- 着物
- 2025.04.09
古着になった着物の買取方法は?中古品でも高く売却するポイントを解説!

「古着になった着物は、買い取ってもらえないのでは?」といった不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
このような不安から、長年大切にされてきた着物を、買取に出さず捨ててしまう方も少なくありません。
しかし、そういった着物も買取してもらえる可能性があり、ときには高く売却できることもあります。
この記事では、古着になった着物の買取方法と、中古品でも高く売却するポイントを紹介します。
記事を読み終えると、古着の着物買取に関する疑問が解消しますので、ぜひご覧ください。
古着になった着物でも買取の需要はある

「古着になった着物は買取需要がないのでは?」と、疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。
しかし、以下の理由から、古着の着物でも買取需要はあります。
・そのまま再販するため
・生地で再販するため
・リメイク品にするため
・レンタル着物として活用するため
それぞれの理由を見ていきましょう。
そのまま再販するため
買い取った着物をそのまま再販する方法は、最もイメージしやすいのではないでしょうか。
古着の着物であっても、保存状態が良ければ、買取後に再販されます。
とくに、有名ブランドの着物や、人気の色や柄の着物は、高額で取引されることも珍しくありません。
そのまま再販する場合、買取後にクリーニングや修復などをしたうえで、次のお客様に販売するのが一般的です。
買取時の保存状態が良い場合、クリーニングや修復にかかるコストが下がるため、その分買取価格が上乗せされることもあるでしょう。
生地で再販するため
着物にかなりの損傷や汚れがある場合、その部分を裁断して取り除き、残りの部分を生地として再販するケースもあります。
着物の生地には、独特の染めや織りの技法が使われていることも多く、生地自体にも価値があります。
とくに、和風の雑貨や小物を製造・販売している業者からの需要があるため、十分利益を見込めるのです。
リメイク品にするため
買い取った着物を、そのまま着物として再販するのが難しい場合、リメイク品にして再販することもあります。
たとえば、着物の生地を取り入れた洋服・バッグ・アクセサリーを目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
着物の柄や刺繍を活かしながら、現代のニーズに合ったアイテムに生まれ変わらせるのは、素敵ですよね。
そのようなリメイク品には、実は古着の着物の生地が使われていることもあるのです。
レンタル着物として活用するため
買取後の着物は、レンタル着物として活用されることもあります。
着物がレンタルされるシーンとして挙げられるのが、お宮参り・入学式・お祭り・観光などです。
とくに、昨今のインバウンド需要に伴い、訪日外国人向けの着物レンタルの需要が高まっています。
インバウンド需要は今後も増加すると予想されており、古着の着物についても、安定した需要が見込まれるでしょう。
古着の着物はどこで売れる?買取方法は?

古着の着物には上記のような需要があるため、買取に出すのがオススメです。
それでは、具体的にどこで売れ、どのような買取方法があるのでしょうか?
買取してもらえる主な場所や方法として、以下5つが挙げられます。
・リサイクルショップでの買取
・質屋での買取
・着物の買取業者への持ち込み
・宅配買取
・出張買取
それぞれの特徴を見ていきましょう。
リサイクルショップでの買取
リサイクルショップは店舗数が多く、予約が不要なことがほとんどです。
ご自身の空いている時間に着物を持ち込めば、すぐに査定をしてもらえる可能性が高いでしょう。
一方で、リサイクルショップでは衣類・家具・家電・本など、幅広い品目を買取している店舗が多いものです。そのような店舗では、着物の作家やブランドなどを評価してもらえず、購入からの年数や状態のみから判断されてしまうこともあります。
着物を衣類の一部として買取している場合、1枚あたりの重量で査定されてしまうこともあるでしょう。
質屋での買取
質屋と聞くと、お品物を預けてお金を借りるイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
質屋の基本的なサービスは上記のとおりですが、なかには、買取サービスを展開している店舗も存在します。
着物買取を依頼する場合、お品物を店舗に持ち込んで査定をしてもらい、査定額にご納得できればお支払いとなるのが、一般的な流れです。
予約不要の店舗も多いので、気軽に利用できるでしょう。
一方で、質屋は本来、預かったお品物の代わりにお金を融資する業者であるため、着物に精通した査定士が少ないところが懸念点です。
店頭買取
「店頭買取」は、売りたい着物をお客様ご自身で買取専門店の店舗へ直接お持ち込みいただく、最もシンプルな買取方法です。
店頭買取の魅力は、専門知識のある査定士に、気軽に質問や相談ができる点です。
着物の価値や査定額の理由、お手入れ方法など、気になることをその場で査定士に直接確認できます。
また、着物の「中古市場における需要」「保存状態」「産地」「ブランド」「作家」など、あらゆる観点から価値を考慮したうえで査定額が決まるため、安心して査定を依頼できるでしょう。
駅の近くなど、立ち寄りやすい便利な立地の店舗もあり、お買い物のついでやお出かけの際に、お気軽にご利用いただけるのも魅力です(※店舗の場所は事前にご確認ください)。
査定額にご納得いただければ、多くの場合その場で現金を受け取れるため、「すぐに現金が必要」という方にもスピーディーに対応できます(※店舗や金額、時間帯によりお振込みとなる場合もございます)。
一方で、ご自身で店舗まで持ち運ぶ手間がかかってしまう点は、デメリットといえます。とくに、たくさんの着物をまとめて売りたい場合や、お近くに店舗がない場合には、ご負担に感じられるかもしれません。
宅配買取
「宅配買取」は、売りたい着物を箱に詰めて買取業者へ送るだけで、査定から買取までが完了する、非常に手軽で便利な方法です。
お住まいの地域に店舗がない方でも、日本全国どこからでもご利用いただけます。
査定士と直接顔を合わせる必要がないため、「対面でのやり取りは少し苦手」という方にも、お気兼ねなくご利用いただけます。忙しい方でも、ご自身の都合の良い時間に梱包・発送作業ができる点も魅力です。
福ちゃんの宅配買取は、送料や査定料はもちろん、梱包用の宅配キットも無料でお届けしています。お客様にはご負担なく、簡単便利にご利用いただけます(※返品の場合、原則着払いでお客様負担となります)。
※現在、福ちゃんの宅配買取による「着物の新規受付を停止」させていただいております(再開時期は未定です)
ただし、ご自身で着物を丁寧に梱包する手間がかかる点には注意が必要です。さらに、お品物を送ってから査定結果の連絡、そして入金までに数日程度の時間がかかる点は、他の方法と比べるとデメリットといえるでしょう。
出張買取
着物の買取方法として、「店頭買取」や「宅配買取」はよく知られていますが、『出張買取』という便利な選択肢があるのをご存知でしょうか?
「出張買取」とは、プロの査定士がお客様のご自宅まで直接伺い、その場で着物を査定するサービスのこと。お客様にしていただくことは、基本的に売りたい着物をタンスなどから出しておくだけです。
着物を苦労して店舗まで運ぶ必要もなく、最小限の準備で査定が受けられる「手軽さ」が、多くの方に選ばれている理由の1つ。さらに、査定額にご納得いただければ、その場で現金を受け取れる(※)という「スピーディーさ」も大きな魅力といえるでしょう(※高額のお取引などの場合は、安全のためお振込みとなることがございます)。
【福ちゃんでも出張買取を承っております】
いくら出張買取が便利とはいっても、「自宅に知らない人が来るのは、やっぱり少し不安」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。とくに初めてのご利用では、緊張されるのも当然ですよね。
お客様に心から安心してご利用いただくため、「福ちゃん」では、3つの買取方法(店頭買取・宅配買取・出張買取)すべてで、お客様に寄り添った丁寧かつ誠実な対応を徹底しています。
福ちゃんの出張買取であれば、着物の専門知識が豊富な査定士がお客様のペースに合わせて査定を進めます。もちろん、出張料・査定料・キャンセル料などは一切無料ですので、費用の心配もご不要です。
「まずは話だけでも聞いてみたい」「こんな状態でも大丈夫?」など、ご不安な点や疑問も含めて、どうぞお気軽に福ちゃんへご相談ください。
お客様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。
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古着屋で着物の買取はできる?

上記で紹介した買取方法のほかに、古着屋での買取をお考えの方もいるかもしれません。
古着屋でも買取してもらえることもありますが、以下の点には注意が必要です。
・古着屋は買取価格が低め
・重量査定の場合もある
それぞれについて詳しく解説します。
古着屋は買取価格が低め
古着屋は、残念ながら着物の買取価格が低めです。
これは、古着屋の再販経路が関係しています。
先ほど紹介した着物の買取業者は、複数の再販経路を持っていることがほとんどです。
一方で、古着の販売・買取を行っている古着屋では、買い取った着物の再販経路が「運営している店舗のみ」であることも少なくありません。
そのため、買い手がつくまでは在庫をすべて店舗で抱えることになり、テナント管理費や光熱費などがかさみがちです。
こうした管理コストがかさむ分、買取価格が低くなってしまうのです。
重量査定の場合もある
古着屋では、着物を一般的な洋服と同じ「衣類」として取り扱う店舗も存在。そのような店舗では、着物を重量のみで査定されてしまうことがあります。
着物は、有名な作家・ブランド・産地のものがあり、その価値が正確に評価されれば高額買取となることもあります。しかし、重量査定ではそのような点は評価されず、損をしてしまう恐れがあるでしょう。
着物を高く買い取ってもらいたい場合、重量ではなく作家やブランドの観点から査定してくれる古着屋を探すか、古着屋以外で買取してもらう必要があるかもしれません。
古着でも高く売れる着物もある

「古着の着物を買取に出しても、高く売れないのでは?」と疑問に思われる方もいるでしょう。
しかし、古着でも高く売れる着物もあります。
高価買取を狙える着物の特徴は、以下のとおりです。
・有名な産地・有名な作家が手掛けた着物
・証紙や落款のある着物
・保存状態が良い着物
さっそく詳しく見ていきましょう。
有名な産地・有名な作家が手掛けた着物
古着の着物であっても、有名な産地・有名な作家が手掛けた着物は、買取額が高くなる傾向です。
有名な産地の例として、「大島紬」の発祥地と知られる鹿児島県の奄美大島、「結城紬」が作られる茨城県結城市や栃木県小山市などが挙げられます。
そのほかに、「西陣織」で知られる京都の西陣地域も有名です。
有名な作家については、友禅染の第一人者として知られる「木村雨山」氏や、江戸小紋の分野で人間国宝に指定された「小宮康孝」氏が例として挙げられます。
証紙や落款のある着物
証紙や落款のある着物も、高価買取を狙いやすいでしょう。
証紙とは、着物が一定の品質基準や審査を満たすことを示す、証明書のようなものです。
有名産地の着物には、着物本体とは別に証紙がついていることがあります。
落款は「落成款識(らくせいかんしき)」を短く略した言葉で、着物に押された印鑑や刺繍のようなもののことです。
証紙は有名産地の着物についてくることが多いのに対し、落款は、有名作家の着物に多く見られます。
保存状態が良い着物
着物の保存状態は、買取価格を大きく左右する要素です。
染みやカビが見られない、状態の良い着物であれば、高価買取も期待できるでしょう。
とくに、天然素材として知られる「絹」を使用した着物は、着物の生地のなかでも傷みやすいので注意が必要です。
絹は、直射日光に長時間当たると色焼けの原因となり、通気性が悪い場所で保管するとカビにつながります。
高価買取のためには、直射日光の当たらないタンス内で、たとう紙に包むなどして大切に保管することが大切です。日頃からの適切な保管が、着物の価値を守り、高価買取へとつながる鍵となります。
ここまで見てきたように、古着であっても、有名な産地や作家の作品であること、証紙や落款がついていること。そしてなにより、保存状態が良いことなど、さまざまな要素によって着物は高く評価される可能性があります。
もしかすると、ご自宅のタンスに眠っているその着物にも、思いがけない価値が秘められているかもしれません。
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中古の着物でも高く買取してもらうポイント

ご自身でいくつかのポイントを意識していただくことで、中古の着物を高く買取してもらえる可能性が高まります。
具体的なポイントは、以下の2つです。
・においを消しておく
・染み抜きや洗濯は避ける
それぞれについて解説します。
においを消しておく
着物の染みやカビだけでなく、においも査定額を左右するため、できる限り消しておくことが大切です。
ご自宅でお手入れする場合、風通しの良い日陰で半日ほど干すだけでも、においをある程度取り除けます。
その際、着物に直射日光が長時間当たると、色が褪せる原因となるため、必ず日陰で干すようにしましょう。
ご自宅でお手入れをしても効果を感じられず、においを消してから買取に出したい場合、プロに任せる方法もあります。
着物専門のクリーニング店では、丸洗いの際にオゾンによる除菌・脱臭をしてくれることがあります。オゾンを使用した丸洗いによって、頑固なにおいも取り除ける可能性がありますよ。
染み抜きや洗濯は避ける
無理に染み抜きをすると、かえって状態が悪化してしまうこともあるので、避けたほうが無難です。
高く売れそうな着物を査定前に染み抜きしたい場合、ご自身では行わず、着物専門のクリーニング店の利用を検討したほうが良いでしょう。
洗濯についても、シワになったり生地を傷めたりする可能性があるため、避けるのが基本です。
ただし、綿などの比較的安価な素材を使った着物であれば、洗濯しても問題ない場合もあります。
洗濯するときは、水と少量の中性洗剤を入れた桶で着物をつけ置きし、押し洗いをします。その際、強く擦ったり揉んだりせず、優しく洗いましょう。
※上記の内容は、あくまでも参考情報です。お手入れに際して、なんらかの損害が発生した場合でも、当方は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
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まとめ

本記事では、古着になった着物の買取についてご紹介しました。
古着の着物は、そのまま再販されるだけでなく、レンタル用やリメイク素材としても活用されるなど、幅広い需要があります。
古いからといってそのまま捨てると、損をしてしまう恐れもあるため、まずは買取に出してみるのがオススメです。
買取方法は複数存在し、そのなかでも高価買取を狙いやすいのが、着物の買取業者に依頼する方法です。
そのような業者には、着物の専門知識に富んだ査定士がいるため、お品物の価値を見極めてくれます。
福ちゃんにも、着物に精通した査定士が多数在籍しておりますので、業者選びでお悩みの際はぜひご相談ください。