ブランドバッグを修理したい!自分でしても大丈夫?

バッグにできてしまった傷やこすれなどの傷みは、意外と目立つものです。
ブランドバッグを自分で修理したいけれど、大丈夫なのか不安になりますよね。

捨てるのはもったいないし、このまま使うのは気が引けてしまうでしょう。そこで今回は、自分でできる範囲の修理やお手入れのほか、注意点についてご紹介していきます。

大切なブランドバッグは、修理して長く大切に使えるといいですね。

ブランドバッグ|自分で修理可能な症状

ブランドバッグ|自分で修理可能な症状

革のブランドバッグを自分で修理するには、修理が可能な症状かどうか見極めるのが大切です。

軽い気持ちで修理をすると、余計に傷が目立ったり色落ちしたり、トラブルが発生する可能性があるからです。

素人が自分でブランドバッグを修理できる症状は、以下の2つに絞ると安心でしょう。

● 角の軽いこすれ
● 軽い汚れ

早速、修理方法や必要な道具などをご紹介します。

角の軽いこすれ

ブランドバッグの角や口周りにできてしまった軽いこすれは、補修クリームを使って修理が可能です。

まずは目立たない部分で試すなど、十分注意しながら自己責任で 行いましょう。

用意するものは、「サフィール カラー補修クリーム」とやわらかい布の2点です。

【軽いこすれの修理方法】

1.やわらかい布に「サフィール カラー補修クリーム」を少量取る。
※クリームは伸びがよいため、0.1mmほどの量を使用しましょう。リスクも抑えられます。

2.布についたクリームを痛んだ部分にごく少量をのせ、布で伸ばす。

3.乾いたら布で磨くと光沢が出る

このように、ブランドバッグの軽いこすれの場合は自分で修理するのも可能です。

ただし、あくまでも「素人によるお手入れである」ことを念頭に置いておきましょう。

軽い汚れ

ブランドバッグに付いてしまった軽い汚れは、各ブランドが推奨しているお手入れ法に基づいて行うのがよいでしょう。

3つの主なブランドが推奨する、汚れについてのお手入れや見解をご紹介します。

【エルメス】

エルメスでは、レザー製品に一般のお手入れ用具の使用を控えるよう公表しています。

自己判断によるお手入れはダメージを与える可能性もあるので、エルメスの職人による定期的なクリーニングを勧めています。

参照:エルメス

【シャネル】

シャネルでは、やわらかい布でお手入れをし、化学薬品やクリーニング用品の使用を避けるよう注意喚起しています。

ラムスキンは、円を描くようにやさしくこすると表面の傷が目立たなくなる場合もあるとのこと。

水にぬれた際は、吸水性の高いやわらかい布で軽く押さえて水分を拭き取ることを勧めています。

参照:シャネル

また、保管の注意点は以下の通りです。

● 型崩れ防止のためにやわらかい紙類を詰める
● 革に傷がつかないようストラップやチェーンなどは紙類で包んでおく 
● 付属のポーチに入れ、立てた状態で保管する

引用:シャネル

【ルイヴィトン】

ルイヴィトンでは、バッグの材質ごとにお手入れや注意点を記しています。
ここでは、ヌメ革とカーフレザーについてお伝えします。

【ヌメ革】
クリーニングに溶剤や化学薬品は使用しないよう注意しましょう。
ミンクオイル、サドルソープ、レザーローションなどはレザーが濃色になる可能性があるので、絶対に使用しないようにとのこと。
経年で色が濃くなる前にシミが付いた場合は、無理に落とさずにおくと次第に革の色の変化となじむそうです。

【カーフレザー、カウハイドレザー】
表面に付いた汚れは、軽く水を湿らせたやわらかい布で拭くようにしましょう。
市販のクリーナーは、レザーを傷める可能性があるので注意が必要です。
油、化粧品、香水、クリーム、消毒剤は、おすすめしていません。

参照:ルイヴィトン

【モノグラムとダミエ】
中性のせっけん水を軽く湿らせた、やわらかい布で拭きましょう。
ミンクオイル、香水、アルコールを含んだ消毒ジェルやスプレー、レザーローション、クリーナー、化学薬品などを使用すると、傷みが生じる可能性があります。

モノグラムとダミエについては、「ルイヴィトンにカビ!買取やお手入れ・保管方法も知りたい」でもご紹介しております。

そのほかに関する詳細やここでご紹介していないレザー類に関しては、公式サイトでご確認ください。

自分で修理する際に守ること

自分で修理する際に守ること

ブランドバッグを自分で修理やお手入れをする際に、守るべき注意点を以下にまとめました。

● 革バッグ専用のものを使う
● やわらかい布を使う

少しでもリスクを減らすよう、目立たない部分で試して自己責任で行うのはもちろん、使用する道具にも気を配りましょう。

革バッグ専用のものを使う

クリーナーや拭き取り布などの用具は、革バッグ専用のものを使います。
この記事でご紹介している「サフィール カラー補修クリーム」がおすすめです。

サフィール社は、高級ブランドのレザーケア用品を製造している会社。
ブランドバッグ修理の専門店も、サフィール社の製品を使用しているので安心です。

やわらかい布を使う

ブランドバッグを傷めないためにも、やわらかい布を使用するのは重要なポイントです。

もちろん、お手入れ専用のミトンがあればなおよいでしょう。
皮革はデリケートなので、繊維の荒い布でお手入れをすると傷になることがあります。

細心の注意を払いながら行ってください。

いずれも、ブランドバッグを傷めないためにもブランドが推奨する方法を最優先させてください。

ブランドバッグは専門店または正規店の修理がおすすめ

ブランドバッグは専門店または正規店の修理がおすすめ

ブランドバッグの修理は、素人が安心して行える範囲が限られています。
状態を悪化させないためにも、十分注意しないといけません。

中でも破れや糸のほつれ、金具のさびなどは、素人では困難

修理依頼のできるブランドもあるので、正規店で購入したバッグなら各ブランド店に問い合わせをしてみてください。

それが難しければ、ブランドバッグの修理専門店に相談してみましょう。

ブランドバッグは普段のお手入れが大事

ブランドバッグは普段のお手入れが大事

ブランドバッグは、丁寧に取り扱うのと同時に普段のお手入れも大事です。
特に、バッグを使った後にお手入れをするのとしないとでは、大きな差が生じてきます。

● 使ったらブラシで表面のほこりを取り、から拭きをする
● 雨の日に使用した後は、水気を丁寧に拭き取っておく

など、ほんのひと手間を加えるだけで良い状態が保てるでしょう。
湿気や直射日光を避けた場所に保管するなど、保管場所にも気を付けてください。

自分で修理しようか迷っているブランドバッグは、状態によっては買取できる場合もあります。
修理に出してまで使おうと思わなければ、一度相談してみてはいかがでしょう。

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