フィルムカメラ・デジタルカメラのシャッターが切れない理由を解説!

フィルムカメラやデジタルカメラのシャッターが切れない場合、カメラと被写体の距離や設定などと関係があります。SDカードに問題があったり、カメラデータの処理中だったりと、さまざまな理由が考えられるでしょう。  

当記事では、フィルムカメラとデジタルカメラのシャッターが切れない理由と対処法について、解説いたします。

カメラのシャッターが切れないとお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

フィルムカメラ・デジタルカメラのシャッターが切れない理由と対処法

フィルムカメラ・デジタルカメラのシャッターが切れない理由と対処法

フィルムカメラやデジタルカメラのシャッターが切れないときには、故障だけでなく間違った使い方が原因の可能性もあります。

そのため、故障と判断する前に、シャッターが切れない原因を把握して対処することが大切です。

ここでは、カメラのシャッターが切れないときに考えられる原因を9つご紹介します。それぞれの対処法も解説いたしますので、ぜひご参考にしてください。

1. ピントが合っていない

被写体にピントが合っていない場合、カメラのオートフォーカス(AF)設定が「フォーカス優先」になっていると、シャッターは切れなくなります。

対処法は、フォーカス優先設定から「レリーズ優先」設定への変更です。レリーズ優先設定では、ピントが合わなくてもシャッターが切れます。

しかし、ピンボケの写真が撮れやすくなってしまうので、注意が必要です。

2. 被写体との距離が近すぎる

レンズには、カメラのセンサーから被写体までの距離を現す「最短撮影距離」があります。

最短撮影距離より被写体に近づいてしまうと、ピントが合わずシャッターが切れなくなります。

最短撮影距離は、レンズ本体に記載されているため確認してみましょう。最短撮影距離より被写体から距離をとれば、シャッターが切れます。

被写体に近づいて撮影する必要がある場合は、オートフォーカスモードからマニュアルフォーカスモードに変更してみてください。

3. 撮影場所・被写体が暗すぎる

撮影場所や被写体は、暗すぎるとカメラのシャッターが切れない可能性があります。暗所の撮影では、オートフォーカス機能がうまく作動せず、ピントが合いにくくなります。

暗所でもシャッターを切るためには、マニュアルフォーカスモードに変更してピントを合わせましょう。

ただし、ファインダーを見ながらピント合わせは難しいため、ライブビュー撮影への切り替えをオススメします。

4. レンズとカメラの接点が汚れている

レンズとカメラの接続部分には、通信を行う「電子接点」があります。

電子接点が汚れていると、レンズとカメラの通信はうまくいかず、通信エラーとなりシャッターが切れなくなることも。

電子接点の汚れに気がついたら、レンズ側・カメラ側それぞれの電子接点を清掃しましょう。

ブロアーでホコリを除去し、きれいな乾いた布で接点にキズが付かないように優しく拭き取ることがポイントです。

5. レンズが正しく装着されていない

シャッターが切れないときには、レンズがカメラ本体に正しく装着されていない可能性もあります。

レンズが原因の場合は、一度カメラ本体からレンズを取り外し、再度レンズを付け直しましょう。

レンズ装着の際は、レンズとカメラにあるマークを合わせ、「カチッ」と音がするまでレンズを回します。

レンズを回しても「カチッ」と音がしない場合は、正しく装着できていないため、音が鳴るまで再度付け直すことをオススメします。

6. カメラがデータを処理している

カメラがデータを処理しているときは、シャッターが切れません。連写や高画質モードで撮影を行うと、撮影したデータの処理に時間がかかります。

また、星空などの撮影に使用する「長秒時ノイズ低減設定」では、シャッタースピードと同じ長さだけ処理に時間がかかり、しばらくの間シャッターを切れません。

カメラがデータを処理しているときは、カメラ本体のアクセスランプが点滅します。アクセスランプが完全に消えてから、撮影を再開しましょう。

7. SDカードに問題がある

SDカードの容量がオーバーしていたり、「書き込み禁止スイッチ」がロックされていたりする場合、SDカードにデータ書き込みできない状態となります。

SDカードに撮影したデータを書き込めないときは、処理中の状態が続き、シャッターが切れなくなるのです。

また、データの書き込み速度の遅いSDカードを使用すると、記録に時間がかかりシャッターが切れなくなる可能性も。

写真撮影に使用するSDカードは、書き込み速度が早い商品の利用を検討してみてください。

8. セルフタイマーがオンになっている

シャッターを押してもすぐに撮影できない場合や、断続的な電子音の後にシャッターが切れる場合は、セルフタイマーがオンになっていないか確認しましょう。

セルフタイマーは、シャッターを押して2~10秒後にシャッターが切れる機能です。

セルフタイマー機能は、カメラ本体のわかりやすい位置にボタンが付いており、知らない間にオンになっている可能性があります。

その際は、セルフタイマーを解除すると、いつも通りにシャッターが切れるようになります。

9. カスタム機能が原因になっている

シャッターが切れないときには、カメラのカスタム機能を確認しましょう。

レンズを装着していないカスタム機能の中で、「レンズなしレリーズ」または「カードなしレリーズ」を「しない」に設定していると、シャッターが切れなくなります。

シャッターを切る際にレンズを装着していない場合は、「レンズなしレリーズ」の設定を「する」に変更しましょう。

故障したフィルムカメラ・デジタルカメラは買取に出せる?

故障したフィルムカメラ・デジタルカメラは買取に出せる?

業者によっては、故障したフィルムカメラやデジタルカメラの買取が可能です。

カメラは精巧に作られているため、一部分が故障していても、ほかの部品は無事であるケースがほとんどです。

故障したカメラは交換部品として使用されるほか、コレクターに販売する目的で再利用されます。

とくに古いフィルムカメラは、職人が修理すると使用できるようになる場合が多いため、故障していても価値を持ちます。

また、古いカメラや希少価値の高いカメラはコレクションとしても人気があり、故障の有無に関係なく高い価値を持つ可能性も少なくありません。

ただし、中古市場に多く出回っているメーカーのカメラは、買取の際に値段が付きにくいこともあるため注意しましょう。

下記の記事では、「壊れたカメラを高く売るコツ」などについて解説しております。

壊れたカメラをお持ちの方や、『できるだけ高くカメラを売りたい』とお考えの方は、ぜひご参考にしてください。

▶︎ 実は壊れたカメラも買取可能!?どんなカメラなら買い取ってもらえるか解説!

フィルムカメラ・デジタルカメラを修理・買取に出す前にできること

フィルムカメラ・デジタルカメラを修理・買取に出す前にできること

カメラを修理か買取に出す際に、状態や故障の有無を事前に聞かれることがあります。

修理や買取に出す前にカメラは本当に故障しているのかを確認し、カメラの状態を把握しておきましょう。

フィルムカメラを修理、または買取に出す際のチェックポイントは、下記の通りです。

◯ 外観のキズや凹み
○ ファインダー・ミラー・シャッター幕のキズや汚れ、カビ、腐食
◯ シャッターの動作確認
◯ セルフターマーの動作確認
○ 露出計の動作確認
○ シャッターカウンターの動作確認

次に、デジタルカメラを修理、または買取に出す際のチェックポイントを解説します。

◯ 電源やバッテリーの確認
○ 設定と撮影モードの確認
○ レンズ・イメージセンサーの汚れ
◯ 撮影環境の確認

とくにデジタルカメラは、フィルムカメラよりも複雑な構造をしているため、シャッターが切れないトラブルが多いといわれています。

操作方法に誤りがないこと、撮影環境が悪くないことを確認し、カメラの不具合または故障かを判断しましょう。

まとめ

フィルムカメラやデジタルカメラのシャッターが切れない場合、カメラ設定や撮影環境、レンズの装着方法などさまざまな原因が考えられます。

たとえば、撮影時にカメラのピントが合っていなかったり、被写体との距離が近すぎたりなどです。

または、接点部分の汚れやSDカードが原因で、シャッターが切れなくなっている可能性も少なくありません。

カメラのシャッターが切れなくなった場合はすぐに故障と判断せず、原因を把握して対処することが大切です。

カメラの故障が判明した場合は、修理または買取などの選択肢があります。

カメラ買取 福ちゃん」では、カメラに詳しい査定士が在籍しているため、故障の有無や状態に応じて査定を行うことが可能です。

お手持ちのカメラの価値が気になる方も、ぜひ一度ご相談ください。

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