アンプからノイズが出た!その原因と対処法について
これまでに、
「ノイズ音がするんだけど、一体どうすれば?」
「音に違和感がする。これってノイズ?」
このような疑問を持ったことがある、という方にぜひ読んでいただきたい内容です。
本コラムでは対処法についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アンプのノイズとはどのようなものか
「そもそもノイズ音って何?」と思われている方もいらっしゃることでしょう。
ここで代表的なノイズ音をご紹介します。
- ・「ブーン」という低い音
- ・「ガサガサ」、「ゴソゴソ」という音
- ・「サーッ」という音(砂嵐のような音)
- ・「ザーッ」という音
- ・「プチプチ」という音
これらの音は、ボリュームを「0」にしているときや、電源をOFFにしているときにも見られる場合があります。
それぞれの名称
上記で挙げたノイズ音には名称があります。
ハム
「ブーン」「ガサガサ」「バリバリ」という音は「ハム」と呼ばれています。
ホワイトノイズ
「サーッ」という砂嵐のような音は「ホワイトノイズ」と呼ばれています。
ちなみに不快とされるノイズですが、ホワイトノイズは「安眠効果」や「集中力を高める効果」があるという説もあります。
ピンクノイズ
ホワイトノイズに似ているものの、ホワイトノイズより「ザーザー」とした低めの音がするといわれています。
ちなみにこちらは「1/f2ノイズ=(1/fゆらぎ)」に該当しており、人が心地いいいと感じる音とされています。自然界や人の声にも含まれているものですが、アンプから常に聞こえてくるとなると不快に感じる方の方が多いかもしれません。
静電ノイズ
「プチプチ」という音がこのように呼ばれますが、原因が必ずしも静電気ではないことから、「プチプチノイズ」とそのまま呼ばれることもあります。
アンプのノイズの原因
ノイズが発生する原因はさまざまで、中には特定が難しい場合もあります。
ここでは代表的な原因といわれているものをご紹介します。
内部の熱
アンプは熱を放出する仕組みになっていますが、ホコリが溜まっていたり、背面が壁に接触したりしている場合うまく熱を放出することができません。
こうしてこもった熱がノイズとなって表れることがあるといいます。
また、風通しがいい場所に設置していたとしても、長時間の使用によってノイズが発生する場合もあるといいます。
電源環境
アンプの周りに置いている電子機器がノイズの原因となっていることもあります。
ここでポイントとなるのが「電磁波」です。電磁波については簡単に説明をいたしますので、ぜひ気楽に読んでください。
実は電子機器には微弱な電磁波が発生しています。あまり実感がないという方もいらっしゃると思いますが、テレビや冷蔵庫、パソコンや掃除機など「電化製品」にはもれなく発生しています。
この電磁波を発生するものがアンプ、スピーカーの近くにあるとノイズを発生させてしまうといわれているのです。
電源周りのトラブル
接続端子やケーブルといったものが汚れていたり、劣化していたりする場合ノイズの発生を引き起こします。
コードに触れたとき「バリバリ」「ガリガリ」といった音がする、音が途切れてしまうといった場合は接触不良、配線の不具合が考えられます。
また、たこ足配線をしている人も要注意です。
配線が複雑に絡んでいる状態はノイズが起こりやすいといわれています。
ノイズが出た時の対処法
実はノイズを根本的に排除するのは非常に難しいことだといわれています。ここでは「よくあるトラブル」として、初心者の方にもできる対処法を紹介いたします。
「全部試してみたけど直らない……」
という場合は、音響機器専門の修理店相談をする、持ち込んでみるなどして対処してください。
電源まわりをチェック
まず、たこ足配線をしている方は一旦その状態をやめてみましょう。コンセントから直接電流を流すだけで改善される場合もあります。
また、上記でお伝えした「電子機器の電磁波」が関係している場合もあります。周囲で電磁波を発するものがないか確認し、一時的に電源をOFFにしても問題がない家電の電源から落とす、アンプそのものを遠ざけるなど対処してみてください。
ノイズ除去グッズを使う
最近の家電には省エネ対策の一環として「インバーター」という部品が組み込まれています。実はこれがノイズの原因になっているともいわれているのです。
これに対しては「ノイズフィルター」という機械を家電側に装着するのが効果的だといわれています。
メンテナンスを実施
熱によって現れるノイズ音は、メンテナンスを行うことで改善されることが多いです。
カバーを外し、内部にホコリが溜まっていないかどうかを確認してみてください。なお、このときコンデンサー(電圧を貯める部品)などのパーツをむやみやたらに触らないようにしましょう。
定期的なメンテナンスが効果的
アンプの敵はホコリと熱だといわれています。
ホコリに関しては「ホコリを付けない」「こまめにお手入れ」で対処ができますので、ぜひ定期的にお手入れをしてみてください。
なお、「やりすぎ」「自己判断」は厳禁です。
とくに、アンプの仕組みを理解しておらずに分解、洗浄(クリーニング)を行うのは、非常に危険です。
感電や故障につながるおそれがありますので、しっかり理解したうえで各パーツのお手入れをするようにしてください。
初心者でもできるお手入れを紹介
背面に隙間を作り、使わないときは布をかぶせる
もしアンプが壁や棚などに接触しているという場合は、隙間を作り「風の通り道」を作ってあげるようにしましょう。
また、「使わないときは布をかぶせる」のも効果的です。
ホコリを寄せ付けないようにするのも一つの手段といえるわけです。
綿棒やブロワーを使う
細かい部分は綿棒が便利です。
なお、しつこい汚れには無水アルコールをしみこませた綿棒を使ってきれいにするという方法があります。この作業を行うときは手袋をつけ、換気をしっかり行ったうえでするようにしましょう。
そして、くれぐれも「自己流」で行わないように注意してください。
ブロワー(空気を吐き出す小さなポンプのようなもの)もアンプのお手入れに便利なアイテムです。
ときどき、「エアダスター」を使われる方もいらっしゃるようですが、こちらは勢いが強いため、あまりおすすめできません。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はアンプのノイズについて解説をさせていただきました。
今回初心者の方にもできる対処法をご紹介しましたが、「難しそう」「よくわからない……」という場合は無理をせず専門店に相談するようにしましょう。
また、
「もう手放したい」
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