シャネルの偽物の見分け方|6つのチェックポイントを解説

フリマアプリやヴィンテージショップでシャネルの商品の購入を検討している場合、偽物であったらどうしようと不安に感じる方もいるでしょう。シャネルは有名なブランドのため偽物も多いです。しかし、本物であるか見極める方法がいくつかあるため、中古品を購入する際は事前に知っておくのがよいでしょう。

当記事では、シャネルの偽物の見分け方について詳しく解説します。シャネルの中古品の購入を検討している方は、ぜひ購入の際にお役立てください。

なぜシャネルの偽物が存在するの?

なぜシャネルの偽物が存在するの?

シャネルの製品は世界的にも人気が高く、需要のあるアイテムです。そのため、偽造品を販売して利益を得ようとする悪徳業者が後を絶ちません。ネットでは実物を確かめられないため、本物の写真を掲載して偽物を送りつけるという手口が増えているので注意が必要です。

「スーパーコピー」と呼ばれる本物と変わらないほどクオリティの高いコピー品も出回っていて、気付かないうちに被害に遭う可能性も考えられます。

中にはコピー品であることを明言し、購入者も納得の上で取り引きをしているケースがあります。しかし、たとえ明言していても偽物ブランド品の販売は犯罪です。知らずに偽物を購入しないよう、注意しましょう。

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【シャネル】バッグの種類|人気ライン一覧を紹介

シャネルの偽物・本物の見分け方・チェックポイント6選

シャネルの偽物・本物の見分け方・チェックポイント6選

偽物の多くはとても精巧に作られていて、一目では見分けがつかないものが多く存在します。本物の見極めポイントを知り、偽物を買ってしまうリスクを少しでも低くしましょう。

ここでは、精巧な偽物と本物を見分けるための基本的なチェックポイントを6つ紹介します。

ギャランティカード

「1」の字体 本物:下線がある・ゴシック体
偽物:下線がない・ゴシック体以外の書体
英文の「quality」本物:tとyがくっついている
偽物:tとyが離れている
日本語の説明文本物:文章が間違っていない
偽物:「る」「ゐ」に・「徴」の字が別の字
カードの固さ本物:プラスチック製で固い
偽物:紙のような質感でやわらかい
ホログラム本物:角度を変えるとココマークが見える 
偽物:ココマークが常に見える
ブラックライトを当てる本物:一行だけ発光する
偽物:どの行も発光しない

ギャランティカードの本物と偽物を見分けるポイントを表にまとめました。

ギャランティカード(Gカード)は、シリアルナンバーや正規品であることを保証する説明が英文(日本向けの製品には日本語文も)で表記されたカードです。

シャネルのギャランティカードは、2021年5月以降の製造品には付属していません。

古い製品では仕様が異なる場合もあるので、どのギャランティカードにも特徴が当てはまるわけではないことに注意しましょう。

シリアルシール

  • ✔︎ シールの状態
  • ✔︎ 「0」と「1」の字体
  • ✔︎ ブラックライトによる発光

シリアルシールで偽物を見分けるポイントは上記の通りです。

シリアルシールには、ギャランティカードと同じシリアル番号が記載されています。製品に直接貼り付けられていて、簡単には剥がせず剥がしたとしても痕跡が残ります。

なお、2021年5月以降に製造された製品にはシリアルシールが付いていません。

シールの状態

シリアルシールが貼られている期間のアイテムにも関わらず、シールがなく剥がした痕跡も無ければ、まず偽物と考えていいでしょう。

シールはバッグであれば底面の近くに貼られています。表面に貼られている場合や、斜めに貼られているなど貼り方が雑な場合も、怪しい製品です。

「0」と「1」の字体

1997年以降に製造された製品は「0」に斜線が入っています。また「1」の字はギャランティカードの字体と同じく下線が入っているのが特徴です。

「0」の斜線や「1」の下線がなければ偽物の可能性が高いでしょう。

ブラックライトによる発光

シャネルのアイテムは、シリアルシールにブラックライトを当てると「CHANEL」の横文字部分が帯状に赤く光ります。

ブラックライトで赤く光らなければ、偽物と判断できるでしょう。

金具

製品に使われている金具にも、本物と偽物を見分けるポイントがあります。

シャネルの金具のほとんどはマイナスネジが使われているため、プラスネジで留められている製品は注意が必要です。

YKK社のファスナーは本物に使用されていません。もし金具に「YKK」の刻印があれば偽物か正規メーカー以外で修復されたものである可能性があります。

偽物は金具のメッキや角の処理が粗悪な場合があります。ターンロックなどの留め具やチェーンショルダーなどのメッキは、状態を確認しましょう。歪みや色ムラがあったり、指を当てると痛くなるほど角が荒かったりする場合は偽物です。

ロゴ

「CHANEL」と刻印されたロゴも、偽物と本物を見分ける際の重要なポイントです。まずはロゴの刻印がかすれたり粗くて下地が見えていたりしないかチェックしましょう。

特に新品なのにロゴの字が美しくないものは、偽物の可能性があります。

本物のロゴにどのような特徴があるのか、アルファベットごとに見てみましょう。

Cの形

切り口が斜めで、切り口を繋ぐように線を引くと正円になります。楕円になるような細長いCの形であれば、偽物です。

Hの形

横線を基準に縦線の長さを比べると、下部の線の方が長くなります。横線から均等に縦線の長さが伸びている場合は偽物です。

Aの形

先端が尖っておらず、フラットな横線になっています。先端が三角に尖っている場合は偽物です。

Nの形

左上と右下がフラットな横線になっています。また、左下の空間のほうが右上の空間より広くなっています。折り返しが三角に尖っていたり空間が均等な場合は偽物です。

Eの形

横線の長さが三本とも異なります。真ん中、上線、下線の順番で長いものが本物です。長さが均等なものは偽物です。

ブティックシール

  • ✔︎ シールの色がゴールドやシルバー以外
  • ✔︎ シールの文字が手書きで書かれている

ブティックシールで気を付けなければならない点は上記の2点です。

ブティックシールは、販売日と販売店を示すアルファベットが書かれたシールです。横長の長方形で、角が丸い形をしています。

シールの色がゴールドやシルバー以外

正規店で新品を購入した場合はゴールド、シャネルの工房で修理されたものにはシルバーのブティックシールが貼られています。ゴールドやシルバー以外の色のシールが貼られている場合は偽物です。

シールの文字が手書きで書かれている

販売日は数字がスタンプで捺されています。発売日の後にある販売店を表すアルファベットは、あらかじめシールに刻印されています。ヴィンテージ品で稀に販売日が手書きで書かれているものがありますが、販売日の数字が手書きで書かれている場合は、偽物である可能性が高いと考えていいでしょう。

シャネルのブティックシールについて詳しくはこちら↓
シャネルのブティックシールとは?剥がしても問題ないのか解説

素材・におい・質感

偽物には、シャネルでは使われていない粗悪な部品が使われていることがあります。特に安い合皮素材が使われた偽物は、本物と違ってしっかりとした固さが感じられません。マトラッセシリーズなどに使われているラムスキンも柔らかな質感が特徴ですが、しなやかさや厚みが合皮素材とは異なります。

キャビアスキンであれば、重量のあるどっしりとした作りが特徴です。持ったときに軽かったり柔らかかったりする場合は偽物と考えてよいでしょう。合皮独特の薬品のようなにおいがする場合もあります。

縫い目が歪んでいたりほつれた糸が飛び出していたりするなど、いい加減な作りをしているものがあれば偽物の可能性があります。重量感のない雑な作りのファスナーが使われていないかという点も重要なチェックポイントです。

実物を手に取って確かめられるのであれば、変なにおいがしないか、作りがしっかりしているかを確認しましょう。

偽物か本物か見分けられない場合は?

偽物か本物か見分けられない場合は?

  • ✔︎ 購入を見送る
  • ✔︎ 買取査定を依頼する

現在所持している製品や購入を考えている中古品が本物のシャネルの製品か分からない場合は、購入を見送ったり、買取査定を依頼したりしましょう。

購入を見送る

信用できない店で商品を購入することは控えましょう。偽物を扱う業者と関わった場合、購入の際に使ったクレジットカード番号や名前などの個人情報を悪用されるリスクもあります。不要になった際にフリマサイトなどで売って偽物であることが発覚し、トラブルに巻き込まれるケースもあります。

買取査定を依頼する

既に所持しているアイテムが本物か分からない場合は、ブランド品の買取実績の確かなリサイクルショップに買取査定を依頼しましょう。プロの査定員による確かなチェックで真贋を見極めてもらえます。複数の買取店から基準外の製品と言われたり買取を断られたりした場合は、偽物である可能性が高い製品です。最近では無料でオンライン査定や出張買取、宅配買取を行ってくれる買取業者もあります。

まとめ

シャネルの製品は世界的に人気が高く需要があることから、偽造品を販売する悪徳業者が後を絶ちません。シャネルを本物か見極めるポイントは6つです。

ギャランティカードでは文字のフォントや誤字、ホログラムなどで見極めます。シリアルシールやロゴでも同様に、文字のフォントが本物と同じであるかを確認しましょう。金属が粗悪品出ないかを確認するのも大切です。基本はマイナスネジが使われており、YKKのファスナーは使用されていないため、本物か確かめる際は確認してください。

本物か分からない場合は、購入を見送るか買取査定を依頼しましょう。トラブルに合わないためにも、偽物は購入しないことをおすすめします。

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