Nikon Z fcとは?特徴・価格まとめ
今回はニコン(Nikon)から2021年夏に発売されたミラーレス一眼カメラ『Nikon Z fc』についてまとめてみたいと思います。
ニコンの伝統的なデザインを採用していること、「使いやすさ」を重視した機能性などが注目されているカメラですが、具体的なその特徴とは?
この記事ではNikon Z fcならではの特徴や価格についてまとめてみました。
Nikon Z fcの特徴
Nikon Z fcは2021年、ニコンの「Nikon Z」シリーズのひとつとして発売されました。
もともと「コンパクトなミラーレスカメラ」をコンセプトとした「Nikon 1」シリーズを展開していたニコンですが、2015年に販売を終了。2018年に、新たなミラーレス一眼カメラシリーズとして「Nikon Z」を展開しはじめました。
このシリーズの特徴は、新規格である「Zマウント」を使用していることです。これがシリーズ名の「Z」の由来にもなっています。
ちなみに、ZシリーズのカメラにはZマウント専用レンズを取り付ける仕様になっていますが、マウントアダプターを使用すれば既存のFマウント用レンズを使用することもできます。
そのためニコンユーザーの中には「Zシリーズに乗り換えた」という人も少なくありません。
そして、今回取り上げているNikon Z fcは、これまで発売されたZシリーズの中でも特に個性的なカメラだといえます。
コンセプトは「伝統的なデザインを最新機種に融合(Fusion)させ、ユーザーがカジュアル(casual)に使えるように」です。Fusionの「f」とcasualの「c」を取り、「Nikon Z fc」という名称がつけられています。
外観は既存のZシリーズのように黒を基調とした「デジカメらしいボディー」ではなく、フィルムカメラ時代のディテールを再現しています。ちなみに外観デザインの基となったのはニコンファンの中でも「名機」とされている『Nikon FM2』です。
この外観が、若年層には「レトロでかっこいい」「斬新なデザイン」と好評で、フィルムカメラ時代からの愛好家たちからも「懐かしい」と人気を呼んでいます。
またデザインの良さだけではなく、使いやすさが重視されたボタン・ダイヤルもポイントです。ダイヤル操作でシャッタースピードやISO感度の調整、撮影モードの変更も楽々できるようになっています。
また、Nikon Z fcにはタッチパネルを採用した大型液晶ディスプレイを採用。スマートフォンを操作する感覚で各種設定が可能になっています。
気になる性能面ですが、画素数は2088万画素。これは「特段多い」という数ではありませんが、Nikon Z fcには正確かつ高速オートフォーカス機能が備わっています。
イメージセンサーにはAPS-Cセンサーを採用。従来のものよりも感度が高く、明るい場所での撮影はもちろん、夜間など暗所の撮影にも対応しています。
Nikonらしい「見たままの色」「自然な発色」を実感したい、という人も納得できる一機となるでしょう。
大きさは幅約134mm、高さ93mm、奥行き43mm。重さは約445gと、女性でも持ち歩きしやすいという点も特徴のひとつになっています。
以上を踏まえて、Nikon Z fcは以下のような方におすすめできるカメラだといえます。
- ・デザイン重視の方
- ・日常的に撮影を楽しみたい
- ・サブカメラを探している
エントリーモデルとして販売された機種ではありませんが、各種機能が充実しているNikon Z fcはカメラ初心者の方の一台目としてもおすすめです。
Nikon Z fcの価格
Nikon Z fcはカメラ専門店や家電量販店で購入することが可能ですが、ネットを活用した通販サイトでも購入することが可能です。
ここで、現在主流になっている通販サイトに3社の価格をチェックしてみましょう。
- ・【Amazon】137,000円
- ・【楽天市場】150,700円
- ・【ヨドバシカメラ】150,700円
このように、レンズキットとセットになっている新品は13~15万円という価格帯で販売されていますが、楽天市場では約10万円で中古品が販売されていました(2022年10月現在)。
「少しでも安く購入したい」という方は中古品をチェックしてみてもいいかもしれません。
まとめ
今回の記事ではNikon Z fcの特徴や価格についてまとめてみましたが、いかがでしょうか。
Nikon Z fc最大の特徴はデザイン性と機能性を兼ね備えているということです。
初心者の方も使いやすく、中級者以上の方も普段使いできるというのはNikon Z fcの強みです。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。