カメラの「入門機」「中級機」の違いとは?
カメラの世界では「入門機」「中級機」という言葉が頻繁に使われます。
しかし、「<b>入門機と中級機の違いってなに?b>」「初心者は入門機から始めるべき?」などと疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は「カメラの入門機と中級機の違い」についてまとめてみました。
ここではおすすめの選び方や高く売れるカメラについても触れていますので、ぜひチェックしてみてください。
カメラの入門機・中級機とは?
より本格的な撮影を楽しめるとして高い人気を持つカメラですが、「何を選んでも一緒」ということはありません。カメラは「入門機」「中級機」「プロ機」と3つの種類に分けることができます。
「プロ機」は名称どおりプロのカメラマンや報道関係者などが使用するカメラのことです。「これからカメラを始めよう」という方がいきなりこういったカメラを購入することは少ないかと思うので、本ブログでは「入門機」「中級機」を中心に解説します。
「入門機」はいわゆる「初心者向け」のカメラのことをさします。「エントリーモデル」などと呼ばれることもありますので、ここで両方覚えておきましょう。
次に「中級機」ですが、中級機は入門機とプロ機の中間にあたるカメラのことで、モデルによっては「プロ機に近い」といわれるものも販売されています。
「中級」という名称で呼ばれていますが、上級者の方やセミプロの方でも愛用者が多いといわれているのがこの「中級機」です。幅広いユーザーに対応しているカメラともいえます。
「初心者は入門機から選んだほうがいいか」という問いについてですが、これに関して正解はありません。
ときどき「初心者の方は入門機からはじめたほうがいい」という声を聞くことがありますが、「すぐに中級機を買うことになったため入門機は必要なかった」とする方もいます。
次の章で具体的な「違い」について説明します。どちらを選べばいいかお悩みの方は、ぜひこのまま読み進めてみてください。
入門機・中級機の違いについて
入門機と中級機の違いは大きく分けて3つ。「価格」「性能」「大きさ」です。
まず価格ですが、入門機は手に取りやすい価格であることが多く、人気メーカーのモデルでも5万円以下で購入することができます。一方、中級機に分類されるモデルは10万円以上が相場となります。
こうした差は「性能」によって現れています。
一眼レフカメラにはレンズから入ってきた光を電気信号に変換する「イメージセンサー」という機能が搭載されていますが、この精度が入門機と中級機では異なります。
また、シャッタースピードにも違いが見られます。シャッタースピードは動く被写体を撮影する際に非常に重要な「速度」です。シャッタースピードが早ければ早いほど、素早い動きをする被写体を鮮明に捉えることができるのですが、入門機と中級機ではこれが明らかに変わってきます。
ちなみに、よく聞く「画素数」についてですが、こちらは「高ければいい」というわけではありません。
きれいな写真を撮るためにはイメージセンサー、シャッタースピード、またこれらを操作する「ボタン」、「メニュー数」などが重要となり、これらの性能が入門機と中級機とでは大きく異なります。
とくに、「ゆくゆくは中級機が欲しい」と考えている方は注意が必要です。中級機でも入門機と性能面が変わらないものを買ってしまった場合、思っていたほど上達を感じることができないかもしれません。
最後に「大きさ」ですが、入門機は比較的コンパクトであるものが多いのに対し、中級機はずっしりとしたものが多く見られます。これは入門機と中級機が「重視している点」が異なる結果といえるでしょう。入門機は「扱いやすさ」を、中級機は「本格的なカメラ撮影を可能にすること」を重視しています。
また、中級機には防塵・防水機能がついていますが、入門機にはこういった機能は基本的に搭載されていません。
入門機・中級機はこんな方におすすめ!
では、入門機と中級機の違いを理解したうえで、「どういう人が入門機向けか」あるいは「中級機向けか」をお伝えしてきたいと思います。
最初に「入門機向け」とされる方ですが、
・できるだけ価格を抑えたい
・カメラデビューをしたい
・ゆくゆくは中級機を……と考えているが、まずはお試しで使ってみたい
・小さく軽いものが欲しい
などに当てはまる方が入門機向けだといえるでしょう。
とくに「価格を抑えたい」、「長期的に使用するかわからない」という方は入門機を購入し、カメラの世界を楽しむところからはじめてみてはいかがでしょうか。
次に、
・被写体は動物、動いている人物などである
・水しぶきがかかったり、砂ぼこりが舞ったりする場所で撮影する予定がある
・長くカメラと付き合っていきたい
・「マニュアル撮影」をしたい
・カメラ操作を楽しみたい
などに当てはまる方は中級機の購入がおすすめです。入門機の場合「オートモード」を使って撮影の雰囲気を変えることが可能ですが、中級機以上は明るさなどを自分の好きな数値に変更できるため、オリジナリティのある撮影を楽しむことができます。
「カメラを触っている時間も好き」という方、「ワンランク上の撮影をしたい」とお考えの方は是非検討してみてください。
ちなみに高く売れるのは……「中級機」!
「子どもたちも大きくなったし、撮影はスマートフォンで十分だ」
「違うカメラに買い替えたい」
など、さまざまな理由でカメラを手放す場面が想定されるかと思います。
そして大多数の方が気にされている「高く売れるのはどちら?」という問いについてですが、その答えは「中級機」です。「もともとの定価が高いから」というのも理由のひとつですが、中古市場においては「人気」「需要」が重視されます。
中古市場においては「中級機が欲しい」とするユーザーが圧倒的に多いといわれているため、中級機のほうが高く売れるのです。
なお、カメラ、とひと言でいっても「コンデジ」といわれているコンパクトデジタルカメラ、ミラーレス一眼カメラ、デジタル一眼レフカメラがあります。
基本的にはコンパクトデジタルカメラより、ミラーレス一眼レフカメラ、そしてミラーレス一眼カメラよりデジタル一眼レフカメラのほうが高く売れるとされています。
また、カメラの種類ごとに価格帯は変わります。
「携帯に便利な家庭用」というイメージの強いコンパクトデジタルカメラですが、コンパクトデジタルカメラの中にも高い画素数を搭載する「中級機」が存在します。
そういった製品は高価買取が期待できますので、ぜひ一度現時点の売却価格を確認しておくとよいでしょう。
カメラの買取は福ちゃんにお任せください!
いかがでしょうか。今回は「カメラの入門機と中級機の違い」についてご紹介しました。
なお、福ちゃんにはカメラの買取に精通した査定士が在籍しています。カメラのメーカーを問わず、状態や希少性などをしっかり価格に反映しています。
「他店ではあまり値段がつかなかった……」
「古いカメラだし、状態もよくない」
そういったカメラも、まずは福ちゃんにご相談ください。一点一点丁寧に査定をさせていただきます。
なお、査定~買取にかかる費用は一切いただいておりません。
カメラの買取を検討されている際は、ぜひ福ちゃんまでお問い合わせください。