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カメラの進化と発展の歴史|原型からミラーレスの登場まで徹底解説!

当記事では、カメラの進化と発展の歴史を11フェーズに分けて解説いたします。

現代において、カメラはスマホにも搭載されており、気軽に扱うことが可能です。カメラが普及するまでには長い年月がかかっており、その起源は紀元前から現在に至るまで、さまざまな発明や進化を経てきました。

趣味で写真撮影を始めた方やカメラ愛好者の中には、カメラの歴史に関心をもつ方も少なくありません。
カメラに関する知識を深め、機材の収集や撮影、作品鑑賞などにぜひお役立てください。

カメラの歴史は長い?

カメラの歴史は長い?

カメラは、身近な道具として多くの方に活用されるまで、何度も進化を繰り返してきました。

カメラの原型として知られる装置が生まれてから、フィルムカメラが登場。そして、現在のミラーレス一眼カメラが開発されるまで、2000年以上の長い歴史がありました。

現代のカメラは、アナログ・デジタルを問わず、いずれも写真や映像を撮影する道具として親しまれています。

しかし、カメラ誕生の原点にさかのぼると、すべての装置が撮影を目的とした道具ではありませんでした。

異なる用途で使用されていた装置を基にさまざまな発明がなされ、現代のカメラが誕生したのです。

カメラの歴史に迫る!誕生から現在に至るまでの軌跡

カメラの歴史に迫る!誕生から現在に至るまでの軌跡

カメラの原点は、紀元前に誕生したといわれています。

当時は、撮影用の器具として使用されていたわけではなく、絵を描くためのシンプルな道具として使用していた説が有名です。

現在の構造や用途が普及するまでに、カメラはいくつもの変貌を遂げています。

ここでは、カメラの歴史を11のフェーズに分けて解説いたします。

歴史1:カメラの原型が誕生

カメラの原型は、紀元前に誕生した「カメラ・オブスキュラ」です。

カメラ・オブスキュラ」は、ラテン語で暗い部屋を意味します。

最初のカメラ・オブスキュラは、人が中に入れるほど大きなサイズでした。真っ暗な部屋の壁に小さな穴が開いており、穴から差し込んだ光が向かい側に外の風景を投影します。

いわゆるピンホール現象を利用した仕組みです。

そして、投影した風景が上下逆さまでも、正しい遠近法で表示ができると注目を浴びます。

カメラ・オブスキュラは、やがて持ち運びできる程度の大きさまで縮小され、画家が遠近法を用いて絵を描く際の道具として活用されました。

歴史2:世界で初めて写真の撮影に成功

大きな転機は、1826年フランスのニエプス兄弟によって、カメラ・オブスキュラで世界初の写真撮影に成功したことです。

使用されたカメラ・オブスキュラは、従来の小さな穴の代わりに凸レンズをはめ込んだ改良型でした。道路のアスファルトを感光材料に、像を焼き付ける撮影方法です。

現代のように、一瞬でシャッターを切って撮影できるカメラとは異なり、当時の撮影は約8時間にも及んだといわれています。

歴史3:ダゲレオタイプの発明で露光時間が大幅に短縮

風景をありのまま記録できる技術とはいえ、1枚撮影するごとに8時間かかる点が実用的ではありませんでした。

気軽な写真撮影を行うためには、感光材料へ像を焼き付ける露光時間の大幅短縮が課題に挙げられたのです。

やがて、銀板を感光材料として使用する「銀塩写真法」が開発され、1839年には露光時間の大幅短縮に成功。

当時、ニエプス兄弟に協力した画家「ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール氏」にちなんで、銀塩写真法は「ダゲレオタイプ」と呼ばれています。

一般流通用のダゲレオタイプカメラも発売され、約30分の露光時間で撮影を楽しめるようになりました。

歴史4:ネガの発明により写真の複製が可能に

ダゲレオタイプは、撮影・感光が1回きりであるため、写真を複製できないという欠点がありました。

しかし、1841年にイギリスで開発された「ネガ・ポジ法(カロタイプ)」により、写真の複製が可能になったのです。

この技術は、光の明暗を反転させたネガと、画像を焼き付けるポジを使用します。露光時間も約2~3分に短縮され、より手軽に写真撮影ができるようになりました。

歴史5:湿板の開発でより露光時間が短縮

ネガ・ポジ法の開発以降も、感光材料の改良が行われました。

1851年には、ガラス板にコロジオンや銀化合物を塗った感光材料が発明され、露光時間は10~15秒程度と劇的な進化を遂げます。

これらの感光材料は、ガラス板に液体を塗って使用するため、「湿板(しっぱん)」と呼ばれています。

湿板は、紙製のネガを使用したカロタイプよりも画像が鮮明で、ダゲレオタイプよりもコストを抑えられたことから、広く普及しました。

さらに、ネガを利用した焼き増しに対応している点も大きなメリットです。

歴史6:ロールフィルムが誕生して一般へと普及

湿板は液体を使用するため、持ち運びや保存が困難との課題がありました。

研究が進められ、1871年にはより利便性の高い「乾板(かんぱん)」が登場します。

しかし、乾板は湿板のデメリットを解消しつつも同じガラス板を素材とするため、割れやすい問題が残ったのです。

より取り扱いやすい感光材料の開発が進められた結果、1885年には紙フィルムが製造されます。

開発は進み、1889年にロールフィルムが誕生。ロールフィルムのメリットは、セルロイド製で持ち運びや保存に適している点です。

ロールフィルムは、量産も容易であり、写真のみならず映像撮影の道具としても普及しました。

歴史7:量産カメラが誕生

日本で発売された量産カメラ第1号は、1903年に誕生した「チェリー手提暗函(てさげあんばこ)」です。

写真撮影用の装置自体は、1840年代にオランダ船から持ちこまれています。しかし、当時は使い方のわかる人物がおらず、一般への普及には至りませんでした。

日本人向けに発売したチェリー手提暗函は、乾板が採用されます。カメラ本体へ装着した乾板の入れ替えが可能な、「マガジン式」で撮影する方式です。

現代のカメラと比べると大振りで、天面には手提用のハンドルが取り付けられています。

歴史8:二眼レフカメラの登場

1929年、ドイツメーカーから、二眼レフカメラの原点と呼ばれる製品が発売されました。

当時の二眼レフカメラは画面サイズが6×6cmと、従来の撮影機器よりコンパクトで持ち運びやすいことが特徴です。

改良も重ねられたことで、ドイツメーカーの二眼レフカメラは、多くのファンを魅了しました。

歴史9 :インスタントカメラが誕生

露光時間の短縮だけでなく、写真のクオリティや使いやすさも向上しました。しかし、現像を行うまでは、撮影した写真の仕上がりを確認できませんでした。

1948年、撮影直後に仕上がりを確認できる画期的なカメラとして、世界初のインスタントカメラが登場します。

撮影から数十秒程度で、専用のインスタントフィルムに像が浮かびあがる仕様です。

歴史10:デジタル一眼レフカメラの登場

1948年、ドイツのカメラメーカーから、世界初のペンタプリズム式一眼レフカメラ「コンタックスS」が発売されました。

コンタックスSは、国際規格の採用や交換レンズの互換性に優れ、カメラ全盛期を支えていた製品です。

日本でも積極的に一眼レフタイプのカメラ開発が進められ、1952年アサヒフレックスの発売とともに、カメラメーカーからさまざまな製品が登場しました。

やがて国内外で一眼レフが主流となり、1980年代にはデジタルカメラが発売されています。

歴史11:ミラーレス一眼カメラが誕生

2008年、パナソニックが世界初のミラーレス一眼を発表しました。

一眼レフは、瞬時に写したい光景を切り取れるなどの魅力の多い一方で、「大きい」「重い」など持ち運びが難しいなどの課題が。

ミラーレス一眼カメラは、レンズ交換式を採用したことで、従来の約半分程度の小型化に成功しました。

プロの写真家はもちろん、カメラ初心者も気軽に一眼レフで思い出や作品を残せる時代の到来です。

現在は、ミラーレス一眼カメラがレンズ交換式カメラの主流として、新たな歴史を紡いでいます。

まとめ

まとめ

カメラの歴史は、光学技術と写真の発展とともに、長い道のりを歩んできました。

カメラ・オブスキュラから始まり、ロールフィルムやデジタルカメラ、ミラーレス一眼カメラの登場まで、さまざまな進化の歴史を彩っています。

現代のカメラは、長い歴史を背負い、私たちの生活に新たな価値をもたらし続けています。

カメラの進化と発展を知ることは、より身近となった撮影機材や、撮影方法に奥深さを感じるよい機会となるでしょう。

しかし、歴史とともに進化を続けるカメラも、劣化や故障などの寿命があります。

福ちゃんでは、古い機種のカメラや壊れたカメラでも査定を承っております。カメラ買取をご希望される際は、お気軽にご相談ください。

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