいな状態に手入れして、付属品を揃えた上で依頼しましょう。